| 2005年05月29日(日) |
『とあるちいさなゆりかごのうた』 |
ああドラゴンが可愛い。明けても暮れてもドラゴンが可愛い。 バハラグ二周目もそろそろ終盤。それでもやっぱりドラゴンが可愛い。
こんばんわ、どうしてこんなに可愛いのでしょうあの子ら。もえぎです。 前回の日記以来、まあ色々凹むこともありまして……。 少々ぱったり倒れておりましたけれど。バハラグやって気分転換です。 二周目、しかも強くてニューゲーム状態で始めたのでまあさくさく進むこと。 十五時間かかったところまで四時間で行けたりとかしてました。 ドラゴンたちは既に最強ですし。お話だけをじっくり楽しんでいます。 余りの愛らしさに、思わず以前紺堂嬢に呟いてしまったですよ。 『わたし、いつかドラゴン生むよ…』 返されました。『無理!!』って(笑) なにやらわたしのラブモードが極限になると、大好きを通り越すようです。 『生みたいくらい可愛い』という概念が存在するようです。 今までこのランクまで達したのはドラゴンたちと鋼のアルだけです(笑) 更にもうちょっと前にはナイトライダーのキットに対しての感想がこんなでした。 『キットになら嫁げると思う』(注:キットは車です) これに関しては『既に異種族間とかいう問題じゃねえ…!』と返されました。 なんかわたしこんなんばっかりですね。人間いやしない。 そういや前に箱庭を作ったときもそうでした。 家具も、生活用品も、何もかも揃っているのにその箱庭には人間がいませんでした。 先生にも『人間がいないんやね』と言われてしまいました。 と、申しますか、指摘されるまで人間の不在に気付きませんでした。
とにもかくにもドラゴンが愛しいバハラグですが。 色々とアホなことを考えては楽しんでいます。 もし、FF6の十一周年とバハラグの九周年とゼノの七周年の記念パーティがあるとして。 これら三つのパーティをいっしょくたに開くとして。 そしたらそこでは、どんな会話が繰り広げられるでしょうね?とか。 ティナとフェイは記憶喪失主人公の苦悩を語り合うでしょうし、 ビュウは同じ主人公仲間としてその苦労っぷりに耳を傾けて付き合ってそうです。 セッツァーとホーネットは船について熱く語り合ってそうなのですけれど。 途中でミシディアうさぎとパピーの自慢話大会に突入して激論になってそうです。 (いや別にセッツァーはミシディアうさぎ飼ってるわけでは) 機械の話だからと参加していたエドガーは親馬鹿大会になると二人から離れます。 で、ドンファンとお互いの口説きテクを伝授しあったりするのです。 エレハイムとセリスは気が合いそう。彼氏苦労話とかで(笑) しかしこのパーティ会場で最も注意すべきはやはりドンファンでしょう。 ちょっとでも目を離そうもんならすぐさまあっちこっち口説いて回る。 彼女もちの方々は気が気ではありません。 ロックもフェイもきちんと大切な人をガードしておかないとです。 で、大騒ぎになりかけたところでルキアさんのセイントタワーLV10発動。 ああ平和です(笑)楽しそう。
ちょっと色々、目論んでいたりします。 余りにバハラグが楽しくて。そしてドラゴンたちが愛しいものですから。 接触者対存在に10のお題のときみたく、やらかしたいなあと。 来年十周年てのもありますしね。 まあ一番の原因はドラゴンが可愛すぎてどうにもこうにもなわけですが。 ドラゴン十匹分、話を書きたいと考えています。 どの子を書こうかと色々考えた結果、以下の子たちに絞りました。 ドラゴン十匹いってみよう!
