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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
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2008年05月09日(金)
剥き出しの理性。


自分を虐める策として、兄上様はカヲル君の台詞を言います。いやまぁ日常会話に頻繁にエヴァネタその他が溢れているので別段それだけがどうという訳でもないんですが(それもどうなんだ)、最近特にお気に入りなのがカヲル君絵柄で当たった際言って貰える「だいすきだよ。」なのですが妙に感極まって言うんですね。
違うやい! もっと穏やかだい! そう反論する自分に向かって、だってあんなんどう考えたってシンジに言ってるしかないんだから感極まるのもありだと、おいおい貴様カヲシン容認派か! 奴は無邪気にヲタクロードを踏み荒らします。
でもほら、そんなに感極まって告白したらうっかりシンジでも押し倒s(略)
いいんだ、カヲル君ならなんでもいいんだ。プライドなんて関係ないんだ! え、んなもんあったの?

強制的な支援って、中々面白いお話じゃないですか。
歴史だの情勢だの意地だので雁字搦めになって今苦しむ人に手を差し伸べられない体制も、搦手から攻めようと弱っている今こそ付け込もうとする体制も。
取り敢えず禍根の中ではその為に死んでいく人がいて、だけどそれも、上のやっかみなんか何も知らず死ぬのか、素直に受け入れてくれよと嘆き死ぬのか、マンセーと叫んで死ぬのかは個人個人で違うから、必ずしも救いの手が必要なのかと問われたら疑問。
しかし支援というのは、支えようと援助するってな意味の筈で、武器だと思って攻撃に走ったり防御に走ったりする人間ってのはなんて浅ましいんだろうとか、珍しく判り易い状態で厭世的な言動が出たりするのは、結局そこに関与していない、ただの他人事だからなんですが。


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