織りを正すと、世の中というのは単純なことが固まっている。どんなに複雑に見えることも、根っこの部分は同じで、広がっただけの枝葉なのだ。 知り合いの人、何人かに聞いてみて欲しい。
「ちょっと、計算してくれる? 1足す2、掛ける3、引く4は?」
なんと答えるだろうか? 書き出してみると簡単なのだが、「1+2×3−4」なら、「1+6−4」となり、「3」という答えになる。 でも、「5」と答える人はいないか? きっと、「(1+2)×3−4」と勝手に式を置き換えているのだ。 言葉通りに受け止めればいいのに、なぜか、こう、思いこんで計算してしまう。 そうなると、単純なことなのに、難しくい問題になってしまうのだ。 まあ、世の中の情報は、そのほとんどが隠れていて、想像しなければならない。そのときの読み違え、勘違いが、話をこじらせる原因なのだ。 そんな簡単なことなのに、やっぱりそれは、起こってしまう。 簡単故に複雑なのだ。
先ほどの計算式だが、友人に 「1だ」 と自信に満ちて言われたとき、世の中の複雑さを、改めて思い知った。
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