昨晩、金八先生を「見納め」。
そう、日本を発つということは、連ドラともお別れということになるのだ。前回の旅から帰国したのが昨年九月末。ちょうど十月改編の連ドラのスタート時季であった。そしてこのクールは、仕事をしていた頃にはほとんど縁のなかった連ドラなんぞを見たりして、テレビの虫になっていたのである。『水曜日の情事』、『スタアの恋』、そして『3年B組金八先生・第6シリーズ』……。いわゆる「不倫モノ」を面白く見れるようになってしまった自分に驚き、「スター女優とリーマンの恋なんてあるわけないじゃん」と言いつつ最終回で「ひょっとして?」と罠にハマり、病んだ時代の教育現場に思いを馳せる、そんなヒマ人な三ヶ月であった。
なかでも『金八先生』はよかった。といってもこれは2クール連続のようで、引続き卒業シーズンまで放送するようだ。その年明け一回目の放送が昨晩あったというわけ。ドラマの舞台である桜中学校と坂本家では、新年早々問題が山積。これから一段と目を離せない展開となりそうだ。しかも、たのきんトリオ出演時代からの「金八フリーク」を自認するマユゲ兄オススメの第5シリーズを、レンタルビデオで借りて全10巻ブッ通して見るなど、「前回までのあらずじ」を把握したところだけに、続きを見られないのが何とも残念である。(第5シリーズは確かに秀逸であった。マユゲの感動ドラマベスト10で『愛という名のもとに』を抜き、『白線流し』に次ぐ第二位にランクイン)
それは仕方ないとして。今日また新聞のテレビ欄をなんとなく眺めていたところ、とある枠に目がとまった。
| 00[S] | [字]金曜エンタテイメント新春ドラマ特別企画
「スチュワーデス刑事6・ウィスラー〜沖縄〜バンクーバー、愛と殺意の白い恋人たち…大食い美人スッチーと推理するカナダスキーリゾート殺人事件!」
財前直美 水野真紀 木村佳乃 村田雄浩 西岡徳馬ほか
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おいしげなキーワードを性懲りもなく羅列するベタなタイトル。三年前のマユゲであったら、おそらく一瞥もくれなかったであろう。しかし今回はその相変わらずのくどさに苦笑しつつも、しっかりと読んでしまった。数えてみると、琴線に触れるキーワードが少なくとも七つある。
むむー。人間、情報感度の張り巡らしかたひとつで、見えてくるものがこうも変わってくるか。やはり常にいろいろなものに興味を持ち、ワイドな視野を保たねば。出発を前に改めて自らを諌めるマユゲであった。
しかし何故、世のおばさま方はこんなにも「殺人事件」が好きなんだろうか……。
2002年01月11日(金)
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