| 2005年04月03日(日) |
木曜日の公園でキレるの巻 |
木曜日、それはそれは気分の悪いことがあった。また公園でやっちまったよ。「また」なのよ。前にもやってるのよ。ううう。
晴れた午後、いつもの公園にたくさんの子どもたち。春休みだと気付く。
この公園に来ると、カーサン娘を見つつ、小学生たちが遊ぶ様子を眺めているのが好きだ。「一人狙いなし」「タッチは二回ね」「外の道路は無し」とどんどん都合のよいルールが増えていく鬼ごっこ。誰かがボールを蹴り始めると、なんとはなしに出来上がるサッカーの輪。
特に男の子は、年齢を超えて大きい子も小さい子も体をぶつけるようにしてよく遊ぶ。いいねえ、などと眺めているんだけれど。
しょっちゅう公園で見かける、今度新一年生になるH君。コミュニケーションの垣根がかなり低い彼、いつでも誰にでも話しかける。カーサンも突然話しかけられてしばしとまどったことがある。人懐こいというのか、なんというのか。
そのH君と遊んでいるのが3年生くらいの男子。あれとって来い、これ持ってこい、ああしろこうしろとH君に指示を出すと、男子の友人が持っているゲーム触りたさからか(どうもそういう条件を提示しているらしい)、年上の子の笑いを取れる面白さからか、H君まるで弟分のように忠実に従う。
それが段々エスカレートしてきた、と感じたのは、男子が滑り台の上、H君の靴を片方投げる。それを口でくわえて持ってこい、という遊びを始めた頃からだ。まさに忠犬の如く指示に従うH君。
H君は笑っているが、カーサン見ていて気分が悪い。ついついじーっと注視してしまう。
そして今度は、その靴の裏をH君に舐めさせる男子。「うえー」「きったねー」と大笑いしながら、もっとやれという男子。H君笑ってもらえるのが嬉しいのか、こんなこと簡単に出来るよとにこにこ自慢げだ。うーん。「これやったらゲーム触らしてやる」やっぱりそうか。取引があるんだな。
公園にいる大人はカーサン1人。もう彼らに注視しまくり。男子もカーサンの視線に気付き始めた。後ろめたいという気持ちはあるらしい。ちらりちらりこちらを伺っているのがわかる。だったらもう止めてくれないかなあ。
しかし男子、ジャングルジムに登って、ひそひそ声でH君に新たな指示を出す。「ズボンとパンツ脱げよ」聞こえないと思ったら大間違いよ。段々カーサンの目が据わってくる。「いやだよ、恥ずかしいもん」とH君。そうそう、嫌なことは嫌って言ってよ。オバサン心のお願い。
その後、H君を鬼にしたかくれんぼが始まった。笑いをかみ殺しながら身を隠す男子。散々きょろきょろしても男子を見つけられないH君、こともあろうにカーサンに聞きにきた。「どこ行ったかなあ?」あー、あっち行ったみたいよ。カンニングとは言わないだろう、これは。
そのうち見つかったの見つからないのどさくさに紛れて、力づくでH君を組み伏せ、ズボンに手を伸ばす男子。「やめてよー」とH君の声。カーサン何かがぷちっと切れた。ずかずか大股で男子に近づく。
さっきから君たちのことをずっと見ていた。年下の子にそんな意地悪ばっかりして、何が面白いの。いい加減にしなさい。
男子反射的に「はい」「はい」と返事が出る。カーサンの目を見ることも出来る。 ※以前、実家近くの公園でキレときには、注意されてもへらへら笑ってる子だったっけ。
多分意味なんてわかっちゃいないのだ。やっていいこと悪いことの区別も。一見の知らないオバサンに凄まれて、少々びびっている様子の男子。でも、わかっていたでしょう?ずっと見られているなあって。まずいなあって思っていたんでしょう?
やたら低い声で男子に凄んだあと、カーサン体ががくがく震えて止まらなかった。小学生相手に何をびびっているのかしら。
カーサンだっていろんな意地悪したことがある。あの子のこと言える立場だろうか。とか、彼が小学生だから強く出られたけど、中学生だったらどうしただろう。とか、ぐるぐる考えて、自分のしたことを後悔したりもして。
夜遅く、夫に一部始終を話すと「あんたそりゃ、怒って震えたんだろ」と言う。もしそうだとしたら、カーサン35年の人生で、初めての経験だよ。
怒るという感情は、後味の悪さではダントツではないだろうか。涙や切なさに昇華させることも出来ず、いつまでもざらざらと嫌な手触りが残る。
カーサン怖いオバサンで結構だ。抑止力になれるなんて思わないけど、もうあんなのは見たくないから。彼らのためじゃない、カーサン自分のために、そんな風に思った。えらいくたびれた。
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