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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年07月24日(木)
よれよれの魂一つ抱えて。


そのせいだとか況してその為だなんて、言う筈も無いけれど。何処かそう聞こえるようにしてしまうのは、結局言い訳に利用しているだけなんだろうな。

以前、あるアニメを見ていた時に、なんていうか和解のシーンで、実はこの時寂しかったんだよと打ち明ける少女の涙があって、それを共に見ていた人が、ある程度似た状況に自分があったと思い至ったのか、さみしかった?
聞いてくるのは、不躾だと思った。誰もがその少女のように思う訳でも、況して言える訳でもないだろう。しかしそんな複雑な事では無く単純な真実として全然と答えたらば、寧ろその事が寂しいかのような顔をしていたから。
さみしいと、感じていて欲しかったのだろうか。寂しさなんてものを味わっていて欲しかったのだろうか。それとも、せめてそれくらいの感情はわかっているよなという、疑念だったのか。
わかりもしないし、わかるつもりもきっとないけれど。

ところ事件の度にひぐらしを出してくるのは実はだいすきだから販促したいっていう心構えでしょうか?


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