
戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰
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| 2008年04月27日(日) ■ |
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| 重たいものを持つ腕がありません。 |
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先日から新人さんがぽつぽついらしておりまして、顔合わせをした二人の内一人は(年代的に)主婦層の方、もう一人はお若い女性なのですが、この後者の方Tさんが、どうやら噂に依ると夕方勤務で使えない為再教育で午前中の時間帯に回されたとかなんとか曰く付きの方で、ですからあくまで噂なんですが。 先ず出会い頭の印象から芳しくなく、恐らくは自分より年上の方だと思われるのですがだからなのか、いやそう決め付けるのはよくない、よくないが挨拶が無かった。 なんか本当こんな事を言いたくないのは、そんな段階すら口出しさせんのかよというより自分が年老いて堅牢になってしまったような気分になって、いつの時代も消えない最近の若者はとかうっかり口ずさみそうになるから、そんな風に料簡を狭めたくない。 んだが年功序列以前に、携わる職種により詳しく、教えて貰う先輩という存在にそうであるのは、多分今後にまずいんじゃないだろうか。とか、嗚呼この辺がもうあれだよきらいな範疇だよ。
更に面白かったのが、ちょっとした疑問にお応えした時の対応。時間帯が違う為教育係ではありませんが、ちょっとしたやり取りくらいは別に構いませんし、初歩中の初歩に思えたって始めは誰でも手探り、いや夕勤にいたとか聞きましたが定かではありませんし、なんでも、わからないまま適当にやられるより逐一聞かれる方がいいだろうというお店の方針で、実際に若しそのまま彼女が聞かずに進めてしまっていたら間違いを即指摘出来ない訳で、なんでも現行犯逮捕が一番です(ちょっと違う)。 そういう訳で極く普通に手解きすると、わかりました、相槌一つで、何が間違っていたか教える自分が手に持ったその間違ったブツをそのまま放置して次の業務へ。 おいおいちょっと待てなんだ手直しの続きはおれがやらなくちゃならないのか!? そもそも質問内容は、惣菜品が入り切らないはどうするんですかというものだったのですが、もの凄いぎゅう詰めの上にその隣には日付の違う同じものが別々の場所にあって、それを教える為に自分の手には詰め込み過ぎて変形した餃子とその横の日付違いの酢豚の二つが握られていて、受け取らず直さずTさんは鴨南蛮を手にする訳です。 嗚呼駄目ですねこういまいち文体では伝えられないのか語彙力が足らないのかつまりいつもの事ねってそうじゃなくて、既にすっかり当たり前となっている業務内容を如何に知らない方にまで伝えられるのか? それが出来たら新人教育なんてお手のものでしょうが人見知りを抜いたって無理です人に教えるなんておそれ多い事出来ません間違ってもその人の今後その職種の先を運命付けてしまうような手出しなんておおこわい。 ま、いいですよ。いや自分が関わらないからで無く、きっと他の方が一生懸命手解きして下さる事でしょう。 何が一番はらはらするかって、自分がそうでないとは言い切れないところです。嘗ても今も、ちゃんと振舞えているんだろうか、知らない内にとんでもない事やらかしていて気が付かずに後始末を押し付けてしまっているんじゃなかろうか嗚呼不安。
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