日記

2006年10月07日(土) 月と姫君。ちぇけらー?


今宵の満月の、まあ凄まじいこと。
瑕疵一つない全しありさま。何処か禍々しくて、でもきれい。


こんばんわ、これがまたなんともいえない色なのですよ。もえぎです。
とびきり上等でうんと濃厚な黄金色のクリームのような。
大量の琥珀をざかざか融かして更に延々煮詰めたような。
かなり形容しがたい色で、そこはかとない威圧感みたいなものさえ感じました。
そのくせ形の美しさときたら、文句のつけようがないものですから。
色と、形と相俟って。どうにも曰く言いがたい望月でありました。
でもやっぱりきれいでした。どっちやねん。
ともあれこの月ならば、今夜の犯罪発生率は高そうだなあとか思ってみたりでした。

さてさていきなり話題変換です。指定バトンの回答をさせて頂きます。
Windiaのbokuさまが置かれてたバトンを、拾ってきてしまったのです(笑)
『盗人?』『ロック?』『ぶんどった?』とかそこ言わない。
こっそり頂いてきてしまいましたが、バトンに課せられたルールはきちんと守ります。
そもそもの問題として取ってきた時点でルールもへったくれも…とか言うツッコミ禁止。
・「回してくださった方から頂いた指定を『』に入れて答えること」
・「回すときに、相手の方に指定すること」
……だから『とってきちゃったならもうルール違反』とか言っちゃダメです。

もうこちらのお宅のお話はとびきりに素敵なのです。
わたしの中のツンデレ基準はこちらの黒髪の騎士さまです(笑)
普段あまりネットの創作小説を積極的に読まないほうなのですけれど。
こちらは。別格。更新されるたびにうきうきくすくすしながら拝見しております。
とねりこの若君や琥珀のチョコレートな騎士さまは勿論のことながら。
影の主導権を握っている、華やかにして豪気な女性陣が最高です。

お題は『猫』か『アロマテラピー』か『姫君』とのことでしたので。
一目見てこれ!と思ってしまった、『姫君』で参ります。



・最近思う『姫君』

BASARAな影響で『戦国プリンセスロボ』とかわけわからんことも考えておりましたが。
『姫君』って可愛い呼称ですよね。『姫様』とはまた微妙に意味合いの違う。
ひたすらにやんごとない方を崇め奉る『姫様』より、ほんのり親しみやすいような。
ともあれ『姫』って言葉はどういうわけかやたらと琴線に触れます。
小さい頃から、ずっと側にお城が建っておりまして。
そこに住まうお姫様のこともずっと聞いて育ちました。
ですから勝手に、えらく身近に感じる憧れでありました。おひめさまいいなあ、って。
まあ。最近思う姫君でしたら、やはりここは映画版指輪物語のエオウィンかな?(笑)
あとは映画の『プリンス&プリンセス』、『キリクと魔女』のミッシェル・オスロ監督の。
これは本当におすすめですよ!DVD買っちゃいましたもの。
お姫様にちなんだ、切り絵風アニメのオムニバス。
こんなに素敵なお話を、テレビ放映で見ることができるだなんて。
つくづくフランスのこどもたちは幸せものです。
特に『魔女』のエピソードが好きです…『冷酷なプリンセス』も良いですね。
可愛いだけじゃなく、やたらせちがらい話もあったりして、とてもうきうき楽しい。
あと、監督の日本文化大好きっぷりがひしひしと伝わってて、こっそり嬉しい(笑)
のっけから長くなりましたが、ともあれ姫君バトンGOー。


