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2001年12月21日(金)
色のないくちびる

帰り道はずっと無口で。

あたしの泊まるホテルの前に着いてしまった。
ずっとにぎってた手を離す時がきた。
こんな時急によそよそしくなってしまう。

気をつけてね・・。

んじゃまたな・・。


なんだか明日にでも逢えそうな会話。




それが精一杯なんだ。



彼が見えなくなるとまたいつもの顔にもどる。

無表情な顔。

ここでちょっとでも気をゆるめると途端に何かが
あふれ出してきそうで。


部屋に戻り鏡を見る。
そっと唇をなぞってみる。
ガサガサだ。



彼から貰った潤いが 
2人離れた途端に蒸発しはじめ
色をなくして 笑わないアタシにお似合いの唇になっている。

ついさっきまでの彼のぬくもりが
2月の寒さですぐさま消されてしまう。



熱が蒸発するにつれ寂しさが襲ってくる。




さむいよ。




 



エンピツ