堀井On-Line



[170] 忘れられないお店ー2

2001年10月03日(水)


その店(池津屋)で10年生活した事になる。すざましい日々だっだと思う。

その後長岡駅裏の台町の今の‘父ちゃんラーメン’のところに、

高校を卒業するまでの8年住むことになるが。

衣料のデスカウントハウスのはしりで、全国的にも有名な店であった。

‘1Fが店’‘2Fが荷捌きと倉庫と事務所’‘3Fが住居’‘4Fが直しと女子寮’

になっており、全宇宙が圧縮されているようであった。

ネコのタマとサルのタローと犬のコロが同居していた。そのビルと大手通りが私の遊び場であった。

かなりマセタ餓鬼だったと思うが、誰にもかなり可愛がってもらった。

特に綺麗な女社員が入ってくると、ぴったしくっついていた。

競合店が出来ると子供心に心配で一人偵察に行った。

また毎日の売り上げが気になり、必ずレジを覗いていた。

両親が従業員の評価をしていると聞き耳を立てて聞いていた。

倒産夜逃げはごく当たり前の日常の話題であった。今でも年に2〜3回はその頃の夢をみる。

でもクリスマスといえば皆でツリーを作ったり、正月は家族と従業員全員集まりご馳走を食べたり

して年越しをしていた。        − つづく

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