doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 『MUSIC DOC. FES.』

本日(1/10)観に行くはずだったセシル・テイラーのライヴは、「セシル・テイラーの手術・静養加療」のため、2/21(水)に公演延期となった。
ここひと月のプチ音楽情報などを書き込んでおこう。

“世界の異なる文化的バックグランドを持った音楽ドキュメンタリーを集めて上映する映画祭”『MUSIC DOC. FES.』が、1/27(土)〜2/23(金)にアップリンクによって開催される。
個人的には『愛しきベイルート アラブの歌姫』などを観たい。

第7回「地域伝統芸能まつり」が、2/24(土)・25(日)にNHKホールで行われる。入場無料。申し込みはHPなどにて。

3/11(日)にサントリーホールで行われる陸・海・空自衛隊合同コンサートの公募が、1/9(火)から開始された。入場無料。申し込みは『陸上自衛隊中央音楽隊』などにて。

JBの訃報から現在までの情報が詳しく載っている、JBの地元オーガスタのサイト『James Brown photos, video and news - The Augusta Chronicle』

ルー・リードの名作『Berlin』(1973年)のルー本人による再演ライヴが、今なら「Live at St. Ann's Warehouse, Brooklyn, December 14, 2006」で聴ける。

レッド・ツェッペリンのブートCD『Live At Whisky A Go-Go!!!』(EMPRESS VALLEY SUPREME DISC, EVSDVD-A 005, 96khz/24bit DVD-AUDIO:5.1 SURROUND SOUND MUSIC) WHISKY A GO-GO, LOS ANGELES, CALIFORNIA, USA, JANUARY 5, 1969
1969年のツェッペリンのライヴには目がないこともあり、西新宿へと急遽出向いて入手した。音質は、当時のオーディエンス録音としてはかなり良い。プレスCDとDVDオーディオとの2枚組。

「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修業」
読売新聞の2006年12月30日付「編集手帳」において、“最後の瞽女(ごぜ)”小林ハルさんの言葉が引用された。
「編集手帳」には載らなかった小林ハルさんの言葉から一つ挙げておく。「難儀な時やるのが本当の仕事」。

安東ウメ子さんの「ペカンベ ウク(菱の実採りの歌)」(『イフンケ』収録)が、『ソトコト』2月号(1/5発売)の付録CDに収録されているらしい(他はOKIの曲)。
ウメ子さんの歌声が雑誌を買った多くの人に聴かれるはずで、安東ウメ子さんの一ファンとして嬉しい。

2007年01月10日(水)



 マイ・ベスト・アルバム2006

この時期恒例の年間ベスト・アルバム。誰に頼まれたわけでもないが、今年も挙げておく。

対象は2006年に発売された音楽作品。部門は新作と、リイシュー/発掘音源・映像の2つ。個人的に特に良かった作品をそれぞれ最大10作品までとして挙げた。新作、リイシュー/発掘音源・映像ともに順不同。
2006年発売の2005年ライヴ録音作をどちらに分けるかで迷ったが、今回はリイシュー/発掘音源・映像部門に入れることにした。

新作
ボブ・ディランの『Modern Times』
2006年の新作の中から一枚だけ選ぶとすれば本作か。

ウィリー・ウォーカー・アンド・ザ・ブタンズの『Memphisapolis』
絶賛された前作『Right Where I Belong』に引けを取らない。

コンピレーション盤『コンゴトロニクス2 − BUZZ'N'RUMBLE FROM THE URB'N'JUNGLE』
コノノ・ナンバーワンの『Congotronics』よりも多彩な音楽性が味わえ、単調さとも無縁。DVD付き。

カエターノ・ヴェローゾの『ce』
ロック寄りの作風と痩身なサウンドで飽くなき前進へと挑んだ意欲作。

エルメート・パスコアル&アリーネ・モレーナ『シマホン・コン・ハパドゥーラ』
ブラジルの奇才&マルチ奏者による新妻とのデュオ作。DVDも同時発売。

ニック・ベルチュ『Stoa』
スイス出身の作曲家/ピアニストによるミニマルな禅ファンク/「リチュアル・グルーヴ・ミュージック」。

中村明一『虚無僧尺八の世界 東北の尺八 霊慕』
伝統とモダンさを併せ持つ超絶技巧の尺八奏者による本作の1曲目は、2006年の個人的ベスト曲。中村明一は箏(こと)奏者の八木美知依&磯貝真紀と結成したKokooや、話題となった『「密息」で身体が変わる』の著者としても知られる。

キーラ&オキの『KiLA & OKI』
アイルランドのケルティック・ミクスチャー・バンドとアイヌ音楽の異端児によるコラボレーション。OKIは本作を含め2006年に3作もアルバムを発表したが、これがベスト。

