キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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「今日もね、別れるかどうか、ずっと考えてた。」
そんな事を言って また少しだけ君を怒らせてしまった。 でも私も怒ったり淋しかったりしたんだけど。 お互いにお互いが分かり合えてないんだね。
でも
「別れるっていう選択肢はないから。」 「俺には、はるしか考えられないから。 うん…はるしか、居ない。」
そう言ってくれた。 ココロが軽くなった気がした。
うん、もっと、君を信じるようにする。 頑張って君に追いつけるように、勉強もする。 君が足りない部分を、私が補う。
どう考えても 私にとっては、私にとっては、 ほんとに君以上の人は考えられない。 それはきっと恋という盲目の病気であって 他の人から私を見たら変なのかもしれないけど。 ちゃんとその持病を大事にしよう。
私と君が出会えたこと、 「不思議だよね、変だよね、奇跡だよね。」 と言った。
「なんで俺ははると出会えたんだろうな。」 君はまた、不思議がっていた。 「私が君のこと好きだから。」 と答えた。
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