キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2007年10月30日(火) お別れに向かって。


Jとの恋愛に向き合うのが怖くて
今まで色々逃げてきた。
ここの日記を何度も書こうとしたけれど、
また恋愛と向き合うのが怖くて、書けなかった。
手が動かなかった。
けれど、今日で終わりにした。

Jに、お別れのメールを送りました。


送るまで辛くて、長い長いメールを打っている最中も
涙が溢れてきそうだった。
研究室に居たから、我慢した。
「送信」のボタンを押すのが辛かった。
でも、押した。

リセットしたかった。
自分を解放してあげたかった。
「別れたらどうなるんだろう。」とか
「辛くても別れずに続けていったら、私は幸せになれるんだろうか。」とか
色んなことを予想することにも、心が疲れていた。


私はきっと、Jに救って欲しかった。
この苦しみも、この淋しさも、全て。
私はJを求めすぎていたし、
Jは私を離しすぎた。そう思う。


Jが好き。
けれど、私は別れを選んだ。
ただただ、辛かった。
Jに、私の望みを叶えてもらえないことも。
私が、Jの望みを叶えられないことも。


人間は、他人に親切にしてもらったことはよく覚えてる。
だから私も、Jに優しくしてもらったこと、よく覚えてる。
Jが、私の手を沢山握ってくれたこと、
私の作る料理を美味しい、美味しい、って笑顔で食べてくれたこと、
面白いDVDを持ってきて、一緒に観てくれたこと、
会うたびにプリクラを撮ったこと、
何度も映画館に行ったこと、
Jの実家に行ったこと、
遊園地に行ったこと、
笑いかけてくれたこと、
抱きしめてくれたこと、
頭を撫でてくれたこと、
電話をプレゼントしてくれたこと、
長い長いメールをくれたこと、
「好きだよ。」と言ってくれたこと。


Jが大切だった。
Jが大好きだった。
でも、何度も何度も泣いた。
泣いてばかりだった。
Jは電話に出てくれなかった。
会いたいと、あまり言ってくれなかった。
淋しいと、言ってはくれなかった。
約束を、守ってくれなかった。
それでも私はJを愛していた。

高くないその背も、
細い目も、高い鼻も、
綺麗な手も、
甘い声も、笑う声も、
眠たそうな声も、
毎日が全力疾走なことも、
趣味に没頭すると何もかも見えなくなるところも、
賢いところも、
才能があるところも、
たまに毒舌なところも、
自信家なところも、
すべてを愛していた。
私はJが、好きだった。


でもただ好きなだけでは、恋人としては続かなかった。
単にこれは私の場合だけれど。

私はJが好きだったから、もっと愛されたいと思ったし
もっと大切にして欲しかった。
電話にも出て欲しかったし、
会って別れたあとにはメールが欲しかった。
泣いたら、ただ「好きだよ」と言って欲しかった。
包んで欲しかった。私の全てを。
でもそれは理想でしかないことを分かっていたし、
全てを求めようとは思って居なかったけれど、
私が淋しいと思う気持ちを、
分かってもらえなかったことが凄く哀しかったんだと思う。



私の望みは叶わない。
だって私の望みは、
「Jが、昔くらいに私のことを好きになってくれること。」
だから。
でも人の気持ちは簡単に変えられない。
Jの気持ちは、もう変えられない。
そう分かっているから。
だから。
それに私が耐えられないのなら、無理だと思ったから。

別れることになった決定的な理由は
実は私自身もよく分かって無い。
自分の気持ちが全然整理できていないから。


本当はJに会いたい。
会って、ぎゅうって、抱きしめてもらいたい。
でももうそれは、叶わない。


私は、道を間違えたのか、間違えていないのか、
もうそれすらも分からない。

Jからメールは返ってきていない。
Jごめんね。今までほんとにありがとう。
本当は凄く凄く辛いけど、こうするしかなかった。
どうしていいか、分からなかったから。
泣いている自分しか、想像できなかったから。

ごめんね。
ありがとう。
ごめんね。









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