・サラマンダー(当家ではれらん) ・アイスドラゴン(同じくるあろす) ・サンダーホーク(ぱさいる) ・モルテン(とるら) ・ツインヘッド(ひいゆ) ・ムニムニ(うにむ) ・パピー(ぴるす) ・レンダーバッフェ(この子は書きたいことが多すぎます) ・バハムート(オレルス側神竜代表。ばはむー) ・アレキサンダー(アルタイル側神竜代表。あれちゃん)
どの子もみんな可愛くて、お話がぽこぽこ浮かぶのです……! 七匹分はもう構想まとまりましたしね。残り三匹です。 本当は、ばはむー以外のオレルス側神竜も書きたいのですけれどね。 りう゛ぁちゃん(注:リヴァイアサン)とかう゛ぁりちゃん(注:ヴァリトラ)とか。 まあそこらへんを代表してばはむーということにしましたが。 あと、こっそり悩むのが書き方だったりします。 一人称で書いたほうがドラゴンの心情に近くて良いかなーとも思いますが。 やはり普段から三人称で書いているのでいざとなると、とても難しい。 それに力不足ゆえに表現しきれない。 あと、お伽話風語り口調というのも書き方候補の一つだったりするのです。 書き方でここまで悩むのは久し振りのことかもしれません。 なにせフェイエリィだと、考える前にさっくさく書けてしまうので(笑)
そんなこんなで、今日はお試し版?というわけでもないのですけれども。 書きたくて書きたくて仕方のなかったレンダーバッフェ話です。 しかもレンダーバッフェの一人称で!あー書ききれないー。 なので、後日また三人称バージョンも書きます。このお話。 パルパレオス側から見たこの子の行動とか。 ビュウの行動の理由とか。このお話の続きとか。 あ、因みに今日のお話はドラゴン十匹計画には入りません。 また新たにレンダーバッフェのお話は書きます。 ……今度は、もう少し、しあわせなのを。 この子はとても頭の良い子。そしてパルパレオスによく似た子。 それゆえこんな結末を望み、それはかなえられました。 ドラゴンって、みんな、こうだと思うのです。
―…って。その前に。こんなところで恐縮なのですけれども。 拍手のお返事をさせて頂きますね。 お言葉、拍手、どちらにも感謝です!
>二十六日 ・0時の方 バハラグ話読んでくださいましたか!ありがとうございます……! 何の脈絡もなくいきなりドラゴン話ですのに、分かってくださる方がいらっしゃるなんて。 趣味に走りすぎかなあとか思いつつ書いた甲斐もあったというものです。 理解してくださる方の存在が、そしてお言葉が嬉しくてなりません。 ドラゴンの愛らしさはあんなものではありません。もっと、もっとです(笑) あの子たちの可愛さを、頑張ってどんどん書いてゆきますね!
>二十七日 ・17時の方 やはりこのサイトにお越しの方は、管理人と同年代の方が多いのでしょうか? そうでなければ、スーファミ話にこれほど寛容に付き合ってくださるだなんて(笑) 唐突に語り始めたスーファミ関係ですが、まだまだ語る気ですこの人。 調子に乗っているでしょうか…うう、でも大好きなのです。 FF6はあと少し書きます!と、申しますかそろそろクリアしなければ。 今度こそ気合い入れて国王とギャンブラーを。お言葉ありがとうございます!
『とあるちいさなゆりかごのうた』(バハラグ。レンダーバッフェ一人称)
私はどうしたら良いのだろう。
傷ついて倒れ伏してなお、彼は彼にとって深い意味を持つ教会を守りきった。私はそんな彼を援護し、共に戦い続けるだけだった。戦場において、私と彼は常にそうして在り続けたのだから。 けれど、双剣を大地に突き立て、それでも体を支えきれず横たわる彼の側に、一匹のドラゴンが舞い降りてきて。それはかつて幾度も幾度も翼を交わして戦ったことのある、真紅の不死鳥たるドラゴンで。即ち敵。だが、そこからまろびでるように駆け下りてきたのは、彼を変えた、金の巻き毛持つ姫君。彼に駆け寄る彼女の側には、彼と同じように双剣帯びたクロスナイト。無言のまま、痛ましいものを見る苦しげな眼差しで、二人を見ていた。 私はどうしたら、と。沢山の敵。けれど敵ではない。私は戦うことと翔ることしか知らない。だからどうしたら良いのだろうと、戸惑うように彼らから少し距離を取っていた。こんな気持ちは初めてだった。 そんな時、姫君にそっと体を起こされた彼が、視線を宙にある私に向けた。異世界との魔物との、壮絶な戦いに独りで赴いた証のように、彼はこめかみから流れ出る血を拭いもしないで、口の端にも僅かに赤いものをこびりつかせていた。片方の瞳は瞼でも切ったのか閉ざされていて、文字通り満身創痍だった。戦場でこんな彼を見るのは初めてだった。 隻眼であってもいつもの強い眼差しは変わらない。彼は私を射抜くと、微かに唇を動かした。風に吹き消されてもおかしくない、小さな声だった。私には聞こえなかった。けれど、彼の表情と、口の動きで、内容はすぐに理解出来た。 私は迷う翼を叱咤して、漏れ出た一鳴きを打ち消さんばかりにばさりと羽ばたき、飛び去った。その際、敵である真紅のドラゴンが、大きく澄んだ瞳を真ん丸にしているのが視界に入った。 何もかもが初めてだった。あんな、甘えたような鳴き声を出したのも。彼の命令に背いたのも。
