日々雑感
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| 2003年03月22日(土) |
「ノイズ&ファンク」 |
赤坂ACTシアターにて、ミュージカル「ノイズ&ファンク」観る。
奴隷船でアフリカからアメリカへと連れてこられたアフリカン・アメリカンの「これまで」、そして「現在」が、タップダンスや歌、ラップ、とにかく全身を使って「語られて」ゆく。
アメリカの監視員によってドラムを禁じられた人びとは、やがて自分の身体を使ってビートを刻み始める。心臓の鼓動がそのまま自分の生命のリズムであるように、自ら刻むビートは、自分がどんなふうにしてここに「在り」、生きてゆくのかを表現するものとなる。
ステージの上で繰り出されるビートに、客席に座る自分もだんだんと巻き込まれてゆく。相手の鼓動にシンクロするのだ。何かを伝える手段は言葉だけではないのだということを改めて思う。そしてまた、ものすごく大雑把に言うならば、旋律は情緒に、ビートは身体に響くものなのかもしれない。
最後は客席もスタンディング・オベーション、掛け声もとぶ。とにかく素晴らしかった。鳥肌が立った。
「ノイズ&ファンク」
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