たまに××したり。
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2002年01月02日(水) 空の青、絵の具の青。

小学生の頃、晴天の日に、写生大会があった。
その日の空は本当に澄み渡っていて、その空を描きたくて、
一生懸命絵の具を合わせた。
ところが、何度混ぜ合わせても、思うような色が出ない。
実際の空は澄み渡る青なのに、水彩絵の具で塗った空は、
どんよりとした青にしかならない。
出来上がった風景画はあたしが目にした明るい風景とは全く異なる、
曇って、くすんだものだった。


高校生の頃、油絵を描いていたことがある。
用意された真っ白なキャンバスに、真っ赤なバラの花束を描く。
花瓶は青いガラス。
背景の色を選ぶ段階で、行き詰まってしまった。
あたしが選んだのは、黄色だった。
ひまわりのような明るい黄色、まさに3原色そろったキャンバス。
当然何か違う、と思ったのは言うまでもなく。
何度も試行錯誤して、色を合わせてみたものの、思うような色ができず、
しまいにはくすんだモスグリーンのような色を塗りたくり、当然それも気に入るはずもなく、結局日の目を見ないままお蔵入り。


どちらもあたしのなかでは相当にもどかしかった思い出。
それと似たような経験を、
最近になって、こういったものを書き垂れることでしている。


自分の内面に沸き起こる感情や想いを、何とか表現したいと思うときに、
少ない語彙を駆使して紡ぎ出す言葉は、必ずしも本来伝えたかったことと意味を同じくせず、伝えたいと願う気持ちが強ければ強いほど、必要以上に言葉を飾り立て、真意が隠されてしまう。

結局のところ、
伝えたい真実は、本人が見たまま感じたまま、と言うことだけであって、
それを誰かに伝えようとしたときには、どうしたってまがい物になってしまう
のだろう。

そうして、いつも言葉は空回りするもの。


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うらら |あばら家足跡恋文

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