doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 服部良一生誕100周年記念企画

日本のポピュラー音楽史における代表的作曲家である服部良一の「生誕100周年記念企画」として、9/27に服部良一の3枚組CD『僕の音楽人生』(→旧盤)と、服部良一がほとんどの曲を手掛けた笠置シヅ子の3枚組CD『ブギの女王』(→旧盤)が再発される予定らしい。
価格は共に4,800円で、かつての両盤よりもそれぞれ約2,000円安い。特に後者は長らく廃盤で、同CDでしか聴けない曲が多数収録されていることもあり、待望の復刻と言える。

この2作品の詳細をネットで少し調べてみたが、追加収録の有無(後者は2曲追加?)、最新リマスター盤なのかどうか、笠置シヅ子の「買物ブギー」は差別用語が含まれているとの理由でオリジナルの一部が編集されているが、同様の理由で笠置シヅ子の「ボン・ボレロ」&「タンゴ物語」も今回新たに編集されているのか等、現時点では詳しいことはわからなかった。
なお、上記2作と同日に小西康陽の選曲による服部良一のオムニバス盤『ハットリ・ジャズ&ジャイヴ』も発売予定らしい。

中山康樹の『マイルスを聴け! Version7』(1575円)が、9/26に文庫で発売される予定らしい(双葉社の2006年9月の刊行予定表より)。
一方、『Cyber Fusion』の「特集:マイルス・デイビス The Cellar Door Session / 編者 A.ホルツマン インタビュー - updated 1/9/2006」によると、マイルスのボックス・セットの次回作は『On The Corner Box』らしいが、本当に発売されるのか、気になり始めている。


2006年09月14日(木)



 ルー・リード 『Metal Machine Music』etc.

「聴くに堪えない史上最低のアルバム」と評されることもある、ルー・リードの重要作『Metal Machine Music』(1975年発表, 邦題『無限大の幻覚』)。『Q Magazine』誌では、ワースト・アルバムの第4位に『Metal Machine Music』が選ばれたが(『BARKS』2006-03-28)、私は今でも年に何回かは『Metal Machine Music』(全64分04秒)をすべて聴いている。
それは、多重録音のフィードバック・ギターと3台のアンプによる耳をつんざくノイズの嵐・音響に、ヘッドホンを装着し、音量を少し上げて対峙すると、やがて、ストレスやフラストレーションを抱え込む私の病んだ心、歪んだ精神が浄化されていくような感覚へと至らしめてくれるからだろう。
現代音楽寄りでロックの辺境に位置する『Metal Machine Music』は、音楽ファンの多くにとっては苦痛が生じうる“劇薬”であろうし、前述の“効能”は一部の人にしか望めそうにない。“服用”するにしても長期的に常用するのは厳しいはずだ。

余談などを3つほど。ルー・リードは2004年に来日した時の『THE DIG』誌のインタビューで、「『Metal Machine Music』のコンセプトは、オーネット・コールマンの音楽とロックのパワーの融合」といった趣旨のことを語っている。
1965年4月にニューヨークで録音されたドローン/ミニマル・ミュージックの“永久音楽劇場”『ドリーム・シンジケート/Vol.1』(John Cale/Tony Conrad/Angus Maclise/La Monte Young/Marian Zazeelaの『Inside The Dream Syndicate Volume 1: Day Of Niagara(1965)』, 2001年日本盤発売)を初めて聴いた時、ラ・モンテ・ヤング(ドリーム・シンジケート)、ジョン・ケイル在籍時のヴェルヴェット・アンダーグラウンド、そしてルー・リードの『Metal Machine Music』が一本の線で繋がる様が見え、合点がいった。
ルー・リードが2003年に発表した『The Raven』の2CD限定盤に収録されている「Fire Music」(ディスク2の20曲目)は、『Metal Machine Music』のアップデート版の小品と言える。アメリカ同時多発テロ事件「9.11」に触発されて作ったかのようで、ルーの熱心なファン必聴である。

ソウル/ファンク再発天国♪(『HMV』8/17)によると、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの初期4作(『Whole New Thing』、『Dance To The Music』、『Life』、『Greatest Hits』)が、リマスター&ボーナス・トラック追加で10/4に発売予定(US盤)とのこと(→[追記] 10/2に『HMV』から届いたメールによると、「発売日が延期未定」となった)。「さらに後期の作品も再発される予定」らしい。

