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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年07月11日(金)
おそれを乗り越えた先に、君が待ってる。


他人に許容出来ない事を平然と己はする、これは大変な傲慢であります。なので己に分がある場合にしか自分はなるたけしないようにします。
御大層な推理戦を繰り広げる世界には生きていないし今後もあまり行きたくはないので、そうしたキャラ設定付けも必要ありませんから、傲慢にはなるたけ思われたくないものです。その代わりこの手法は良ければ狡猾悪ければ放送禁止用語には至らないもののハリーポッターではぼかされるような悪態で反応されます。
大体にしてその分とは、中々端的には表現し辛いですが、己の所有物だからという理由や数分の間で解除する絶対条件です。逆に人様を非難する場合は、それが己の所有物を貸している場合に行なわれている場合です。
時により目に余るものもありますが基本的に、人様が御自身の所有物に関して何をなされてもそれこそ口を挟む術はありませんから。倫理的という言葉もあまりすきじゃありません。仮に言及するにしても自分が見ていて気分が悪いからとかそんな理由だと思います。あれ傲慢じゃんそこ。
しかしそんな自分ルールも、あくまで己の中だからこそ通用する話であり、いついつには非難したくせにお前はそうするのかと問われた時になって始めてこの釈明をし、そして大体にして後付けだの自分勝手だの結局非難を浴びるのですが、要は己さえ納得していればいいので、その為に傲慢だと思われるなら相手の許容量が低い事にします。結局それこそが一番傲慢なのですが。
傲慢傲慢出ていてなんだか非常にあれな話ですが、多少他人のフリ見てなんちゃらというのも頭にはあるんですよ。多少。
ただ、絶対の権限を有する自分の持ちものに関して、例えばコミックスを読み途中で、挟む栞に適当なものが無く表紙の羽の部分を挟み込んだまま長い事放置しあろう事かそのまま書棚に戻されるなんて事は、ただのうっかりミスであるとわかっていても、中々許したくはないものですし、そのミスを繰り返させない為には、何を言われようとも指摘し訂正して貰わなければなりません。発見の度に渋々であれ何も言わず直すのでは黙認と同じですから。
教育だの調教だのというより被害を蒙らない為の予防措置なので、やっぱり最終的には自分の為に帰ってくる訳ですが、物事の殆どがそうして帰結すればいいなと思いますし、そうならなかった時の意外性が計り知れなくて楽しいじゃないですか。
つまり何が言いたいかって、その辺の紙を適当に挟むのなら、それが期日が設けられた重要書類で自分にも関わる事、なんて場合でもなければ何も言わないのになという文句です。えぇい、長々と。


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