| 2005年02月16日(水) |
スガ様の夜(案の定長文失礼) |
何ヶ月この日を待ちわびたことだろう。スガシカオ&THE FAMILY SUGARツアー in 東京国際フォーラム。
イープラスもチケぴも玉砕した私とりつこさんに、先行予約でチケットを獲得して愛の手を差し伸べてくれた奇特な方、noirさん。noirさんとは初めてのご対面。想像していた以上に姉御肌なお方であった。
そんな大事な日にポカをしでかす、あまりにお約束な私。現金持参額が貧乏だったことに途中で気付き、有楽町を走り回る羽目に。「ここは三井住友だし、ここもみずほだ・・・」と東京三菱のカードを持って宝くじ売り場のおばさんにまで尋ねる。「昔は交通会館の下にあったけど、あそこ本屋になっちまったからねえ」江戸っ子なおばさん、ありがとう。都銀ならどこでも下ろせるって常識を、誰かこのお馬鹿さんに教えてやってください。
会場ロビーではスガシカオグッズに人だかり。「お金ないしな・・・」と、まるで20円握り締めて、駄菓子屋でヨーグルトを物欲しげに見つめる子どもと化した私に「大丈夫!貸すよ!」「私も!」とどこまでも優しいりつこさんとnoirさん。本当にすみません。しっかりスガ様写真集をゲット。ツアーパンフならばもう少し文字が欲しかったけど、贅沢は言うまい。
国際フォーラムはステージを底に、客席がすり鉢状で視界がよかった。さらに図々しく通路側の席を頂く私。音響もすばらしい。音が自分の耳目指してまっすぐ集まってくる感じ。
ステージから客席に向けてサーチライトのように照らされると、ステージのスモークと相まって、視界がステージでいっぱいになる。蜃気楼のようにぼうっと浮かぶスガ様ご一行。
ライブが始まる前は「このお楽しみが終わってしまったら、明日からどうやって生きていこうか」と不安に思ったくらいだったけど、始まったら「これで明日から生きていける」と確信した。
CDで繰り返し聴いた、DVDで何度も観た大好きな人たちが数十メートル先で今演奏している。その音を、生で、ダイレクトにこの耳で聴いている。こんな幸せがあるだろうか。 ※もちろん隣りには「お金貸すよ」と背中を押してくれる優しい人たち。
スタートから一時間半くらいはJ−POP善良なスガシカオ、残りはFUNKFUNKの黒スガ様を堪能した。いい。
メロディがある間はスガさんの声を、間奏やイントロアウトロではファミシュガの演奏力を満喫。スガさんて予想以上にギターうまかった(失礼)。アコースティックパートでは、鼻水も涙もフルスロットル。そんなときに限ってハンカチが見当たらないマーフィー。
MCのおちゃらけぶりと、歌とのギャップが激しい。こんな人がこんな歌を?が、逆に感慨深かったりもする。そしてエロくなければ、美しいうたも歌えないんだろう。両極端は誰にでもあるはず。それを隠しもせず、あえて露出するスガ様。そんな彼が好き。
ライブの後はnoirさんのあとを金魚の糞のようについていき(誰がと尋ねないように)、沖縄料理っぽいお店に。いやー見事だビールのグラスが空く空く。ウーロン茶でちびちび、しかしがつがつ食べる私。しかも「有り金がこれしか・・・」と食い逃げ状態。ひどい。ひどすぎる。
初対面の方が二人と、私にとっては緊張する場面のはずなのに、スガ様パワーのおかげか、ライブを共有したという親しみからか、或いはりつこさんがいるという安心感からか、全く壁無くお話できた。「二回目からは緊張しなくなるよ」という、前回のりつこさんの金言どおり、今回は緊張よりも期待のほうが上回ったようだ。
ちなみに今日、夫は会社を休んで夕方からの娘番に備えた。おとといあたりは鼻づまりと頭痛を訴えていた夫。「俺にはかまわずに行け」と芝居がかる夫の屍を乗り越えて(当日は元気でしたよ)臨んだスガ様ライブ。そうしただけの価値はあったよ。本当にありがとう。
雨男のおかげでこの日だけピンポイントで降った冷たい雨にもめげず、この私がスカートで、タートルじゃないセーターで、もう合コンか見合いか初デートかっていう気合でおめかししていったよ。もう二度とないよ・・・。地下鉄の窓に映る自分の姿が恥ずかしかったよ。若作りしすぎたさ。我ながら見慣れない自分で、初対面の方に会ったなんて。ひー。
しかし音楽の持つ力ってすごい。人と会うことでもらえる力もすごい。
素晴らしい夜でした。
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