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2003年05月05日(月)
「歌は過去に向かって歌うもの !」 先日Tvで歌手の「さだまさし」が何気なくトークでいった言葉だ。 なるほど言いえて妙である。 すべての歌は思い出のメロデーになるのか? 心を込めて歌うとは、その過去にタイムスリップをして歌うことである。 それは過去の喜怒哀楽に対して歌うということだ。 それぞれの歌にはその時代の背景と、それぞれ人の人生がある。 また情念を瞬間冷凍をする。その意味でいろいろな歌を振り返ってみると、 過去が地の底から浮き上がってくる。 特に幼児の頃に聞いた童謡や流行歌は魂の故郷といってもよい。 その時の光景を思い出して歌ってみると、その時の記憶がどんどん湧き 上がってくる。 美空ひばりは歌っているときは、過去のその時の世界に入りきっている!
また、青春時代の失恋など、それぞれ生きてきた時代ごとにの歌があった。 人生のバックグランドミュージックといってよい。 笑いと歌には、心というよりもっと深い魂の世界で、行蔵のラベルでも ある。 それでは「こんにちは赤ちゃん」は過去に向かって歌うのか?というが、 むしろ母親が、あとの思い出としての歌うのほうが、心いや魂の歌になる。
私が生まれたのは第二次世界大戦の終戦直後である。 ラジオで復員兵の名前や尋ね人のコーナーがあった。 それと同時に、「異国の丘」とか、「上海帰りのリル」「みかんの花」 が流れていた。幼児期の記憶は希薄だが、歌だけは記憶にしっかり 残っている。 青春期はポップスの黄金の昭和40年代であった。 いま聞いても本当によい歌が多い。高度成長期の時代背景があったためで ある。
60歳までは過去を振り返らないことにしているが、もう数年で、その歳になる。カラオケに手を出して失敗した時の歌や、NTTの株で失敗した 時に涙をして憶えた歌など「一曲数千万円」もした歌がある!! たくもう、高くついた!
話は少し変わるが、歌の先生をしていた一番上の姉の正子さんが、 ある時「人間は歌うとき、自分の肉体は楽器なのよ!」と何気なく 言った事を思い出した。
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