あまつばめの雑記
こんばんは。いらっしゃいませ。

2002年05月13日(月) 掌の会話

4月から、駅のホームで見かける二人の子供がいる。
小学校の低学年ぐらいの男の子と女の子。
いつも、女の子が先にきて、ホームで男の子を待っている。
それだけ見れば、どこにでもある穏やかな風景。
でも、たった一つだけ、それは違っていた。


こんばんは、あまつばめです。
通勤中の一風景のお話です。


その2人に気がついたのは4月のはじめです。
つい、目で追ってしまうその子には、ある理由があります。
男の子と女の子が意思を伝え合う時、互いに言葉を使いません。
言葉が喋れないもしくは、耳が聞こえないようです。

手話での会話。
ただの意思疎通をしているだけで、この子たちにとってしっかりとした言葉でしかないでしょう。
でも、手話はわかりません。

英語なら、聞いたことある単語が出てくることもあり、(何となく)わかることもあります。
でも、手話はわかりません。
どこに行けば手話がわかるのかさえも知りません。

別に、この子達と話すこともないですし、身近には手話を必要とする人はいません。
そして思うのです。
興味だけで手話を知りたいと。


ただの好奇心で知りたい。
他人が使っているから、知らない自分が損をしている。
そんな気持ちで願うこと、それは、いけないことなのでしょうか?

よくわかりません。


 < 過去  目次  未来 >


あまつばめ [MAIL]

My追加