samahani
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2003年03月08日(土) 事故ります(連用) 2

昨日の日記からの続き

受話器の向こうにFAX用のコール音が鳴っているのを聞いた時、私は、ああ・・やっぱりなという気持ちだった。けれども、うちに帰って、なんだかホッとしていた。(あのムカツクねーちゃんと寒空の下に居るよりはましだった) 次は、警察と夫の会社のどっちに先に掛けようかと思ったが、自然と話が簡単な方の夫の番号をプッシュしていた。夫は、まだ会社には着いていなかった。警察に電話を掛けた。「911」に電話をするのは初めてだった。

事故に遭った時間と場所を伝え、今は家に居ると言うと、すぐに来るということだった。私は、ぶつけられたんだ、被害者なんだと、どうしても伝えたくて、受け身( be + 過去分詞)にしたのだが、hit の過去分詞も hit ( hit-hit-hit ) だとは知っていても、それじゃあ、ぶつけられたと伝わらないゾと思えて、 “ My car was hitten. ” としつこく言っていた(笑)。電話の向こうの婦警さんは、英語の先生ではないから間違った英語を訂正したりはしないけれど、私が「相手は免許証も見せないし、嘘の電話番号も教えられたし、困っているのはこっちなんだ」と必死に訴えている事はちゃんと聞いてくれた。私のことを、英語の下手な人だなとは思っただろうけど・・。

それから15分ほどして、警官がひとりでやって来た。ドアをノックし、玄関で立ち話するのかと思ったら、当然のように靴のままズカズカとキッチンまで入ってきた。(もちろん、靴を脱いでもらえませんかなんて言えるわけが無かった) 私が紙に図を描いて事故の状況を説明すると、「分かった、大丈夫。ムコウの言っていることと同じだよ。レポートはそう書くから(まかせて)。あとは、保険会社同士の話し合いになるから、自分で保険会社に連絡してどうすればいいか聞いてその通りにすればいい。それは警察の仕事じゃないからね。何か質問ある?」と言われた。「質問ある?」って、それで終わりなの?・・・。私は相手の電話も保険の番号も知らないのに、それで、大丈夫って言われても、本当に大丈夫なの???

「ちょっと待って、それじゃあ心配だから、夫に説明してください」と私が言うと、電話で、夫に一通りのことを説明してくれた。警官は「説明したから、もういいかな」と言って帰ろうとした。気持ちのどこかで、なんだか変だなあとは思ったけれど、あの、ふてぶてしいネーチャンと比べたら、おまわりさんはまともで、きちんと対応しているように思えてしまった。(比べる方がおかしいのだが) それに、夫も話を聞いたのだし、おまわりさんも名刺をくれて何かあったら電話してと言っているのだし、何とかなるだろうと思ってしまった。

その後すぐ夫に電話したら、「追突された場合は90%以上ムコウの責任ってことになるから大丈夫だって言ってたよ」と言うので、少し安心したのだが、全然、大丈夫なんかじゃなかった。

そのあとすぐ、あーあ、アメリカのオマワリなんて「いいかげん」なんだからっ!と思わされる出来事が待っていたのである。

(続く)


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