DOTFAMILYの平和な日々
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| 2011年02月15日(火) |
DOTMANの能天気な日々:マッスル・ジム |
ロス・アンジェルスのベニス・ビーチにマッスル・ジムという名所がある。バーベルやダンベルなどのフリー・ウエイトが置いてあるただのジムである。普通のジムと違うところは、それが屋外(ビーチ)にあり、ケージで囲まれていて、見物人が座るための段になった座席まである(ま、これはボディ・ビルディングのコンテスト用の座席なんだけど)という点である。10ドル払えば、誰でもそこでトレーニングをすることができるのだが、実際は、よほど身体に自信がないと入らない。何しろ見物人が多いのだ。女性達がカメラを構えて見物している。私もアメリカに来てわりとすぐ、友人と一緒に見物に行った。筋肉ムキムキのお兄さんやおじさん達がトレーニングをしていた。
笑えるのが、真剣にトレーニングをしているように見える人達が、カメラを向けると自分の筋肉が一番良く見える向きで、フレックスしたまま、シャッターを押すまで止まっていてくれるところだ。まるで観客の事など気にしていない様子なのに、実はしっかり見ている。
先日、愚息の友人が誕生日にそこに行ってトレーニングをしてみたい、と言い出したそうだ。筋肉ムキムキの子ではなく、普通の子である。でもほら、誕生日だから、何か変わったことがしたかったんだろう。誰でも入れるのだから、問題は無い。という訳で、愚息も誘われて数人で行ってみたそうである。
週末だったので、見物人は結構いたらしい。そして、これは中々凄いではないか!という男性達が、競泳用の水着スタイルで筋肉を見せびらかしながら、黙々と、しかも時々カメラに向かってポーズをとりながらトレーニングをしていたそうである。
愚息達は、最初はシャツを着たままやっていたらしいのだが、「せっかくマッスル・ジムまで来て、シャツを着たままトレーニングはないだろう!」ということになり、まず、愚息が上半身裸になり(さすがに水着姿にはならない・・・というか、愚息は競泳用の水着なんかもっていない)、友人達も次々にシャツを脱いで、貧弱な身体を観光客に晒しながらトレーニングをしたそうである。
ま、度胸は認めよう。
話は変わるが、愚息はコーヒーを飲まない。カフェイン・アレルギーとかそういうのではなく、ただ単に味が好きではないからだ。が、その日はジムに行く前に皆でお食事をし、その時にターキッシュ・コーヒーを飲んだそうである。コーヒー好きな友人達が「おいしいけど、かなり濃いね。」と言っていたというそのコーヒーを飲んだ愚息は、突然ハイになってしまったそうだ。飲みなれていないヤツにはカフェインは効くのだ。
カフェインがウエイト・トレーニングにどれだけ効果があるのかはわからないが、気持ちが高揚することは確かだろう。私が若い頃、テストの一夜漬け勉強をする前に、眠くならないようにとカフェインを多量に摂取した友人が、じっとしていられなくなって、外に出て朝までキャッチボールをし、テストは散々だったということがあった位だ。(私は小さな頃からコーヒーを愛飲しているので、カフェインは全く効かない。寝る直前にコーヒーを飲んでも、問題なく眠れる。)で、高揚した愚息は、筋肉ムキムキの人達に混じって、黙々とトレーニングをやったそうである。(ま、彼の場合、高揚してなくてもやりますけどね。)
筋肉をいうのは、トレーニングをしているとだんだん見えるようになってくるものなんですな。私の腕はふにゃふにゃである。力瘤を作ろうと力んでみてもそんなもの全然出てこない。が、腕のトレーニングをやっていると、2セット目の終わり頃から、腕を曲げると抵抗を感じるようになる。二の腕が固くなって来て、小さいながらも力瘤らしきものが現れる。愚息も普段はぽっこりしたお腹をしているのだが、トレーニングをやっている内に腹が割れ、胸が盛り上がり、肩がいかり・・・カフェインによる高揚感も手伝って「俺の筋肉もそんなに負けてないじゃないか。」と自己満足とともに自分の筋肉に見とれながら、ゆっくりと筋肉を動かしたそうである。
普通のジムなら、アホ丸出しである。が、マッスル・ジムなんだから、そういうのもアリかもしれない。すると・・・何を勘違いしたのか、愚息の写真を撮る人達が出てきたそうである。
「あぁ、気持ちよかった!」と満足して帰ってきた愚息は、慌ててラーメンをかっこんで、バイトに出かけて行った。
君、そのラーメンを止めれば、普段から筋肉が見えるようになると思うよ。
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