DOTFAMILYの平和な日々
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2011年02月16日(水) 片付け読書ノート2: 密室+アリバイ=真犯人 ミステリー傑作選40

日本推理作家協会編、講談社文庫
2002年2月15日第1印発行
ISBN4-06-273316-1

BOOK-OFF \350という値札が貼ってあるから、これは誰かから貰ったものだろう。

アンソロジーは結構好きだ。知らない作家の作品が気に入って、そこからその作家の本を買って読んでみる・・・ということは、実はあまりない。大抵の場合、ああ、面白かった、でおしまいである。でも、時々「おお、これは面白いじゃないか!」という作品に出会うこともある。でもまぁ、私は基本的には長編が好きだから、アンソロジーはほとんど買わない。日本に住んでいた時にはよく読んだ。バスや電車の中で読むのに短編は手頃だからだ。今でも日本に帰る時には買うけど・・・最近、帰らなくなったなぁ。

で、この本、期待しないで読んだのだが、面白かった。1つ(時効を待つ女)を除いて、全部面白かった。知らない作家も1人いたが(野沢尚)、この人の作品も面白かった。

短編集だから凝ったトリックはない。犯罪が起こらない話もある。犯罪が起こっても、話の中心ではない作品もある。だから、推理小説として読むとちょっと物足りないかもしれないけど(短編だから当然ではある)、短編小説集として読むぶんにはとても面白い。

さて、私が気に入らなかった作品について、解説にはこの作者は『殺人の加害者と被害者、反抗の動機、として手口という、いわばミステリーを構成する主要な部分とは別のところで、読者を罠にかける。』と書いてある。でも、ミステリーの主要な部分がなくて、別のところで罠にかけてもしょうがないだろう?しかも、既に他の作家が使ったことがあるのと同じ手口で。

えっ、これってどこがミステリー?と思う小説であっても、ストーリーそのものが面白ければ、それはそれでやはり楽しい。でも、話は面白くない、トリックは無い、もしかしてこれがトリック?という部分は既に他の作家が使った手口、というのはなぁ・・・この手のアンソロジーはミステリー・ファン以外も読むのだろうけど、それでもやっぱりこういうのを「ミステリー傑作選」に入れるのって、読者を馬鹿にしてません?

とはいえ、9つの内8つが面白いというのは、かなり当たり本なのだろう。


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