Carl Craig『From The Vault』発売記念インタビュー(『HMV』8/29)
カール・クレイグは、自身の音楽人生に最も影響を与えたアルバム3枚を聞かれ、Manuel Gottschingの『E2-E4』 、Princeの『Dirty Mind』、Funkadelicの『Uncle Jam Wants You』を挙げている。

2006年09月03日(日)



 セックス・ピストルズ『Never Mind The Bollocks』のリマスター盤

セックス・ピストルズの『Never Mind The Bollocks』(邦題『勝手にしやがれ!!』)のリマスター盤が、7月(?)に発売未定となってしまった模様(HMVなどより)。HMVのこのページの中程によると、「リマスター盤は発売中止」。
『Never Mind The Bollocks』発売30周年の2007年までには、リマスター盤CDは発売されると思うが、その際は、UKオリジナル盤LP通りの収録曲・曲順で発売して欲しい。

ところで、ピストルズの『Never Mind The Bollocks』をCDで聴くなら、音質的には、2002年にヴァージンから発売された3CDボックス・セット『Sex Pistols』SEXBOX1)収録の『Never Mind The Bollocks』(ディスク1の1〜12)が優れている。
オリジナル・アナログ・マスターからアナログの音の質感を損なわないよう丁寧にリマスタリングされたようで、私が数枚持っている『Never Mind The Bollocks』のCDよりも、音質が格段に向上している。それに伴い、『Never Mind The Bollocks』という作品そのものに対する個人的評価も、上がってしまった程だ。
一方、1998年にヴァージンから発売された『Never Mind The Bollocks』の21st Anniversary Edition(CDVP2086, デジパック仕様)も、3CDボックス・セットと同様、オリジナル・アナログ・マスターからのリマスター盤とのこと。音質はかなり良いらしいが、こちらのCDは持っていないので、音質の差異はわからない。


「Michiyo Yagi @ Kongsberg 2006」

箏奏者・八木美知依の過激な演奏シーンが、『You Tube』で1分17秒ながら見られる。
2006年7月8日にノルウェーのコンクスベルグ・ジャズ・フェスティヴァルで行われた、ポール・ニルセン・ラヴ(ds)とペーター・ブレッツマン(sax, cl)とのトリオ(with 打楽器奏者2名)でのライヴ・パフォーマンスと思われる。

NHK BS hiにおいて、8/29(火)AM8:00〜8:55放映の『ハイビジョン クラシック倶楽部』では、『伊福部 昭 90歳記念コンサート』(2004年5月31日、サントリーホールで収録)が、再放映される(2004年11月に放映済み)。
この情報を知ったのは7月だが、私の自宅ではBS hiが見られない。代わりに、同公演を収録した2枚組CD『頌 伊福部 昭の芸術 8 特別篇 − 伊福部 昭 卆寿を祝うバースデイ・コンサート』(右下の画像)を何回か聴き、気を紛らわしている。

ハイビジョン クラシック倶楽部
2006年 8月29日(火)   08:00〜08:55
[ 再放送 休止 ]
Bモード・ステレオ
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伊福部 昭 90歳記念コンサート
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1. SF交響ファンタジー 第1番 (伊福部 昭 作曲)
2. 交響頌偈(じゅげ) 「釈迦」 から
    第二章 ブダガヤの降魔
    第三章 頌偈(じゅげ)   (伊福部 昭 作曲)
3. シンフォニア・タプカーラ から
    第3楽章 (伊福部 昭 作曲)
合 唱 : 東京混声合唱団 (2, 3 曲目)
コールジューン (  〃  )
卒寿祝賀合唱団 (  〃  )
管弦楽 : 日本フィルハーモニー交響楽団
指 揮 : 本名 徹次
[収録: 2004年5月31日, 東京・サントリーホール]

9/9(土)15:00〜16:30にNHK教育テレビで放映の『ETV特集』では、「ある人間(アイヌ)からの問いかけ 〜萱野茂のメッセージ〜」が再放送される。

『doo-bop days』6/29付において、同番組が7/22(土)に放映予定と紹介し、番組を実際に見たが、多くの方に見てもらうに値する、内容の濃い秀逸な番組に仕上がっていた。
萱野 茂さんやアイヌ民族の歴史・文化などに少しでも関心のある方、必見。

2006年08月28日(月)
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