ひまつぶし日記

2003年02月22日(土) 卒業旅行・11 ウィーン”デア クス”

午前中はケルントナー通りという
ショッピング街で各自お買い物。

H&Mという、日本にはない洋服屋さんがあって
そこの廉価で可愛い服を買った。
和テイストが流行ってるらしく、
そんな服を物色する日本人な私に違和感。


それからナッシュマルクトと呼ばれる
「蚤の市」に行く。
ウィーンの蚤の市はかなり有名で、
目利きのある人には鼻血なお宝が、ガラクタの中に
混ざっているらしい。
アンティークのブローチや
戦争時代の手紙やハガキ(勿論本当に誰かが
誰かに宛てて書いたもの)はロマンを掻き立てて
ステキだった。

私はここで
腕のない女の子の人形を買った。
1ユーロ。ダンボールの中にうずもれてて
でもひと目で気に入って選んだ。
小さいながらも寝かせるときちんと目を閉じる
美人なインディアンの女の子人形。
うふふ。
欠けているものがある人は美しいの。
欠けているものがある人は痛みが分かるの。
この子のお名前は「キミコ」


Sparというスーパーでお土産を買い、
4人は思い思い自分の行きたいところへ。

私はウィーンで必ずお目にかかろうと思っていた、
クリムトとシーレの絵を見に
ヴェルヴェデーレ宮殿へ。

クリムト風景画展が今日までってことで
なかなかの賑わい。
あのような鮮やかな海の絵を描くなんて意外。

エゴンシーレの生の絵は
やばい。
痛々しくて自虐的で哀しかった。
本当に愛に飢えてるひとの渇望が辛かった。
体へのひどい執着と肉体関係の執着とが
とにかくすごかった。
あれは本物じゃなきゃ絶対響かない。

それに続いて見たクリムトの「接吻」の
幸福さ。
どうして師弟関係である二人がこんなに対照的なのよと
思いつつも
シーレに比べて
クリムトは究極の理想(妄想)を描いたんだなって思ったら
求めているものはきっと二人とも同じ。
そして誰でも同調できるんじゃないか。
なんておもった。

接吻の絵の前でキスをすると別れないんだとかで、
ウィーンのバカップルがキスしてたよ。
けどいいと思う。
私にはそのカップルにも
同じオーラが見えた気がする。

この日からなんとなく放心。

ウィーンはやはり芸術の街だ。


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