ある大学院生の日記

2005年05月23日(月) 『Twelve Y.O.』

テレビを見ていたら、NHK衛星の書評番組があって、広田照幸『教育不信と教育依存の時代』紀伊国屋書店 が紹介されていました。なかなか興味深いです。

福井晴敏『Twelve Y.O.』講談社文庫 を読み終えました。並行して読んでいた本もあったのですが、こういうミステリ・冒険小説は壺にはまるとぐいぐい読んでしまうところが困ったものです。内容としては『亡国のイージス』の前段となりそうですが、『川の深さは』の続き(?)としても読むことができるようです。自律した安全保障を持たない日本・自衛隊と合衆国との関係を軸にするところは『亡国のイージス』と似ていて、読みつついくつかのトリックを考えたのですがどれも外れてしまいました。こういうのを堪能できるいい読者になる素質があるのかもしれません。それにしてもおもしろかった。


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