diary/column “mayuge の視点
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国際運転免許証取得

 明けました。

 いよいよ2002年。出発を一週間後に控え、今日は国際運転免許証(International Driving Permit)の手続きへ。この国際運転免許証というのは有効期間が一年間とのことなので、カナダでめいっぱい使えるようにこうしてギリギリまで待っていたのだ。

 マユゲは神奈川県民なので、横浜の二俣川にある運転免許試験場へ足を運ぶ。心なしか若い人が多く見受けられる試験場周辺。建物の入口横に献血コーナーを見つけ、最後にここを訪れたときの記憶がふと甦る。そう言えばあのときここで「初めての献血」をしてヤクルト飲んだっけ。当時は十八歳か。思えばそれはもう十年も前の話。この十年間で果たして俺はどれだけ成長したんだろう? …………。わかんない。

 気を取り直して建物の中へ。現在保有している日本の運転免許証がこの九月に期限切れとなるため、まずはこちらの事前更新手続きを行う(いわゆる「カキカエ」です)。まず申請書をもらうのに列に並び、次に印紙を買うのにまた並ぶ。続いて適性検査(視力のテスト)の列へ。ひとつひとつの手続きのためにいちいち列に並びなおすというのは、いかにも「お役所的」でカッタルイもの。でも、こんなにも多くの人が毎日毎日やってきては並びまくるだけに、結局これが一番間違えのない方法なんだろう。さらに写真撮影で並んだら、三十分間の講習を受けて手続き終了。

 しかし講習後に渡された免許証を見て愕然。今まではいわゆる「ゴールド免許」だったのが、ブルーの「超フツー免許」になっているではないか。これって何かの間違い? さっそく案内所で問い合わせる。すると、これまた「お役所的」青い作業着を羽織ったお姉さんがコンピューターのキーボードを叩く。照会結果を画面で確認したお姉さん曰く、「平成10年9月に駐車違反やってますよね?」。そうか。そう言えばやってました、わたし。しかもその「唯一の汚点」の日付は、実に二十五歳の誕生日であった……。

 またまた気を取り直して本題の国際免許受付へ。ここでの手続きはいたってカンタン。パスポートと運転免許証を見せて、写真(縦横50×40mm)と2,650円分の印紙を貼った申請書を提出する。するとものの五分で名前を呼ばれ、できたてホヤホヤの国際運転免許証が渡された。モノ自体は三つ折りになった厚紙で、大きさは文庫本程度。観音状の表紙を開けると、先ほど提出した写真が貼り込まれ、その上に刻印が押されている。この写真の下に署名をすれば、本日から一年間有効になるそうだ。

 そこで帰宅してきた今、さっそく署名をしたというわけ。懸案の国際運転免許、これでよし、と。


---ちなみに---

 神奈川県在住で今後(日本の)自動車運転免許証をカキカエされる方へ。なんでも、「県民の負担を少なくするために」という主旨の法改正によって、申請者は事前に写真を用意する必要がなくなったとのことです。がしかし、これによりマユゲが用意していった小奇麗なネクタイ姿の写真の使用は敢え無く却下され、その場でユニクロ・フリース&中途半端なヒゲ面のまま、実物以上に人相の悪い写真を撮られました。マユゲの前に並んでいた「西郷さん」(申請書をチラっと見たところでは昭和50年1月生まれ)という女の子は、まるでそれを予想していたかのように、ブラックのニット&パールのネックレスで上品な上半身を演出し、やわらかなスマイルを浮かべつつ写真に収まっていたのであった……。

 むむー、さすがは女。

2002年01月07日(月)

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