DOTFAMILYの平和な日々
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先日、乳癌検査の話を書いたから、ついでに腸癌検査の話も書いておこう。これも去年の12月の話。
アメリカでは50歳を過ぎると10年に一度、腸癌検査を受けることになっている。腸癌検査というのは、お尻の穴からカメラを突っ込んで、癌が無いかどうかを検査するらしい。ポリープが見つかれば、ついでに取り除いてしまうらしい。ダンナは数年間前にやった。それ程痛くはなかったそうだが、とてもじゃないが快適とは言えなかったらしい。麻酔を打ったか飲まされたかしたらしいが、全く眠くならなかったそうである。で、私は・・・主治医から再三言われていたのだが、逃げ回っていた。でもまぁ、いつまでも逃げているわけには行くまい。
それにしても、歳を取るというのはメンドウなことだなぁ。あれこれ検査をやらされるは、予防接種は受けさせられるは・・・前回医者に行った時は、インフルエンザと百日咳と狂犬病の予防注射をされた。インフルエンザはともかく、百日咳と狂犬病の予防注射なんて、これまでやったことないぞ。自分のためなんだから、文句を言う筋合いではないのだが・・・
で、腸癌検査である。まず、専門医の所に説明を聞きに行く。そこで、お決まりの体重測定とか血圧検査とか、問診があって、検査についての説明を受ける。検査の前日は絶食である。そして、夜8時に薬を飲む。当日は午前3時(3時だぜ、3時)に再び薬を飲み、午前6時に病院へ行く・・・そうである。検査は午前7時から。どれだけ時間がかかるかは、人によって違うからわからない。麻酔を打つので、自分で運転して帰ることはできないので、運転手を連れてくるように、との事であった。
絶食と言っても、何も口に入れてはいけない訳ではない。水は好きなだけ飲ん良いし、透明な飲み物(具なしのコンソメ・スープやアップル・ジュース、それからお茶)は飲んでも良い。要すると、腸を空っぽにすれば良いのである。が、具なしのコンソメ・スープなんて飲む気にならないから、お茶とアップル・ジュースで凌いだ。アップル・ジュースはカロリーが高いので、特にお腹が減った、とは思わなかった。が、自分が食えないのに料理をする気にはならないので、検査の前々日、ダンナと愚息に宣言した。
明日、母さんは何も食べることができないので、食事は作りません。 母さんの前で何かを食べることも禁止です! お腹が減ったら勝手にこっそり食べるように。
絶食は良いのだが、飲まなくてはいけない薬には参った。粉の薬を1リットルのぬるま湯で溶き、1/4量を15分毎に飲む。これがマズイ!吐きそうになる位マズイ!水なら250ミリリットルくらい軽く一気に飲み干せるのだが、これは飲むのに時間がかかる。そして、飲み終える毎に水を500ミリリットル飲む。やっと飲み終えたと思ったら・・・ほぼ15分経っている。1時間に渡る拷問である。これを2回もやるのだ。たまらんよなぁ。「一回やったら後10年はやらなくていいんだ。」と自分に言い聞かせながら頑張った。でもこれ、10年に一回でもイヤだ!
二回目は当日の午前3時に薬を飲み始め、飲み終わったら4時。30後にガスを抜く薬を飲まなくてはならないので、眠るわけにはいかない。しかも、6時には病院に行かなくてはならないのだから、ガスを抜く薬を飲んだ後も眠れない・・・これも辛い。が、病院に行けばベッドに横たわったままなのだから、そこで眠ればよかろう。で、ダンナに病院に連れて行ってもらった。
検査の前の準備室には移動ベッドが4つ並んでいた。この部屋の更衣室で服を脱いで、あの患者服(後ろが開いてるヤツ)に着替える。看護婦さんが脱いだ服を透明のプラスチックの袋に入れ、バッグと靴とともにベッドの下の棚に置いてくれる。検査室にはこのベッドのまま運ばれ、検査が終わるとそのまま回復室へ移動する。脱いだ服や靴もベッドと一緒に移動する・・・これは中々便利なシステムだな。
それにしても寒い。ベッドに横たわると暖めた毛布をかけてるれるのだが、そんなの直ぐに冷えてしまう。どうしてこんなに部屋の温度を低く設定してあるのだろう?多分、何か理由があるんだろうな。大学のコンピュータ教室がやたら寒かったのと同じように・・・先生がデブなのか?
ここで腕に針をさされて点滴を始める。(何故点滴なんて必要なんだ?)で、ベッドのまま検査室へ。検査の部屋には棚の上とベッドの横にモニタが置いてある。これで腸の中を見るのだな。私も見ようっと、と思って、よく見えるように体をずらす。しかし、この部屋も寒い。ソックス履いたままで良かった。
医者が入ってくる前に、麻酔を打たれる。打たれるといっても、点滴チューブに麻酔薬を注入するだけだから、痛くは無い。テレビでよくやってるように「では、10から逆に0まで数えてください。」なんてことは言われない。でも、麻酔を打たれたのだから、検査が始まるのだな。痛かったらイヤだな。でも、自分の腸の中を見られるなんて、滅多にないのだから、しっかり見なくては・・・と思っていたら、次の瞬間、見慣れない部屋にいた。
爆睡してしまったらしい。医者の顔も見ていない。痛いも不愉快も何もあったもんじゃない。もちろん、自分の腸の中もチラリとも見ていない。でも、帰りに移した写真のコピーをくれた。ポリープが1つだけ発見されたようである。でも他は、中々綺麗な腸内であった。
2週間後に検査の結果を聞きに行った。腸内にポリープがあるというのは珍しいことではないそうだ。このポリープというのには二つ種類があって、1つがほっといたら大きくなるだけのもの。もう1つがほっておくと癌になるもの、だそうである。ほっといたら大きくなるだけのものであれば、それ程心配はなく、10年に一度の検査で良いらしい。癌になるものだと、また同じポリープができた時、癌になる前に取り除かなくてはならないので、5年後にもう一度検査をするそうである。で、私のは・・・
形が微妙であったらしいが、もしかしたら癌になるかもしれない種類のポリープであった。もちろん、そのポリープは取り除いてもらったのだが・・・5年後にもう一度検査をしなくてはならない。検査そのものは良いんだけどさ、寝てるから。でも・・・5年後にまたあの薬飲むのかよ。
5年後にはもっとおいしい、あるいは味が無い薬が出来ていることを願う!
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