キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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去年ではなく、一昨年のクリスマスに一緒に買った指輪がある。 Jとお揃いの。 お互い合うサイズが無かったので、私は小指に、 君は中指用ということではめてた。 けっこうお気に入りなのです。
しかし、どうやら年末あたりから見つからない…orz 大体、テーブルか洗面所で発見されるはずなのに どうしても見つからない…orz Jに「失くした!涙」って言ったとしてもJは怒らないと思うけど もし本当に失くしていたとしたらマジでショックだ。。涙 と思っていた。
で、君に電話をかけてみた。 別に指輪の事を話したかった訳じゃなくて、 ただ話したかっただけなんだけど。
そしたら電話に出てくれた! (↑そこで驚いている時点で恋人同士として何か間違ってると思う。)
「あのね、一昨年のクリスマスに買った指輪あるじゃん。 私が小指にしてたやつね。」
「うんうん。」
「あれがさ、最近行方不明なんだよ(T-T)どーしよう…。」
「…あはははははーーーー!!!ははははは!!!」←なんかすごいウケてる。
「えぇええ!?!?なんで笑うの!?」
「あははははー!!はははははっ笑」
「えぇえええーー??」
「オレ持ってるもん。笑」
「…はー!?ちょ、え!?な、なんで???」
「持って帰ったの。笑 て、はるちゃん知ってると思ってた。」
「えー!?意味分かんない!わざと!?なんで!?」
「えー…だってそうしないとはるちゃんの指のサイズ分かんない。。」
(゚д゚)なぬ てか、指輪買おうとしてくれてるってこと?
「でもあれピンキーリングだよ…?」
「いや、だからそれよりちょっと大きめって思えば(薬指に合うかと)。 だって、買ってきて欲しいものリストに『ゆびわ』って書いてたじゃん。笑」
あぁそういえば。 そんなバカなことした思い出が…。
年末にJと6日間くらい一緒に居たとき、 どうしても1日だけ研究室に行かなければいけない用事があって 「その間に買い物してきて欲しいリスト(主に夕飯の食材)」 のメモに、冗談で「ゆびわ」って書いてたんだった。自分アホか。 だって、クリスマスプレゼントも何も用意してくれてなくて なんか色々ショックだったし。
「そうだったんだー。びっくりした…ほんとに指輪なくしたと思った…。」
「一緒に部屋で映画観てたとき、はるの指からこっそり取ったよ。笑」
「ええええええ!?うそ!!あのとき指輪してたっけ。」
「うん。はるちゃん全然気付いてないし。笑」
なんだか嬉しかった。 私のために何かしてくれるってこと、あんまりない人なんだけど←それはほんとに恋人なのか 何かしようとしてくれてたんだなぁって。 本当に指輪をもらえるのかは分からないけれど、 その気持ちだけで嬉しかった。
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