日々雑感
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夕方、スーパーまで買い出しへ。金魚屋の水槽が暮れかけの路地にぼんやり浮かんでいる。金魚の赤が蛍光色のように水の中でゆらゆらと揺れる。西の空には三日月。今日はスピッツ「三日月ロック」発売日だ。スピッツ、月齢も見越しての発売日決定か。
帰り、本屋に寄る。明日発売の『海辺のカフカ』村上春樹(新潮社)がもう並んでいる。いちばん目立つ場所に山のように平積み。新潮社のPR誌『波』の村上春樹インタビューに、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のつづきのようなつもりで書き始めたとあって(少し変わったらしいが)、それ以来この新作がますます気になっている。
心ゆれるが、今抱えている課題が終わってから一気読みしようと決めているので買わずに去る。手元にあると絶対に読んでしまう。今、自分のもとにはなくとも、読みたい本が確かに本屋に並んでいるというのは、もどかしいけれども幸せ。
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