堀井On-Line



2890、失われし人々の祈り ー膨張するロシア正教

2009年03月04日(水)

 「揺れる大国 プーチンのロシア
   失われし人々の祈り ー膨張するロシア正教」  NHKスペシャル3月1日放送
 ーまずは内容から ・NHKのHPよりー
強い国家を目指すプーチン時代に、新たな役割を担い、完全復活を遂げているのがロシア正教だ。
格差が広がるロシアでは庶民の荒廃が猛スピードで進み、各地の教会には連日悩みを抱えた人たちが殺到している。
極寒の12月、モスクワ市の繁華街の教会では、ホームレスや年金生活者が給食サービスに列をなしていた。
また教会の救済講座には、家族を捨て犯罪に走った中小企業の元経営者や、生きる望みを失ったソ連時代の
著名科学者らが神に助けを求めてもがいていた…。さらなる求心力の強化を狙う政権側は、このロシア正教に接近。
教会側も、小学校での愛国道徳教育や独自メディアを使った大量布教を目指してまい進している。
番組は、ロシア正教に救いを求める庶民たちに完全密着し、人々がロシアの伝統に回帰し、
強い国家を求め始めている現実をルポルタージュする。
 ーー
「プーチンのリスト」の続編である。
今回は、共産主義というイデオロギーを失った庶民の心の支えを支援するため、
プーチンはロシア正教に接近し大量布教を推し進めている。
イスラエルにユダヤ教、アメリカにキリスト教、インドにヒンドゥ教、アラブ諸国にイスラム教、
タイに仏教という国教的な宗教が必要である。ロシアにはロシア正教があったのである。

ここで新しい時代に適応できなかった何人かの男と、その家族の苦悩を追っていた。 
冷戦終了後のロシアや東欧諸国で、旧体制のエリートが適応できなくなり、精神疾患やアル中に
なるケースが多いとは聞いていた。 ロシアではアル中で男の平均寿命が59歳。
そのアル中の何人かが教会の支援で立ち直った姿と、その後の葛藤を克明に映し出していた。
適応できない老人が、「ソ連時代は良かった」と何度も呟いていたのが印象的。
自由は、自由の刑といわれるほど、「選択と、責任という重い結果」が待っている。
自由主義に適応できない大衆にとって、社会主義を懐かしむのも理解できないこともないが。
国家は強くなくてはならない、というプーチンの信念は国家のトップとして正しい。
パスポート無しで国外に放り出されれば誰もが分かることであるが、突き詰めると、国家なのである。
次に家族、そして、自分である。 ジプシーなどの国家のない民族の悲哀をみれば理解できること。
新しい国家への生れ変ろうと模索しているロシアと、その混乱の中で翻弄される国民の姿を
冷静な目で捉えていたが、日本の将来の暗示も多くあった。 単一?民族に、多宗教の国の日本。
 道州制度も真剣に考えなければならない時期である。

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2526, 閑話小題
2008年03月04日(火)

