かつての上司は、格調の高いというかやや古風なというか見慣れない漢字が多いというか、個人的にはとても好きな日本語の文章を書く人で、文章の中身とともにその文体を密かに尊敬(←日本語として変ですが)しておりました。先日嘆いたとおり、最近は自分の日本語がだんだんと日本語の体を為していないような思いがしているところで、どうにかせんとあかんのではないかと思っていた折も折、「きみの文章はなかなか難しいね」と言われました。かつてE先生にもそのようなことを言われた記憶があるのですが、そうなんでしょうか。そうはいっても所詮は論文なので、言いたいことが伝われればそれで十分といってしまえば十分なのですが、難しいとはこれいかに。やっぱり「イントロはせくしーじゃないと」ということなのかしらん。
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