4月から、駅のホームで見かける二人の子供がいる。 小学校の低学年ぐらいの男の子と女の子。 いつも、女の子が先にきて、ホームで男の子を待っている。 それだけ見れば、どこにでもある穏やかな風景。 でも、たった一つだけ、それは違っていた。
こんばんは、あまつばめです。 通勤中の一風景のお話です。
その2人に気がついたのは4月のはじめです。 つい、目で追ってしまうその子には、ある理由があります。 男の子と女の子が意思を伝え合う時、互いに言葉を使いません。 言葉が喋れないもしくは、耳が聞こえないようです。
手話での会話。 ただの意思疎通をしているだけで、この子たちにとってしっかりとした言葉でしかないでしょう。 でも、手話はわかりません。
英語なら、聞いたことある単語が出てくることもあり、(何となく)わかることもあります。 でも、手話はわかりません。 どこに行けば手話がわかるのかさえも知りません。
別に、この子達と話すこともないですし、身近には手話を必要とする人はいません。 そして思うのです。 興味だけで手話を知りたいと。
ただの好奇心で知りたい。 他人が使っているから、知らない自分が損をしている。 そんな気持ちで願うこと、それは、いけないことなのでしょうか?
よくわかりません。
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