 *サブプライムローンと毒入り餃子*
タイミング的に丁度良く、サブプライムローンと毒入り餃子問題が重なった。
悪質な不良債権(毒)をミックスした債権を餃子とみると、あまりに似た問題である。
それもサブプライムはアメリカの格付け機関の保障入りで、世界の金融機関にばら撒かれており、
気づいていないところが多いから始末が悪い。サブプライムローンの問題をキッカケに、
アメリカにとっての生命線のドル本位制への不信が拡大、ドルの暴落はさけてとおれない。
これに変わって資源本位制度というキーワードが出てきているが、その資源の乏しい日本は大きな岐路に立たされる。
中国の冷凍餃子も中国当局が事の重大さを認識してないことが問題を更に拡大することになる。まあ、どうなることか?
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 *そういえば、去年の昨日は、次男の結婚式だった!*
取り立てて話題にするほどでもないが、去年の昨日、次男の結婚式であった。
結婚式は、ある意味でレジャー。晴れの出来事として全員で盛り上げるイベントである。
家というカタチが崩壊している現在に、この儀式は本人たちの人生の服装の一部としてしか
意味がなくなってしまった。それは当人にとって大きな区切りであり意味になる。
過去を振り返ってると、結婚式と、二人称、とりわけ両親などの身内の葬式と、
卒業式は人生の一大儀式になる。
親の立場からみると、最終学校を卒業させることと、結婚式を挙げることが節目になる。
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 *人生の節の作り方*
人生には節がある。その人によって各々違うが、大よそ7年か、10年サイクルになる。
その時、節をしっかり意識をして作ることが重要になる。その一番解りやすいのが、竹の節である。
そこでは圧縮された横ラインがある。竹がしなやかなのは、節があるからである。人生でも同じと言える。
それが人生を支えてくれるのである。時節到来の「節」で、アップスケール(脱皮)=変化の時である。
だから、ジックリと見据えて延長上ではない時間を作るべき時である。
その辺が、一般的には解ってないのである。それまでが横の時間(延長上の時間)なら、縦の時間とも言える。
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 *ある友人の死から学んだこと*
去年、高校の同級生がリンパ系の末期癌になり、あと半年から一年という内々の話が入った。
過去のいきさつから、親友というほどでもなかったが、私の出来る見送りをしようと決心。
少しでも彼の心が休まる本を何気なく読んでもらうことと、クラシックのCDを毎月病室に持っていくことを決めた。
彼は入院から8ヶ月後に亡くなったが、彼の姿を見ていて多くのことを学んだ。
希望を持つこと、そして、それに対して疑念を持たないで日々を明るく過ごすことである。
それ以外に、何があろうか? ということである。家族や周囲は疑念を持たせなかった分、気を使ったのだろう。
 それなら人生の普段の生活でも可能か、死など死んだ後に考えれば良いと、毎日楽しみの計画を立てて鼻歌を
歌っていれば良い。どっちみち誰もが死ぬのだから。ただ、自分だけは生きている限り死なないのだから。
死んでしまえば、それまでよ、でも少なくとも自分は死なないことは間違いないのだから、気楽にしていれば良い。
てなわけで、毎日楽しく過ごしております。はい!

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2007年03月04日(日)
2161, 昨日は息子の結婚式! 
      (~Q~;) おはよう?? ファ?、おはよう!♪? 
      
明治記念館で結婚式というので、そのHPを調べてみて格式の高さに驚いた。
嫁さんが学生時代アルバイトをしていた因縁で、二人でそこに決めた。明治神宮のエリアの中にあり、
由緒ある広大な屋敷を結婚式場にしている。何と昨日一日だけで30組の結婚式が入っていた。
何処を見ても花嫁姿であるが、それを決して違和感を感じさせない雰囲気がある。
出席者が50数名だが、二人の気持ちが全員に伝わった盛り上がった式であった。「格式ばらない楽しい会」が、
二人の希望というベテラン司会者の紹介もあり、笑い声が初めから終わりまで溢れていた。
出席者全員に家内と日本酒を注いで回ったが、全員が笑顔で挨拶をしてくれた。

明治憲法の草案を議論した歴史的な「金鶏の間」で、披露宴が行われた。
会場には「明治天皇が憲法の草案を議論している大きな絵」が掲げてあったが、
私の隣の席が明治天皇の座った場所で、そこで飲んだ酒は美味く気分がよい。
会場の壁に多くの「金鶏」の絵が描いたあったが、司会の説明によると、
「多く金鶏が、一つとして同じ方向をみていない、違う方向をみている。
これは、それぞれが違う意見を持つという、『自由の精神』を意味している」という。
明治初期に、そのコンセプトの壁紙の絵にするセンスに驚かされた。

最後の「花婿の父の挨拶」は、ハプニングのない内容のメモを読み上げるつもりだったが、着替えをしているうちに、
何処かに入れ忘れ行方不明。そこで内容を思い出してメモをしなおしたが、瞬時それも行方不明ということにして、
ハプニングを演出。 上手く締めた!(つもり?)家内はハプニングの演出がわからなかったようでで大汗をかいていた。
お世辞もあるが、「こんな素晴らしい結婚式は初めて! 楽しかった!」
と、何人かの人に声をかけられたから、本当に良かったのだろう。私の数十回の結婚式の出席歴の中で、
ベストである。(手前味噌か)多くのプラスの要素が重なったからだろう。
花婿系の親戚で、19時に会場から東京駅に移動。最近出来たばかりの駅構内の居酒屋で二次会。 20時52分の新幹線に乗る。
さらに長岡で23時から兄夫婦と行きつけのスナックで二時間カラオケで盛り上がる。結局就寝が、午前二時過ぎ。 
ハイの一日であった。明治神宮の結婚式で、もの珍しいということもあり、楽しみにしていたのも、盛り上がりの一因だった。
ところで、カタチの上では主催者は私だから、自画自賛の内容になるのか?、目出度いことなのでご勘弁を!
  