・好きな『姫君』

それこそうんとたくさん!挙げ始めたらきりがないです。
ので。三人に絞ってみましょう。

一人目。先ほども挙げた、指輪物語のエオウィン。ローハンの白き姫君。
指輪ならアルウェンも大好きなのですが、アルウェンはそれこそ『姫様』な感じ。
神々しすぎて畏れ多い気がするのです。何せ半分エルフ。
アルウェンに比べ、エオウィンは親しみやすい『姫君』で。
やあ。あれほどかっこいい姫君にはそうそうお目にかかれないと思うのです。
相当な剣の腕なのに、女だからと大きな戦闘には連れて行って貰えない。
ならばといっそのこと男装しちゃって戦場に乗り込んでオリファントに単騎駆け。
他の男たちが蹴散らされ、逃げ惑う中、颯爽と馬を駆り、手綱を放して二刀流。
自分の体の数百倍はある生き物を、数回振るった二刀で撃破。
更には指輪の主人公たるフロドくんに、
永遠に消えない黒い傷を負わせた魔王と一騎討ち。
王たるアラゴルンでさえ追い払うのがやっとだった、最強の魔王。
どう考えてもエオウィンより重たそうな、物騒な形したモーニングスターを得物にかかってきて。
いなし、かわし、傷を受けながらも立ち上がり。
『人間の男には倒せない』魔王を、長い金の髪をなびかせ、『私は女だ!』とこれも撃破。
魔王倒しちゃったよ姫君。
その頃将来の殿は燃やされかけてうーんうーんとなってましたのに。
映画館で観た時の衝撃ときたらなかったですねえ……。
とにかく『姫君ー!?』と叫びたくなりました(笑)大好きですエオウィン。

二人目。グリム童話の千色皮。けむくじゃら姫って訳はどうかと思います池田さん(笑)
昔から、どういうわけだかこのお話が好きなのです。
グリム童話の中では、あまりメジャーな姫君ではないと思うのですけれど。
お話の内容としては、ペローの『ロバの皮』に似たお話です。
映画版の『ロバと王女』のカトリーヌ・ドヌーヴ、きれい…。
凄ーく能動的な姫君だと思うのですよ。
結婚したいと言ってくる父親に、無理難題をふっかけて時間を稼いだり。
ここいらはかぐや姫を思い出したりもしますね。
いざとなったら自力で逃げ出し他国で手に職をみつけたり。
くるみの殻にしまっておいた素晴らしいドレスで舞踏会に出てみたり。
王子様(王様?)にお出しするパン入りスープをおいしくこしらえてみたり。
スープの中にはひみつのおくりものをして、こっそり存在を知らせてみたり。
最後はやっぱりめでたしめでたしなわけですが。
道具やドレス、それに行動の一つ一つがことごとく好みで仕方がありません。
空のドレス、月のドレス、太陽のドレス…千匹の獣の皮で作ったコート。
ドレスをつめこんだくるみの殻。スープに落とした金の糸巻き。
きらきらした舞踏会を抜け出して、するり脱ぎ捨てる素敵なドレス。
そしたら顔も手も煤で真っ黒に塗りつぶし、コートをはおってスープを作る。
見事な変わり身。そして作戦。何だかやたらと魅力的に思えてならないのです。

三人目。千姫さま。地元なので。
親しみやすさでいえばぴかいちなのです。もうすっかりすりこまれてます。
『こういう姫君があそこには住んでたんよ』と幼い頃より教えられ、見上げてきたお城。
伝承やら歴史なんて何も知らない。ただ、『そこにいた』のだとひたすら思ってきて。
前を通りかかるたびに『おはよう!今日も綺麗やね!』とか心のうちで言っていたお城。
あの天守から、にっこり街を見下ろしていらしたのかしらなどと思ってきただけ。
そんな認識でずっとずっときてましたのに。
BASARAの影響で(これがきっかけなのもどうかですが)急に気になりだし。
色々資料読んでみたら、苦労された方なのだなあとしみじみしておりました。
…二時間ドラマとかでやってくれませんかね(笑)
あー、個人的に平安文学の姫君たちも好きなのですけれど。
厳密には平安文学じゃなくても、ジャパネスクの瑠璃姫とか…グッジョブアグレッシブ。
ここはひとつ、千姫さまで締めくくらせて頂きます。年季の差です。


