samahani
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2002年10月28日(月) FedExで届いたものは・・

お昼過ぎ、玄関の前にFedEx(アメリカの宅急便のようなもの)の小さな箱が置かれているのに気が付いた。なんだろうと思って見てみると、マーク・ウォルス(仮名)というこの家の大家さんの名前が書かれていた。

近くに住む 大家さんがウチに荷物を送ってくるというのも変だけれど、とりあえず開けてみることにした。中から出てきたのは、書類とそれを送って来た人の名刺、なにかフィルムケースのようなものがいくつか入っている茶封筒だった。この茶封筒は何だろうと思い、厳重に封されているテープを見てドキリとした。赤いテープに黒い太文字で「EVIDENCE EVIDENCE・・・」(証拠)と書かれていたのである。あ、これは開けてはいけないものだったと思い、もう一度箱を見てみると、住所は確かにここだけれど宛先がマーク・ウォルスになっている、大家さん宛てに来たものだったのだ。(以前はここに大家さんが住んでいたこともある)

なんだか分からなかったが、開けてしまったものはしょうがないので、夫が帰るまで待って、どうすればいいか聞くことにした。

「ねぇ、これ 間違えて開けちゃったんだけど何だと思う?」と、わたしが訊くと、しばらく見ていた夫が 「ちょっと マズイものを開けちゃったよ」 と言って、ひとりで考え込んでしまった。

それは、誰かが子どもの認知をするために血液鑑定所に調査を依頼して、弁護士を通して送られてきたその結果だったのである。

でもなぜ、そんなものがここに? 相手の女性が前の住所(ここ)しか知らなかった? さて、これはどうするべき?

「わたしの所為にすれば、よく分かっていなかったってことで許されるから、明日、マークのオフィスに電話して、謝って取りに来てもらうようにするよ」と、私が言っているのに、夫は 「弁護士の所に電話してこの人はここに居ない(知らない)と言ったほうがいい」 などと 関わりたくないようなことを言う。

「弁護士事務所だって、FedExだって、いい加減だよ、書留にするなり、相手を確認するなりもっときちんとして欲しいよ。それに、その見ず知らずの人にそこまでよくしてあげなくたって・・・」というのが夫の言い分。

わたしは「それではあんまりだ、問題が先送りになるだけだし、この人知らないなんて嘘はつきたくない(そんなこと言って、ばれた時の方が信用なくすよ)」という言い分。

結局、私の意見が通って、明日、私からマークに電話することになった。

なんだか、こういう事があるとアメリカっぽいなあって思ってしまう。


でもねぇ、マークって決してカッコよくないし、すんごく太ってるし、仕事をバリバリしてるイメージはあるけど、もてるとは思えない人なのだ。全然もてないウチの旦那さんに「なんかさぁ、(マークでも外で子ども作っちゃうなんて)自信ついた?」なんて言ったら、素直に「うん」と言われてしまったのだった。


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