日記

2006年07月15日(土) mode:precipitation



やっと分かりました。ようやく分かりました。これはタンジェリンでもデューベイでもない。
とすん、とすっかり腑に落ちました。つまびらかなほどに納得できました。


こんばんわ、やっとこさ分かることができたのです。もえぎです。
『何が?』と思われることでしょう。はい、今すぐお答えします。
エピ3以降、わたしがずっと戸惑っていたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?
たくさんのかなしいことがありました。それはそれはかなしいことです。
なのにわたしはいっかな、かなしいと感じることができないでいました。
あんなことがあったといいますのに。
どれだけわたしは酷薄でろくでなしで人非人なのだろうと困惑しながら自己嫌悪で。
けれど昨夜眠りに落ちる前、ふ、とある考えが頭をよぎりまして。
ぱちりと全てに答えが出たのです。
どうしてわたしが、エピ3でちっともかなしく感じなかったのか。
以下別にネタバレではないのですがそれなりに凹んだ内容なので隠しておきますね。

たとえば、です。目の前に画用紙があるとします。薄い青色をしています。
ですから、その画用紙をぱっと見ると、『薄青色の画用紙がある』と認識します。
けれど違うのです。よくよく目を凝らしてみて初めて、気付くのです。
その画用紙は『元は真っ白だった一面に、毛一筋ほどのむらもなく完璧に薄い青色が塗られている白い画用紙』なのです。
あんまりにも完璧無比に塗られているため、元の色が分からないのです。
エピ3に関するわたしのおもいも、こんな画用紙なのだと思ったのです。
わたしはかなしく感じなかったのではありません。
既にかなしくてかなしくてかなしいのが飽和状態で更にかなしくなってももう分からなかったのです。
わたしはせんから、とうから、かなしくてたまらなかった。

絶望はエピ2で味わいつくしました。まさかあれが上げ底だったとは考えたくありません。
あれより酷いことなどあるわけがない、あって良いわけがないと思います。
エピ2にころされかけたあの日から、わたしはずっとかなしかったのでしょう。
それからの日々がそれなりに長かった所為で、
かなしいことに慣れてしまっていたのでしょう。
かなしいをかなしいと認識することさえできなくなって、それを通常と捉えた。
わたしの画用紙はすっかりかなしい水縹に塗り込められてしまったのです。
筆によって繋がれた鎖のように、塗られた色は強固なものとしてわたしを捕らえました。
厚く塗られたそれはひびわれることもなく、あくまで完璧に画用紙を覆いつくしました。
新たなかなしいものを描くため、筆を走らせても、かなしい色は同じでありましたから。
水縹に刷かれた新たな水縹は、存在を主張することなく元の色になじんでゆくのみです。
これ以上にないくらいかなしいが飽和状態にありました。
だから更にかなしいを描き加えられても、最早反応することすらできないのです。
わたしのかなしい許容量はとっくにとぷとぷなみなみになっていて。
後は零れてしまうだけです。
たすけていきができない以前に、そういう状況にあることすら気付いていなかったので。
助けを求めること自体がなかった。

だからまだ目眩がおさまらず階段の手前でふらついてはうずくまっていたり。
だからまだ食欲がきちんと戻らなくてパフェやアイスでさえ食べ切れなくて。
だからまだちょっとしたことでふいにわけもなく泣きたくなるのでしょう。
昨夜、このことに気付かせてくれたのはある音楽でした。
ニデラ9スタ、TOMOSUKEさん作曲によるEeLさんの曲。
The end of my spiritually。ココロのおわり。
あいのうざゆうろすとみ、あいのうゆうろすとさむわん。いっつみみっくてぃあ。
めいびあいぷりしぴてぃとまいるいん。
めいびいっつあぷりしぴてぃしょん、ぷりしぴてぃしょん、ぷりしぴてぃしょん…。
せっかくぞろあすたが語ってくれたといいますのに、これじゃあすっかり頽廃的ですね。
や、この頽廃美も悪いもんじゃありませんよ?とか思う一方。
あっはーがっきりばっちり弱いニヒリズムだ!
ごめんにちぇ!とか思ってしまいました(苦笑)
ずっとずっとかなしくてかなしくて。狂ったように泣き喚きたかったのでしょう。
喉が壊れてしまうくらいに。

イヤになるくらい自分が陥っていた状況に納得してしまいますと。
次に訪れたのは圧倒的な男性不信でした。や、甦ったといったほうが正しいでしょう。
昨夜どうして寝る前に、あの曲のことを思い浮かべたかといいますとですね。
実は、床につく直前までネットをしていて、ある言葉にぶちあたってしまったからです。
エピ3のですね。考察や感想が見たくって。ふらふらと出歩いておりまして。
そしたらある感想を目にしてしまいました。
肋骨にがちこんとこぶしを叩き込まれたような気分になってしまいました。
折れた骨が次々と臓腑に突き刺さってゆくようでした。
わたしはだいじょうぶだと信じ込んでいました。
だいすきなものやひとが罵られたり貶められたり憎まれたりすることにはもう慣れたと。
憎悪の塊を汚い言葉で投げつけられるのにはもうとっくに慣れてしまったと。
わたしが大切に大切に胸にいだいた宝石みたいなものたちを、
無価値なものだと嘲笑されながら粉々に砕かれるのにはゼノギアスですっかり慣れっこ。
だからわたしは泣きながら欠片を拾い集めるのがうんと得意になれました。
でも。だめでした。酷い言葉に。わたしは、まだ、こんなにもかなしかった。
エピ3でのケビン先輩の言葉や、エピ2ラストでのアルベドの言葉が甦ります。
自分では何も生み出せないから、破壊と支配に一生懸命なのですね。
そんなおそろしいおとこのひとのことを忘れたくて。
おふとんに入って必死に別のことを考えようとして。
生み出せるおとこのひとって少ないなあと思いつつ、
ふと浮かんだのがTOMOSUKEさんでした。
他に高橋監督や光田さんやカトマサさんや中田さんやスギモトさんもいらっしゃいますが。
どういうわけだか咄嗟にぽん、と思いついたのがTOMOSUKEさんだったのです。
おんなのこのことをよぉく理解していらっしゃる。素敵なフレンチおにいさん。
TOMOSUKEさんの作られる曲はおんなのこたくさん出てますが、
みんなとっても可愛いのです。
しかもそれがちっとも嫌味ではないのです。よく理解してくださってます。
『ピンクのチューリップにきいろいめだまやき それでわたしはきょうもしあわせ』
といったことを理解できる方だからでしょう。ガーリィばんざい。アイドルファンシーイエー。
そうこう暗闇の中でもんやもんや考えてましたら、先の曲を思い出して、
あ、となったわけです。
ありがとうTOMOSUKEさん。ダメ人間っぷりも含めてだいすきです(笑)

やっぱりおとこのひとの言葉は極力見ないようにしようと思いました。
かなしくなるのはもうこれ以上欲しくありませんから。
さあ明日からこそはもっとたのしいことを書かなければです。
かなしいばかりに囚われて何も見えなくなってしまうのはエピ2だけで十二分です。



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