・こんな『姫君』はいやだ

二人で訪れると必ず結ばれるというロマンチック極まりない噂のある教会に誘っておいてそして行っておいて結局入らなくていつか今度来ようねと約束しておきながら国が滅び敵国の囚われ人になってる間に敵国の将軍へ全く同じことを言ってしかもその際は中に入ってたり最終的にはかつての恋人の前でその将軍と一緒に再び教会の中に入っていきやがっ…………。
……やめましょう。ええ。ええ。
確かに初めてプレイしたときはどないしてくれようかと思いました。
いまだにふつふつと色々込み上げてくるものはあるのですけれど。
わたしもまあ、それなりに年を経ましたし。言いたい放題なのもおとなげないですね。
当時はそれこそちゃぶだい返しそうなくらい荒れ狂いましたが。若かったです。
それにしても、よくもまあこんなヒロインに設定したもんですね旧スクウェアさん。
色々物議を醸すことは目に見えてますのに、敢えて実行しちゃって。
結果。良くも悪くも歴史と記憶に名を残す姫君となりましたね、バハラグの彼女は。
今となると、まあ彼女も大変だったんだよ…とか思えるようにはなりましたが。
やはり。根底ではまだ当時のふつふつとした冥い感情が生きているようで。
いまだに。彼女の名前を、文字として打とうとはしていません(苦笑)
再プレイ始めてから一度だって彼女の名前を呼んではいないのです。
ごめんよ。でも。な。

積年の恨みをねちねち言い続けるのはやめましょう。
バハラグの姫君はまた別として、考えてみなくてはです、いやな姫君。
えーと。
…………………あれ?
あ、あんまり思い浮かばなくなってしまいました。あれ?おかしいなあ。
男勝りのおてんばさんはいやではありませんし、男装の麗人も然り。
えーと。えーと。
あ。
意味もなく深い理由も過去もなくただ純粋に生き物をなぶり殺すのが好きな姫君とか。
身分の高さを鼻にかけて、何も考えず思慮もなく傲慢だったりとか。
これ別に姫君じゃなくてもいやですね。権力と結びついたら輪をかけていやってだけで。
あと強いて言うなら、あたまからっぽの姫君はいやです。
何もせず嘆いてめそめそうだうだしてるだけの姫君もそう。もっとアグレッシブに!
ただの綺麗なお人形ではなくあくまで姫君なのですから。
……つくづくこれ姫君じゃなくてもいやなことばっかですね(笑)


・この世に『姫君』がなかったら

つまんないと思いますよ、特にお話が!
白雪姫もいばら姫も落窪物語もとりかえばや物語もなくなりますからね。
平安文学なんて大半が死滅してしまうのではないでしょうか。それはいやー。
つくづく、姫君という存在がいてくれて、ありがたいと思います。
お陰でたくさんの素敵な物語に出会える、という恩恵にあずかっておりますから。
クィーン・アンのさんざしのたとえでもありませんけれど。
最初から姫君のない世界にいたなら、姫君がいなくても不便や不満は感じないやもです。
それでも姫君のない世界にいるのはきっと残念なことだと思われます。もったいない。
まあさんざしの実物を見たことのないわたしが言っても説得力ないですね(笑)
ともあれ結論を申し上げますと、『ああ姫君いて良かった。ありがとう!』でしょうか。


・回す五人とお題の指定

と…取ってきてしまったバトンゆえ、やはりここはアンカーになるべきでしょうか。
おそるおそる、地面にちょこりと置かせて頂きます。
もしも『奪ってやるぜ★』みたいな男気あふるる方がいらしたらどうぞお持ちくださいな。
お題は…そうですねえ。
『シオン』さん、『フェイエリィ』、『上杉主従』(笑)でいかがでしょう。わあ何この並び。
bokuさま、勝手申しまして、ご迷惑おかけしました。
けれど答えることができ、とってもとっても楽しかったです。
本当にありがとうございました(ぺこり)


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