大学教員の日記

2011年03月19日(土)  ブログ休止

 普通の朝。普通であることが有難いし、同時に今の自分にとっては心苦しい。
 テレビでは県内被災地が復興に向けての一歩を踏み出したというニュース。各地からボランティアが炊き出しもするニュースも。同じ県内にいるものとして嬉しいが、自分も行きたくてもガソリンがない。被災地の現場で働くこともない。義援金を送る、節電するといったことしか自分にできることはない。県教職員としては忸怩たる思いである。無力感そのものだ。これは県内の多くの教職員も抱いている気持ちだと思う。

 そんな中に入ってきた県内教師や子どもたちの犠牲者情報。確かなルートからの情報だけにショックを受ける。覚悟はしていたものの、やはり具体的な数値となって出てくると衝撃的だ。職務上、子どもたちの安全を確かめてから最後に避難させたであろう。自分が10年前だったら、同じ立場だったのである。

 この情報が入ってきた段階でブログの休止を告知。今回の大震災後に即休止も考えたが、安否情報を流すことや現段階での自分の思いを伝えることも必要と思い、とりあえず続けてきた。
 しかしながら、被災県でありながらほとんど被災していないに等しい自分が、中途半端な思いをブログに書くのは正直「安全地帯からの発言でいいのか」という気持ちが強かった。

 そして、今日の無力感や衝撃的な事実が決定打。これからはブログに費やしていた時間をさらに「自分ができること」に使おう。職務以外では前向きになれないのは事実だが、いつかは自分の「出番」があるはずだ。あるいはその出番がなくても、ブログ再開にきっかけもあるだろう。その時を待とう。


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