キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
index|back|next
結局 求めてるのは自分だけなのかぁ。 そう思うと哀しくなってしまうけど、君はだいぶ変わってくれたよ。 そう思う。 電話も、わりと出てくれるようになった。 不在着信を残したら、わりとかけ直してくれるようになった。 わりと、ね。
この恋愛を、もう何度止めようと思ったか。 自分が惨めで、どんどん自信がなくなって、私ばかりが求めて。 別れる、と何度も何度も泣いて、君を困らせた。
「わかれたい」とほのめかすと、君は決まって 「いやだ。」と言った。言ってくれた。 「はるじゃないとダメ。」と言った。 ただそれだけが、私を今まで生かしてくれた。
君が「そっか、じゃぁ別れようか。」と言ったとしたら もうとっくに関係は切れてるんだろうね。
君は努力してくれてる。 でも私はもっともっと欲しがってしまう。 足りない、足りない、と。
私は 私を変えることを諦めてしまった。 頑張るのが辛くなってしまったから。 Jには変わって欲しいと望みながら。 自分ってひどいなぁ。
これ以上大人になりたくない だって大人になるほど荷物がどんどん増えて 誰かのこと 助けられなくなる。
私 このままずっと遠距離しながら仕事して それからどうなるんだろう
見えなくて 何も見えなくて ただ不安になる。
「恐怖は一時的なもの ただし不安には期限が無い」
どこかの本で そんな一文を見た。
|