キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2007年11月22日(木) 答えはシンプルなはずなのに。


何だかもう
よく分からない。

考えることが辛いから逃げてる。
今Jは頑張ってくれてる。
私と別れたくないから。
私だって、出来れば別れたくない。
でも何かが違うんだ、多分。

あの誕生日の日、Jと電話をしたとき
最後の方は二人で笑って話をした。

Jは言った。

「今でもびくびくしてる。
 いつはるが、『別れよう。』って言うんじゃないかって。
 次の言葉は何だろうって、怖い。」

「はるの言ってること、少しだけ分かった。
はるは、メールや電話が欲しいんじゃなくて、
オレが、はるのこと想ってるってことを、もっと感じたいんでしょ?」


その次の日からJは、頑張ってくれた。
休日には電話をくれたし、
平日にはメールをくれた。一日2通が彼の限界だけど。


私はまだ辛かったから、別れを考えていた。
でも、今頑張ってくれてるJに、もう一度『別れたい』なんて言えなかった。

どうしてJはそこまで頑張ってくれるんだろう。
どうしてそこまでして私を繋ぎとめておきたいんだろう。
私にはJを信じられない。
私のことを好いているから、別れたくないとかじゃなくて、
私以外にJのことを好いてくれる人が居なさそうだから、
Jは私を繋ぎとめておきたいのかもしれない。







恋人になると、相手の深い深いところを見ることになる。
それは生活習慣だったり、癖だったり、嫌な部分であったり。
ほぼ、その人の全てを見られるようになる。
それは深い関係になった証拠なのだろう。
そんな関係になったとき、それでもまだ相手を大切に思えるかどうか、
まだそこに愛はあるかどうかで、
その恋人たちの行く末が決まる気がする。


Jはどんどん私に慣れて、私が彼女ということに慣れきってしまった。
それはおそらく私も同じなんだろうけど。
Jと深く付き合えば付き合うほど、Jは私を大切にはしてくれなくなった。
私は基本的にギブアンドテイクな人間だから、
自分ばっかりが頑張って、相手に何かしてもらえないという状況が続くと
どうも腑に落ちない。
私は天使でもないし、都合の良い人間にもなれなかったから
自分だけがギブし続ける事が変に思えてきた。

自分一人が頑張ってるのが、嫌になったのだ。
疲れたのだ。
二人の未来なのに、自分一人だけが悩んで泣く日々はうんざりなのだ。






日記を書いていると、泣きそうになる。
今までにも、泣きながらここの日記を書いたことが何度もあった。

自分の気持ちを言葉として綴ったとき、
抽象的なものが、いきなり具体的なものに変わる。
その変化の過程で、
心の底にある声が、
自分の本音が、
落ちて消えてしまうときもある。

必死で伝えようとするけれど、伝えようとすればするほど
喉の奥が詰まって、言葉にならない。

でも多分答えはシンプルで
「Jにもっと愛されたい。」

ただそれだけなんだ、きっと。

でも好きなだけじゃ上手くいかない。
私たちがどこに行くのか分からない。




映画の「東京タワー」(V6の岡田君と黒木瞳さんの方)で、

「いつかは別れようと決めている。
 でもそれは、今じゃない。
 今はまだ、手放せない。」

と、松潤が言うシーンがある。

今の私は、それに近いのかもしれない。


はるか |MAIL

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