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2006年03月04日(土)
1796, 超アメリカ整理日記 ?2                             
                Good☆':.*^ヾ('c_'ヽ,,)*.:'☆Morning  
                      ー 読書日記
日本人のスタンフォードの留学者数はどんどん減っており、現在韓国の1/3、中国の1/5、
韓国との人口比を考えると十倍近くの差になる。これは日本にとって大問題である。
著書の中で、教育は経済の先行指標であると述べているが、日本の将来の大きな悲観材料になる。
カリフォルニアは、アメリカの中でも特殊な地域である。本書でも統計が出ているが、
白人の占める割合が46.7%(全米では69.1%)、黒人の占める割合が6.7%(全米では12.3%)である一方、
ヒスパニックの占める割合は32.4%(全米では12.5%)で、ヒスパニックとアジア系
(中国系やベトナムや韓国系)が圧倒的に目立つ国である。 ~~~~~ヾ(* ̄▽)_旦~~オチャドーゾォー♪
ー日米の比較を生活者の視点で書いてある箇所を抜粋してみると
・まず第一は、日本は店員が親切なことだ。 特に、女性店員が。
 アメリカの店員はそもそもサービスするという意識がないので、「客が頼んでお願いする」ようになる場合が多い。
・そしてレストランの食事のうまさ! 高級レストランのことではない。
 普段着でいける町中のレストランだ。値段はアメリカと比べて高い感じがするが、感激するような味が、それを充分に補う。
 私の評価では、イタリア料理では、イタリア以外ではニューヨークと並んで東京は世界最高水準だろう。
 また、中国料理では、中国以外でロンドンと同じ水準である。
・もう一つすばらしいのが、日本の都市では、電車とバスで何処にもいけることだ。
 つまり誰にも移動の自由がある。アメリカでは日本と同じ自由度があるのは、ニューヨークだけ。
・それでは日本がすべて良いかというと、そうではない。 気候という面では、カルフォルニアである。
 澄んだ空気の中のすばらしい夕暮れ。私は、夏の夕暮れがこんなにすばらしいとは、これまで知らなかった。
・もう一つは、農産物だ。特に果物。イチゴやリンゴが、これほどまでうまいものとは知らなかった。
 この違いは、日米の違いより、大都会と田舎の違いなのかもしれない。
 日本はサラリーマンと正直者が負担を負う社会である。とにかく、戦後社会はそうなってしまった。
              ε(´',_c')зβyё☆βyёε('c_,'`)з゛
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2005年03月04日(金)
1431, 「堤義明の逮捕」のショック

西武鉄道の会長の堤義明が逮捕された。角栄の逮捕ほどでないが、大きな時代の変わり目の事件である。
JOCの元会長で、西武ライオンズのオーナーで、西武鉄道グループの総帥で、日本では名実ともに経済界の
ナンバーワンの実力者の逮捕である。私が客室主体の客室のホテルを考え出したのは、堤義明の言葉のヒントからである。
「ホテルの利益の元は、あくまでシングルルームがベースである。また全てのホテルの建設の基本設計は、
潰しが効く(転用可能)ようになっている。客室の壁を取り払えば事務所ビルになる。」
それならオールシングルの客室のホテルにして、更に柱の少ない建物(鉄骨つくり)にすれば良いと考えた。
このテーマとは少し違うが。彼の経営手法では成り立たなくなったのか、大きな判断ミスをしてしまったのか。
一時代を築いた、義明の兄・堤清二、ダイエーの中内功、ミサワハウスの三沢千代治、と次々と消えていく。
西武鉄道グループは、日本では最も安定している会社と思っていた。いや安定していたのだろう。崩壊する時はこんなものだ。
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ー先日書いた、関連の内容であるー
「西武鉄道前社長の自殺と、カリスマ失墜」
以下は字数の関係でカット(2008年3月4日)

