
戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
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| 2008年07月15日(火) ■ |
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| 夕日に染まる窓辺に立ち。 |
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用事というものは妙に重なってやってくる気がする。無論用事に限らないですが、厄介事だったり、面倒事だったり、基本ちょっと手の掛かるものはそんなイメージです。 普段はゆるーりゆるゆる、日課以外は大した事無い日々を送っているのに今月に限って立て込んでおりまして。勿論その一端といいますか、ハリーポッターに費やした時間が圧迫してはおりますが、それを差し引いても妙に彼是重なるもんです。 まぁでもそれをお知らせするここは元々が週単位の日記ですからね。誰も気にする事は無いでしょうね。自覚って大事。
今日は恐怖に立ち向かう勇敢さを披露しました。お蔭で心身共にごっそり、力という力を奪われ尽くされ、今や生ける屍と化しております。というのも…… なんてやや大仰に始めてみましたがなんて事は無い、アレ避けスプレーと殺アレ剤を買っただけです。この徹底振りからどれだけ恐ろしかったかを察して下さい。 何せ売り場を訪れるとしょっぱなから大打撃、取り分けいやなやつの名前だの絵だのオンパレードの商品ばかり。どうしてみんなそういう事をするんでしょうか。日本語の判らない方に売るなら絵面も必要でしょうが大方は商品名一つで分かる仕様ですし、そして名前で判る人は大体、それこそ殺アレ剤で通る訳です。つまり不必要です。 本当に、夏の風物詩のアレ取り線香から始まって、そうした駆除剤が売られているものは大抵皆嫌悪感乃至不快感を懐いている訳で、動画は糞喰らえですが、静止画だって泣きたくなる人もいるんです。 そういう訳で売り場に付いた途端売り子さんに泣きついて、何は無くとも絵が入っていないやつという注文をいの一番に突きつけました。値段でも用途でもなく想像させるものが無い、それがメイン。 宣伝に咲く真正面から思いっきり顔を逸らし、半目瞑りながら泣きそうな自分を哀れんでか、笑いながら御婦人は懸命に紹介してくれました。近づきたくもないと怯えるあまり言葉さえ拙くなり出した、その一語一語をなんとか拾い上げて、去る頃には元気出して、これあげるから、と何か試供品の入浴剤を頂きました。勿論誰にでも渡しているんでしょうが、本当に慰めにどうぞといった体だったので、帰路落ち着いた頃には、ちょっと馬鹿に見えただろうかと軽く落ち込めます。 どうぞ各製薬会社様、硬派な文字だけの殺アレ剤関連をお願い致します。じゃないとじきに死人が出ます。
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