| 2006年03月27日(月) |
『みんなこっちにおいでよ★新世界』 |
体調不良で死にそうですいっそ吐きそうです。 けれど一番つらいのは、体調不良と言っても信じてくれない家族でしょうか(苦笑)
こんばんわ、右上半身が他人のようですもえぎです。 鬼のように違和感があり、吐き気がしてたまりません。 けれどこの症状は以前にも体験しているので、今は黙して我慢の子です。 何日か我慢したらおさまるはずですから……。
そんなこんなでなにかが壊れ、唐突ですが新世界強化週間開始です。 もうすぐサーガDSが出るというのに何してるんでしょこの人。 サーガ好きの方が、わたしの書くアホ話で少しでも興味を持ってくださって。 ナプコンをプレイしてくだされば嬉しいなあ…という目的であります。 ともかくナプコンいざ新世界なのです。 ただここはゼノサイトなので、サーガチームをひいきめに書きますね。 あと、鉄拳の仁さんもひいきされているであろう件については突っ込み禁止です。 ナプコン話なのにケイオスくんとか出るので、そこらへん含め気にされませんように。 ほら、なにせ新世界なので。新世界だから大丈夫なのです。なにせ新世界。うん。 ではでは新世界強化週間、しめやかにひそやかにはじまりはじまりー。
……の、前に。 お心当たりのある方へ! 例の荷物は無事に届きましたのでご安心ください(笑) おおよろこびしすぎて無駄にテンションあがっていますこの人。 もう少し。もう少し体調がマシになりましたら、メール出させて頂きますね……! びっくりするほど早い対応、そしてあたたかなおこころづかい。 本当に本当にありがとうございました!!
『みんなこっちにおいでよ★新世界』
「はあ…言っても詮無いことだけれど、これからどうなるのかしら…」 KOS-MOSの調子が何やらおかしいものだから、原因を探ろうとエンセフェロンダイブを試みて。そしたらどういうわけだか時間軸を飛び越えてシオンから見たロストエルサレムの渋谷のスクランブルのど真ん中に出現してしまいしかもグノーシスもろともかっとばされたため601ビル(逆さにしてみましょう!)前にてX・BUSTERやらエピ1設定なのにDUO・BUSTERまでぶちかますことになってしまった。書いている側でさえわけわからない状況なのだから、こんな事態に陥ってしまった当人が、溜め息の一つくらい零しても無理はないだろう。 けれど流石にそこは、周囲に無理していることを悟られまいとしてしまう彼女のこと。一緒に飛ばされてしまったレアリエンの少女を不安がらせてもいけないし、ここは一つ頑張らなきゃ!と心に誓い、漏れかけた吐息を押しとどめた。 と。そのとき。
「やあシオン★」 いつもと変わらぬ柔和な笑みで、背中の両翼も輝かしく、菩薩掌モードでばっさーと現れたのは、言うまでもなく混沌の名を持つ彼。にこにこと彼女の名前を呼びながら、軽く片手などあげて挨拶までしてくる。 だが何の前触れもなく降臨した仲間を、そのままにこやかに受け入れてしまうほど、シオンはまだ新世界に染まってはいなかった。眼鏡越しの瞳をぱちくりと見開き、思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。 「け、ケイオスくん!?どうやってここに…!」 「なんだか次元の壁が薄くなってたもんだから、時間軸を越えてきてみたよ」 「どうやって!?」 「それは言わぬが華ってものさ。じゃあ、僕も参戦するね、ナムカプ」 「ええ!?」 世間的にはかなり常識的であると判断されるシオンの質問の数々は、新世界という壁の前に次々と崩れ去っていった。新世界に対して良識だのなんだのというものは余りに脆いものだった。動揺を隠すことのできないシオンの前で、当のケイオスはすらすらさらさらそれはまあ流暢に自らの参戦理由を並べてゆくのだった。 「だってほら、僕たちサーガチームって女性ばかりじゃないか。他作品のメンバーを見てみても、複数人参加してるのに女性だけなのは僕たちのチームだけだよ?皆大概男女バランス良く混ざってるのにね。まあ全体的にはどうも女性陣が多いけれど、この男女比の不均衡に一役買っちゃってるよシオン。鉄拳チームみたいに見事に男性陣ばっかりで華がないのもどうかだけど、一人くらい男がいたほうが、シオンたちが際立って見えて良いんじゃないかな、比率の上でも良さそうだし。紅一点ならぬ黒一点てやつだね」 「警告します。とっとと帰ってください、ケイオス」 理論武装に笑顔は不可欠なShow Businessの法則を実行に移しながら、てきぱきさくさく外堀を埋めては着実に参戦しようとするケイオスを停止させたのは、ナムカプでは封印されたR・CANONを構えた秩序の娘だった。新世界においてはダメ出しロボだのアストロロボだの言われまくっている彼女だが、アンドロイドとして娘として、シオンを守るというその役割自体はむしろ強化されているくらいだった。 ぢゃきり、と銃口をケイオスに向けたまま凛然として微動だにしない。ただ、どういうわけか無機質なはずの真紅の両眼が、今はそこはかとなく凄みを帯びているように見えた。しかしちょっとしたボスクラスの敵でもびびりそうなその眼差しにも、ケイオスは全くもって動じない。