ディアフーフの『Friend Opportunity』
私の最近のお気に入りアヴァン・ロック・バンドの12/15日本先行発売CD。2007年1月来日公演予定。

リイシュー/発掘音源・映像



デヴィッド・ローゼンブームの『Brainwave Music − 脳波の音楽(2006年エディション)』
2006年屈指の推薦盤。

ピシンギーニャPIXINGUINHA)の『O MAESTRO DO BRASIL − ブラジル音楽の父
“ブラジル音楽の父”の最も重要な時期の足跡が辿れる日本独自の編集盤。

グラント・グリーンの『Live At Club Mozambique』
レア・グルーヴの定番であるグラント・グリーンの『Live At The Lighthouse 』に匹敵する傑作ライヴ。

八木美知依/ インゲブリグト・ホーケル・フラーテン/ ポール・ニルセン・ラヴの『Live! at SuperDeluxe』
箏(こと)奏者とアトミックのリズム隊によるファースト・コンタクト。打ち合わせなしのほぼ全編インプロで、先がどうなるかわからない緊張感が堪らない。

ジュニア・ウェルズの『Live At Theresa's 1975』
2005年のオーティス・ラッシュの発掘ライヴ盤『All Your Love I Miss Loving - Live At The Wise Fools Pub Chicago』がお気に入りなら、こちらも必聴必携。

コンラッド・シュニッツラー『Con』
タンジェリン・ドリームとクラスターの設立メンバーであったジャーマン・アヴァン音響系音楽家/総合芸術家の代表作。

アーサー・ラッセルの『Spring Field』
アーサー・ラッセルの傑作『World Of Echo』に近い時期の未発表ダブ・ディスコ/エレクトロビート集。

ヴァン・モリソンの2枚組DVD『Live At Montreux 1980/1974』
ヴァン・モリソンの新たな定番。2006年11月には、同年9月のアメリカ公演を収録したライヴ盤がライヴ会場限定で販売された模様。

小林ハルさんのCD-R『瞽女 小林ハル 母の墓前で涙の絶唱』
(企画・制作 小林ハル瞽女唄保存会, 製造元 燕三条エフエム放送)
小林ハルさんのような歌声が、今後の日本から出てくることはありえない。タイトルは大仰。涙を流しながら歌っているようには聴こえない(事実は別として)。小林ハルさんの映画の完成も待たれる。

安東ウメ子さんのDVD『けうとぅむ』(北海道幕別町教育委員会)
安東ウメ子さんの歌声を後世に遺すために企画されたウポポ(アイヌ語で歌)全集で、安東ウメ子さんの真の遺作。制作数800枚。
DVD本編の映像は、北海道十勝地方の四季の自然風景を中心に構成されているが、ウメ子さんの歌う姿とトークのみで構成・編集すべきだったとの考えは、4月中旬の入手当初から今でもまったく変わらない(本編にはウメ子さんの歌う姿の映像は1秒たりとも登場せず。一方、追加収録的な「ウポポ録音風景」ではウメ子さん登場)。
ウメ子さんの歌声に関しても、後世に伝えるため永久保存するのなら、リヴァーブを施したり鳥のさえずりなどを被せるのではなく、『日向の琵琶盲僧 永田法順』(6CD+DVD)のように「編集時に、原音の収録レベルや音色などに余分な修正を加えることを極力避け」るべきだった。
闘病中における録音ながら、安東ウメ子さんのウポポそのものには何の問題もない。

2006年12月31日(日)



 JB死去

ジェイムズ・ブラウンが12/25(月)、肺炎のため入院していた米ジョージア州アトランタの病院で死去した。73歳だった。詳しい死因は現時点ではわからないらしい。

とにかくショック。動揺が収まらない。
追悼の意を込めて、1998年12月6日(多分)にタワーレコード新宿店で行われたJBのトークショー&サイン会において、私の目の前でJBに書いてもらったサインの画像を掲載しておく。

心からご冥福をお祈りします。

“ファンクの父”ジェームス・ブラウン氏死去(『産経新聞』2006/12/25 19:02)
おくやみ ジェームス・ブラウン氏=米国のソウル歌手 (『読売新聞』2006年12月25日21時51分)

[12/29追記2件: 特に上はJBファン必読]
Was This James Brown's Final Japanese Tour? 【ジェームス・ブラウンの今回の日本ツアーは最後だったのか】(音楽評論家・吉岡正晴の『Soul Searchin' Blog』 March 12, 2006)
James Brown Update: Last Minute Of James Brown 【ジェームス・ブラウン死去・続報〜3日前までチャリティーに出席】(音楽評論家・吉岡正晴の『Soul Searchin' Blog』 December 27, 2006)

2006年12月25日(月)
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