Opportunity knocks
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前から楽しみにしていた合唱オペラ「ごんぎつね」を聴きにいった。 前半は前にも書いたとおり、池辺晋太郎氏と谷川俊太郎氏をゲストに迎えたトークショー、後半が総勢100人を越える人たちで行われた合唱オペラ。どちらもとても素晴らしかった。トークショーでは、文学からみた「ごんぎつね」、音楽としてみた「ごんぎつね」のことを谷川、池辺両氏がそれぞれ話をされていて、とても聴き応えのある内容だった。
谷川さんはTシャツに濃いめのグレーのジャケットという出で立ちで、想像していたとおりの雰囲気を持った方だった。両氏はそれぞれ、ご自分の分野から「ごんぎつね」と新美南吉の作品に対する思いなどを話されていて、とても聞き応えのある内容だった。講演の終わりには池辺氏のピアノをバックに、谷川さんが新美南吉の「道」という詩を朗読するというおまけまであって少しびっくり。ちょっと癖があって、でも、人を落ち着かせるような雰囲気を持った谷川さんの声がとても良かった。
そして肝心の合唱オペラの方。 想像していたよりかなり良かった。楽器はピアノだけだったけど、演技者(というのかな)の声量も十分だったし、なにより100人以上のもの人がステージ上で一斉に合唱するというのがとても迫力があった。ソプラノ、アルト、テノール、バス、それぞれの音色がまじりあって一つの音色を作り出していた。 主要人物(ごんとか、兵十とか、鰯売りの男とか)以外は地元のアマチュア合唱団から選ばれた方がほとんどなので、もちろんプロの楽団の音には到底及ばない。でも、それでもその音には一人一人の演技者の熱意と思い入れみたいなものが強く感じられた。素晴らしい合唱だったと思う。
帰り道、コドモと二人で音楽の話(オペラってすごいね、面白いねという話)文学の話(ごんと人間の気持ちはどうしてすれ違ってしまったんだろうという話)をした。いろいろ感じ取ってくれたみたいで、少しうれしかった。また機会を作っていろいろ連れていこうと思う。
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