『ゆけ。もう。戻るな』
意味するのは別離。彼の選んだ道に、私が寄り添うことを彼は好しとしなかった。けれど私のみが帝国に戻ったところで、裏切り者の駆る愛竜よ、と謗りを受けよう。それも彼は好しとしない。だから私に自由を与えようとした。何に属することもなく、ただこの空を舞って生きよと。 だが私はそれに逆らった。 彼が側に在りたくとも、最早在ることの出来なくなった、孤独な皇帝に、私が代わりに寄り添おう。いかな屈辱も、罵声をも、甘んじて受けてくれよう。狂い始めたあの国に残されるであろう彼の汚名を、少しでも雪ぐため。そのためなら私は私の生命さえも惜しまずかけよう。 けれど。私はどうしたら良いのだろう。彼と私は、属するもののため、敵同士になってしまった。私は彼の名誉のために、彼を爪にかけるのだろうか。それとも彼の剣にかかるのだろうか。後者は避けなくてはならない、何故なら彼はとても優しい人だから。傍目には大層分かりにくい、不器用で優しい彼を見抜いた人は、かの皇帝と姫君だけだった。 傲慢などではなく、彼は私を屠ることで傷つくだろう。そしてその傷を誰にも伝えず、己の内側に抱え込むだろう。その傷はまるで毒持つトゲで、抱くことにより一層傷を深めるというのに。 ならば私はどうすれば良いのだろう。私が彼を殺めれば良いのだろうか。考え、考え、考えあぐねている間にも、血戦は目の前で開かれた。
遠く、砲門の咆哮が響く空を、私は舞っていた。ただ一心に、前へ。前へ。墜落するような速度で、ひたすら前線へ。幾度も魔法の雷撃や、業火に灼かれた。重々しい鋼を打ち付けられもした。体中の感覚など、疾うに麻痺している。慣れ親しんだ帝国の空の道さえ、何処かぼんやりと霞んで見える気がした。それは決して、辺り一面を覆う、硝煙の所為だけではないと思えた。 翔けて。馳せて。私がそうする理由など一つしかない。やがて見つけた。
オレルス最速を誇る私の翼が、反乱軍の主要部隊にまで到達した。そこにはあの痛々しい傷も癒えたらしい、彼の姿もあった。護るべき、護りたいもののために双剣を振るう彼は、かつての彼と同じように、違うように、戦いに全身を染めていた。敵陣の真っ只中だというのに、私はふいに笑みを浮かべそうになってしまった。おかしなことだ。 敵のドラゴン部隊が私の邀撃に駆けてきた。先陣を切っているのはあの真紅のドラゴンだ。魔法の射程範囲にまで、真っ向からぶつかりかけた時、彼方からよく通る声で鋭い命令が発せられた。突然のことに、真紅のドラゴンが空中で慌てて制止をかける。その横を素通りする形で、私は相手と擦れ違った。あの日と同じ透明な瞳が、真ん丸に見開かれているのがよく見えた。 もう一人のクロスナイトが叫んだ『まて』の命令により、私はようやっと辿り着いた。崩れ落ちるように、どうと大地に落下すると、砂埃にまみれながら、私は酷く安堵した。 私は、彼の眼前で、地に堕ちることが出来た。
そこは戦場だというのに、彼の足音一つさえ聞き分けることが出来るくらい、静まり返っている。それとも、そう聞こえる私だけかもしれない。彼は私がそっと伸ばした首の前に佇むと、無言のまま立ち尽くしていた。きつく噛み締められた唇に、少し胸が痛んだ。そこで私は漸く痛覚というものの存在を思い出し、今更のように驚いた。 あの教会で、初めて出した甘えるような声が、自然に漏れた。こんな風に彼を探すなんて、求めるなんて、初めてだった。そして彼が、おそるおそる、ためらうように、私の首に手を回して抱き締めてくれるのも初めてだった。ああ。もう。なにもかもが。そうして込み上げてきた感情も涙も、全てが初めてのものだった。 少しずつ私から私が失われてゆくけれど、私は満ち足りていたから構わなかった。初めて気付いた多くのものは、決して遅すぎるものではなかったから。
ごめんなさい、大好きなあなた。私はとてもしあわせだから。あなたと過ごした時間も、今こうして消え行く時間も、あなたと共に在ったからこそ私はしあわせだったから。 さようなら。やさしいサスァ。私が導き出した最良の答えは、私があなたの手にかからず、私があなたを手にかけず、ただあなたの腕の中で眠りに落ちることでした。
おやすみなさい。だいすきなだいすきなあなた。 やさしいやさしいあなたにいだかれ、わたしはほんとうにしあわせ―…
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