日々雑感
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2003年08月05日(火) 灯りと響き

夕方から急に晴れる。青みがかった景色となる。

お祭りを見るべく汽車に乗って市内へ向かう。鉄橋の上、海へとつづく水路は凪いで、遠くのほうまでひたすらに青い。浮き島に大きな白い鳥が一羽、すっくと立っている。鷺だ。空に広がる薄い雲よりも深い白。首をあげて水平線の向こうを眺めている。がらがらの車内に汽笛が響く。

夜、竿燈見物。街中を大型の観光バスが何台も走り、団体客の列が行く。会場となる大通りから一本裏道に入れば、出番を待つ半被姿の若衆や子どもたちが集まって、笛を吹いたり、何か大きな声で笑ったりしている。人込み。お囃子。やがて、ゆらりと宙に浮かぶ竿燈の灯り。

祭りというのは、灯りと響きなのだ。真っ暗な夜の闇の中、自分たちがここにいるということを確認しあうかのように、音をたて、灯りをともす。

夜風が冷たい。帰り道、お囃子とともに自分たちの町内へと戻って行く竿燈と何度もすれ違う。


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