穏やかな微笑をたたえたまま混沌は秩序と対峙する。 「やあKOS-MOS。ナムカプじゃあ随分と生き生きというか、うきうきしてるみたいだけど元気そうだね。でも僕は帰るわけにはいかないよ」 「最終警告です。早急に帰りやがってください」 「ふふふ…色んなデータベースが充実し始めてるね。けれど僕は、ナムカプ参戦サーガメンバー全員と協力攻撃があるからマルチプルアサルト攻撃は万全だよ?遠距離攻撃も近距離攻撃もなんだってこなせる上に、回復・補助のスキルも万全だし、オートスキルには『ミステリアス』と『秘めた激情』がありそうだしね。『折れない心』や『急所狙い』もありかな」 「貴方の場合はそこに『スペースハレンチ』も加えるべきかと思われますが」 「君こそ『スペースツッコミロボ』でどうかな?」 「ふ、二人とも、ちょっと落ち着いて…!」 「―…何をほっつき歩いているの」 辺りに飛び散るどす黒い火花を隠そうともしない二人の遣り取りに、最早何処から突っ込むべきか判断を見失いはじめつつも、シオンはどうにか仲裁を試みる。しかし聞く耳持たないというかむしろ良い機会だから今こそ決着の時とばかりに、事象変異さえ引き起こしそうな戦意の渦を巻き起こしているケイオスとKOS-MOSはお互いに睨み合ったまま、言葉の応酬を、そろそろ拳に切り替えようとしていた。 それを鎮め、周囲に水面のごとき平穏をさやりともたらした一言の持ち主は、幼い光の少女だった。
ケイオスと同じく何処からともなく現れた少女は、暁の髪に紫苑の双眸。いいかげん説明不要な彼女の名前を、シオンはこれ以上真ん丸くはなれまい、というくらい瞳を驚きにぱちくりと見開きながら口にした。 「ネピリム!?」 「あはは。追いつかれちゃったか」 これだけわけわからない事態にたたみかけられては、そろそろシオンの聡明な頭脳も思考停止状態になってしまっても仕方ないだろう。なのに周囲の関係者たちは、ごく当たり前の事象が起こった、とばかりにすんなり現状を受け入れてしまう。ここまでくるとシオンが気の毒である。 半ばパニックになりかけているシオンを横目に、ネピリムはさらさらと光を零しながら、ケイオスの側までやってくる。批難がましい眼差しでじいっと見上げられ、臨戦態勢に入りかけていたケイオスも、構えを解いて頭を掻きながら微苦笑を浮かべた。 ネピリムはいつもと同じ、憂いを含んだ伏し目がちの表情で、ぽつりぽつりとシオンに語りかける。 「ごめんなさいね、シオン。少し目を離した隙に、こんな所まで来てしまって――」 「いえ、あの、ネピリム。論点はそこじゃあないと思うのだけれど…そもそも貴方もどうやってここまで」 「それ以前の問題として、ナムカプ時間軸でしたらシオンはまだネピリムの名前を知らないと思われます」 「まあそこいらはいいんじゃないかな?何せ新世界だし」 「どうして皆順応してるの!?」 遂に理性が限界にきたのか、悲鳴じみた声でシオンが問いかけるも、やはり他メンバーは平然としていた。いっそ超然としているようにさえシオンには見えたろう。ネピリムは儚げだし、KOS-MOSは理論的だし、ケイオスはのんびりしているし。環境が変わろうが次元転移しようが異世界ツアーに巻き込まれようが、彼らは顔色一つ変えないに違いない。 そろそろ頭を抱えたくなってきたシオンの前で、ネピリムはてきぱきと帰り支度を始める。これ以上ほっつき歩かないようにケイオスの羽をひっつかみ、スカートの裾を綺麗に直し、そしてその細い体の何処に隠し持っていたのか、何処からともなくおどろおどろしい形状をした一振りの剣を取り出し、片手で軽々扱うと近くの地面に突き刺した。 「さあ、帰りましょう。ああシオン、私の所にソウルエッジが転移してきたけれど、要らないからこちらに置いておくわね。彼は私が連れて帰るから、シオンたちはゆっくり新世界で過ごしてきて頂戴」 「あいたたた。ネピリム、羽もそうだけどアホ毛ひっつかまれると痛いよ」 「それじゃあシオン。後はよろしく―…」 短く言い残すと、二人は音もなくその場から消え去った。ケイオスなど余裕があるのか、笑顔で手まで振りながら帰っていった。後に残されたのは次元転移起こしまくる傍迷惑極まりない剣が一本と、無言で佇む母娘だけだった。 ひゅるりらと、一陣の風が渋谷を撫でていく。
「……………」 「どうかしましたか、シオン」 身動きすることもなく、言葉もなく、ただ立ち尽くすのみのシオンを不審に思ったのか、KOS-MOSが問うも、それでもシオンは無言だった。ついさっきまで顔見知り二名がいたはずの空間を眺め続け、手を伸ばせば届く位置に刺さっているソウルエッジは敢えて見ないようにして。 暫く時間が経ってから――漸く頭の中で現実に対応出来るだけの整理整頓が済んだのか――ぎこちなくKOS-MOSに振り返ると、最早諦めきった表情で力なく答えた。 「……いいえ。もう、新世界に関しては突っ込むのやめようと思うわ……」 溜め息を隠そうとする気力さえもう残っていなかった。
おいでませ♪新世界!
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