駅前の洋菓子店軒先でツバメが舞っていました。 「まだ4月もはじめだよ?」 そう口にしつつも、喜びは隠せません。 春なんですよね、ホントに。
こんばんは。季節の足が速いことに驚いているあまつばめです。 今年が異常かどうかはこの際関係ないです。 1年のうち2週間くらい季節が早まっても、パーセンテージにしたら4%程度です。消費税より少ないです。まあ、比べるものではないですけど。
先日母が、 「換気扇、直しておいたから」 と告げました。 ごめんなさい。壊れていること知りませんでした。
古い換気扇は、つけると音がうるさく、家のどこにいても使っていることがわかるくらいでした。ゴンゴンゴンと響く音は、なぜか頭が痛くなり、ものすごく耳障りに思っていたのです。故に換気扇を使うことは私はしませんでした。春夏秋冬、朝昼晩、時間も季節も天候も関係なく窓を開けていました。お風呂使用後5分ほどを換気代わりに使っているのですが、ついうっかり開けっ放しにして、それが冬場だったりして、加えて次に入るのが妹だったりすると、立ち直れないくらいにぼろくそに怒られます。それでも換気扇はつけませんでしたが。
今日、お風呂に入ったとき、何か音が聞こえるのですが原因がわかりませんでした。軽い、静かなモーター音はそれ程遠くないところから聞こえてくるようでした。「なんだろう?」と疑問に思いつつも、のんびりと湯船に使っておりました。
そして1時間後。湯船の中でふるえていました。寒いのです。耐えられないぐらいに。
お湯の温度はいつもと同じくらいでした。だから、ここまで冷えるはずはないのです。が、芯が冷えているのを自覚します。ここのところ忙しかったから疲れが溜まっているとか、知らないうちに風邪をひいていたとか、いろいろ考えました。まあ、答えなぞわかるはずもないのですが、それでも考えていました。冷静な人が見ていたらこういってくれるでしょうな。 「さっさと足し湯するか出ろ」 考えつきませんでした。
結局、寒さにふるえながらもう30分ほど入っていましたが、やっぱり温まりませんでした。ふるえを押さえるために熱いシャワーをしばらく浴び、脱衣所に出て気がつきました。 換気扇のスイッチがONになっていたのです。
新しい換気扇はさぞ、性能がいいようで、音も小さく気になりません。換気量も桁違いに多いようで、湯気も熱気もどんどん排出しているようです。 だからでしょう。必要以上に熱をとられたお湯。濡れた素肌が乾燥することで奪われる反応。身体を冷す要素は換気扇だったのです。
気づかなかった私もマヌケですが、つけっ放しで行った前の人は誰なのか気になります。妹だったら行ってあげましょう、どれくらい寒い思いをしたか。ええ、もう立ち直れないくらいに。ちょっとくしゃみが止まらなくなっているのですから。
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