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2001年12月07日(金)
ヤクザ対処法
この仕事をやって20年、前面(現場)には一切立たない。 現場は危ない部分があったが、危ない人に一円たりとも支払った事は 一度もない。
暴対法ができてから、チンピラやヤクザも大人しくなった。 しかしその以前から殆どない。現場に「すぐ警察に電話をするよう」 と指示してあるからだ。
2ヶ月位前、本屋で「ヤクザの実践心理術」という本を買った。 どうということのない本だが、面白い内容であった。 脅しのテクニックが詳しく書いてあった。 まず私の経験を書くと
1、彼らが一番恐れているのが警察である。 電話を迷わずかけること、警察の門をくぐる事だ。 ーこれをただ実直に守ったから20年間一回も脅されたことはない。 2、暴力の使用を一番恐れているのは、彼ら自身である。 それを熟知していればよい。「恐喝で逮捕の危険」の塀の上を彼らは歩いて いるのだ。 3、彼らと3メートル以内に近寄らない、いや100メートルだ。 4、数年に一回ぐらい間違えて電話をとってしまうことがある。電話を無言で たたききる。2^3回やると二度とこない。いちゃもんのつけようがない。 5、「ワイは正しいで、間違ってるのはアンタや」という我田引水のレトリック をつかう。「心理学のプロフェッショナル」である。 火のないところにイチャモンをつけ、煙を出させてシノギー稼ぎ にする。言葉のパフォーマーである。ただそれだけだ。
6、簡単だが、でも恐ろしい?‘警察’という言葉を多用することだ。 そして行くことだ。それしかない。彼等はプロである。金のならない ヤバイ相手はすぐ見抜く! 7、弱味を見せない、彼らは情報産業だ。つけ入られるような事をしないことだ。
ー先ほどの本の要旨は
・まずは怒鳴り!そして筋論に引っ張り込む。 ・次は捨て身の居直り。 ・王手飛車取り「数百万の損をしたとか大きく出て、数十万、時に数万を 下げ強請る。 ・いかに底深く、底知れなくするかを演出。ーそれを常に考えている。 ・キャステングボードをとって、相手を引きずりまわすかが勝負。 ・善意の第三者をよそう、そしてチャンスを狙う。
恐れるのは仕方ないが、とりあえず警察に相談それしかない。 そしてその瞬間、彼等にとって「それはもはや獲物でなくなる」 幼稚なお芝居の終了になってしまうからだ。
恐怖も悩みもそれから逃げようとせず、その中心点を凝視することだ。
「恐れさせ、混乱させ、警察に垂れ込めないようなお芝居」が彼らの実態だ。 ーこれがその本のいわんとするところだ。
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