| 2003年02月23日(日) |
卒業旅行・12 アート@ウィーン |
朝からダウナー。 そのままベッドで伏していたかった。
けど事実上旅の最終日であり、 今後訪れる機会がなかなかないだろうと 心身ともに辛い身体を引きずって トラムに乗った。
知らない異国の街で 誰に優しい言葉をかけられるわけでなく、 かといって 日本に帰ったところで待っていてくれる人 (待っていて欲しい人)がいるわけでもなく 結局のところ何処に居ても同じ自分 と付き合っていかなければならないんだと 強く思った。 留学とか遊学とか色々考えたけど どこまでもついてくる自分からは逃れられない。 環境が私を変えてくれるとでも?
それでも町の端々にセンスと芸術のある街に 住みたいと思う気はまだある。 ただボーっとするため。 要するに私が今日本にいる訳は 金銭問題と和食だけ。
何かを学びたいなら 大概は東京で事足りるだろう。 異文化を求めて 留学するなんて本質を間違えてる気がする。 100年前ならともかく 今求めるべきは共通項じゃない? 違う違うと違いばかり 気にしているから争いになるんだとか。
そう思う人だけが ここを出て行けばいい。 その人にとってそこはそう変わりない場所なはず。
MUMOKという 現代アートの美術館に行った。 各フロアごとにテーマやアーティストが異なり それぞれが特殊な空気を醸し出していた。 リアルと妄想の間です。
何の偶然か、 腕のない人、身体の焦げた人形、 胴体部分などといった 「欠けた人間」をモチーフにしているものが 目に付いた。 昨日買った「キミコ」みたいに。 まさかキミコの欠けた腕があるんじゃないか なんて探しながら見入った。 このような作品にグロさを求めて楽しみたくない。
あとは『禅』をモチーフにした作品も目立つ。 でもこれらはダメね。 これは禅です、 って主張してる作品の何処が禅なのよ。
それから気に入ったのは 真っ黒なトンネルに入ると ショーウィンドウに沢山のおもちゃが 羅列してあるもの。
最初は???って思ったけど その中に性的なものを象徴するもの いわゆる性のシンボルが混ざっていることに気付く。 そのイメージが侵食していって そのうちそのトンネルの中全ての玩具が 性を表現しだす仕組み。 これは気持ち悪いけどほんとうに面白いと思った。 一旦罠にはまると チョコレートパフェの置物まで エロティックで卑猥。まさに妄想でした。
午後はフンデルトヴァッサーの建築を見に。 市営住宅なんだけど、 曲線を用いたポップな建物で 日本でも人気がある。 平和な気持ち、取り戻す。 Hundert Wassar ちなみにこの人の奥さんは日本人らしい。 昔のTBSのロゴマークはこの人がデザインしたらしい。
夕暮れの街をトラムで一周ぐるんとする。 オペラに向かう貴婦人が見える。 明日は帰国。
夜は4人で魚類系レストランNordSee。
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