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2004年03月04日(木)
1065. つれづれに-今日はお笑いの日ー2

ージョーク・ユーモア事典ー
<予言的中>
寝言で未来を予言する少年がいた。しかも少年の予言は百発百中。
ある晩のこと、父親が突然口走るのを聞いた。ーパパは明日の正午に死ぬ。
それからというもの一晩中まんじりとしなかった。仕事を休んで、かかりつけの医者にすっ飛んでいった。
しかしどこも悪いところはなかった。それでも心配で、精密検査をしてもらったが同じであった。
下手に動くと交通事故などに会うとまずいと自宅でジッとしていた。
刻一刻と正午が近づいてきた。ついに、時計が12時を打ち始めた。
と、その時コツコツと靴音がして、郵便配達人がやってきた。
その12時を打ち終わった時、郵便配達人はドアの前でバタリと倒れて、こときれた。

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2003年03月04日(火)
699,「ホームレス作家」?2 読書日記

「ホームレス失格」しか読んでないので「ホームレス作家」は書評できないので、あるホームページの書評をコピーする。
周囲に実質ホームレス以下の人が多くいるー最下位5?だ。 周辺と家族にも見放され、誰にも認めてもらえず、
数度の自殺未遂の狂言がばれ、今もその辺を彷徨っている人間だ。
 もうじきホームページを持たない人を「ホームレス」という時代が来るだろう。
「ホームレス作家」 書評 
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石井 英和  評価:A
  ホームレス生活を心ならずも実体験しつつ著者は、彼等の日々が「はっきりと記すことは出来ないが、
もっと切実で狂おしい何か」への渇望に満たされていることを発見する。人類が太古の闇に捨ててきた筈の、
恐怖の叫びに満たされた心の地獄。その底へ落ちてゆきたいという倒錯した欲望が、実は万人の心の底にある。
だから人間は、無理矢理発明した「社会のシステム」を機能させ、それにすがって、やっとのことで命脈を保ってきた。
システムのほころびにはまりこんだ著者は、「自分は作家失格?夫失格?なおかつ浮浪者失格?」と
律儀に自問を繰り返しつつ彷徨い、この手記をものにする。
その視線の先、欠陥だらけの生を送る人間たちとその社会は、いつかもの悲しいコメディの様相を呈し始める。
世界は実は、一個の壊れたオモチャなのだと知らしめてくれる書。
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今井 義男  評価:B
  本書をホームレスの一般論として読むのは適当ではない。著者は現役の作家であり、
原稿を書く環境が整い、それを買い取る出版社があれば収入が見込めるのだ。
現にこうして本が出ている。住居を失ったとはいえ家族は施設で保護され、
なにかと気にかけてくれる人もいる。他のホームレスに比べればずいぶんと状況はマシである。
したがって、大変な事態には違いないのだろうが、著者の苦闘ぶりはどこか仮の姿のようで
あまり深刻な印象はない。本文中ボランティアや宗教関係者に対する強固な偏見が見受けられる。
他人が口をはさむ性質のものではないが、彼らがいなければ明日にでも生死にかかわる人たちが
いることにも目を向けてほしい。もの書きならなおさらである。本筋とは離れるが、
著者が三日でクビになったバイト先の<共同出版>の話は実に興味深い。 色んな商売があるものだ。
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「ホームレス失格」書評と概要
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字数の関係でカット(2008年3月4日)

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2002年03月04日(月)
349、われ思う、ゆえに我あり

「われ思う、ゆえに我あり」この言葉をもじって、過去の哲学者がいろいろ書いている。
「われ意志す、ゆえに我あり」「われ笑う、ゆえに我あり」
「われ行動す、ゆえに我あり」「われ感激する、ゆえに我あり」 等々。
その中で「われ意志する、ゆえ我あり」がいい。意志するとは、人間の思考の基本といっていいからだ。
意志薄弱はその正反対の言葉だが、意志が固いはモノゴトをやり遂げるベースである。
「われ??する、ゆえに我あり」の??探しが一種の課題なのかもしれない。
今考えられるのは ーセックス、夢みる、感動、感謝、耐える、食べる、話す、恋愛、愛、働く、
死ぬ、いきる(生きる、活きる、・・)読書、創る、働く、遊ぶ、・・ いくらでもあるものだ。

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