キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2007年08月25日(土) ふと思うのだ。


ずっと前に、まだJと付き合うまえに
一度だけデートをした裕君。
私は彼に本当に感謝している。

「はるかさんのことが気になっています。」

彼はそう言ってくれた。こんな私に。
凄く救われた。私のことを見ていてくれる人が居るんだって。

彼はもう私のことをどう思っているかなんて知らないし、
私に恋人が居るってことも、多分分かっているんだと思う。


蓮がこの夏に、ある集まりで裕君に会ったと言っていた。
私は裕君とのことを、蓮に一切話していない。
話す必要も無いからだ。

「(裕君)元気だった?」と聞くと、
「うん。でも工学部で男子ばっかりで彼女も居ないみたいだし、
なにより恋愛とかに全然興味なさそうだもんな〜」
なんて言っていた。

確かに、裕君、恋愛のこととか何にも考えてなさそう…
…って、私も確かにそう思っていたよ。
だから余計に、裕君が私を気にかけてくれてたことに驚いた。

彼は本当に根っからの「いい人」で、いつもニコニコ笑っているし
怒っているところなんて見たことないし、
賢いので有名な大学に通っているし、
人をきちんと大事にする優しい人。
だから、彼は幸せになれると思う。


私は裕君に、何のお礼も言えなかった。
いつかありがとうが言えたらいいのにと思う。



はるか |MAIL

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