doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 トップページに掲載した作品 Vol. 17

伊福部 昭作曲の「日本狂詩曲」(1935年)の、お蔵入りとなっていた1967年12月録音版(若杉 弘 指揮・読売日本交響楽団)と、伊福部 昭の弟子の一人である有馬礼子 作曲の2004年10月初演版をカップリングしたCD 『伊福部 昭「日本狂詩曲」+有馬礼子:交響曲第1番「沖縄」』4/19発売, 試聴
アーサー・ラッセルの偉業を伝える米国オーディカ・レーベルのリイシュー・シリーズ第3弾で、廃盤のインスト集、オーケストラ用の楽曲、未発表作品を収録した2CD『First Thought Best Thought』(4/21発売の直輸入盤, 試聴
ディス・ヒートの1981年発表の2nd&ラスト・アルバム『Deceit - 偽り』 (4/21発売の直輸入盤, 2001年リマスター, 歌詞の対訳付き, 試聴
マーヴィン・ゲイのCD+DVD『The Real Thing  In Performance 1964-1981』(4/26発売の日本盤

北アイルランド出身のDave Lewis率いるAndwellaの1970年発表作『World's End - 世紀末』(4/26発売の日本盤, 世界初オフィシャルCD化, 初回5,000枚限定生産, 2006年24bitリマスター, 歌詞の対訳付き, 紙ジャケット仕様)
英国スワンプの傑作、デイヴ・ルイス率いるアンドウェラの1971年発表作『People's People』(4/26発売の日本盤)
サン・ラーの1980年に発表されたドキュメンタリー作品『A Joyful Noise』(3/24発売の日本盤DVD, 60分, 日本語字幕付き, 初回限定ホログラム仕様パッケージ, 視聴
“ブラジル音楽の父” ピシンギーニャPIXINGUINHA)の最も重要な時期の足跡が辿れる編集盤『O MAESTRO DO BRASIL − ブラジル音楽の父』(3/26発売の日本盤, 1915〜1947[50?]年録音, 日本のライス・レコードによる独自企画・選曲&リマスター盤)

ブラジルの奇才&マルチ・インストゥルメンタリスト、エルメート・パスコアルと新妻アリーネ・モレーナのデュオ作『シマホン・コン・ハパドゥーラ』(5/2発売の直輸入盤, 同タイトルのDVD同時発売, 試聴
ジョン・マクラフリン率いるインド音楽ユニットで、インドの超絶タブラ奏者ザキール・フセインらを擁するリメンバー・シャクティのDVD『The Way Of Beauty』 (4/30発売のEU盤, リージョン・フリー, 約180分収録)
奇跡の復刻、ジョアン・ジルベルトの『The Legendary Joao Gilberto − The Original Bossa Nova Recordings(1958−1961)』(EMI KOREAから5/18?発売, HMV, disk union, 邦題『ジョアン・ジルベルトの伝説』
ロバート・フリップの1stアルバム『Exposure』のオリジナル・ヴァージョン(1979年発表)+1983年リミックス・ヴァージョン(1985年発表, ダリル・ホールの未発表ヴォーカル含む)+オルタネイティヴ・テイク収録の『エクスポージャー 完全版』 (5/24発売の日本盤, 2CD, 日本盤のみツイン紙ジャケット仕様)

江利チエミ(1937−1982)のコンピレーション盤『CHIEMI SINGS』(4/26発売, KING RE-JAZZ SWING, 試聴
昭和ジャズ復刻シリーズ〜JAPANESE JAZZ CLASSICS〜第一弾 テイチク篇、古谷充とザ・フレッシュメンの2イン1CD『古谷充とザ・フレッシュメンのファンキー・ドライブ&民謡集』ディスクユニオン/THINK! RECORDSから4/21発売, 初CD化, 1961/60年録音)
Canの未発表作品集『Delay 1968』(オリジナルは1981年発売, 5/30発売のUS盤, SACDハイブリッドディスク, 日本盤の試聴
サンタナの1973年7月の大阪公演を収録した3枚組CD 『ロータスの伝説』(6/7発売の日本盤, 1974年発表, 22面体ジャケット, 美術:横尾忠則, Sony Music Shop

2006年06月09日(金)



 筑前琵琶奏者、山崎旭萃さん逝去

筑前琵琶奏者で、琵琶界唯一の国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されている山崎旭萃(やまざき・きょくすい)さんが、6/5(月)午前0時24分、心不全のため大阪府茨木市内の病院でお亡くなりになった。100歳だった。

訃報:山崎旭萃さん100歳=筑前琵琶演奏家(『MSN毎日インタラクティヴ』2006年6月5日10時37分)
最高齢の人間国宝、筑前琵琶演奏家の山崎旭萃さん死去(『asahi.com』2006年06月05日10時51分)
100歳の人間国宝、筑前琵琶の山崎旭萃さん死去(『YOMIURI ONLINE』2006年6月5日11時32分)

4〜5日前に山崎旭萃さんのCD『筑前琵琶』を聴いたばかりだった(2004年発売, 1989+1991+1987年の国立劇場公演から3曲収録)。追悼の意を込め、今夜改めて『筑前琵琶』を聴こうと思っている。
ご冥福をお祈りします。

筑前琵琶 日本橘会

2006年06月05日(月)



 “今を生きる琵琶盲僧” 永田法順 − 銕仙会能楽研修所公演

500年もの時空を超えて今に伝わる、琵琶盲僧・永田法順師による祈り。祈りは、仏教の教えを説く釈文(しゃくもん)を物語りながら、法具でもある琵琶を伴奏楽器として用いる。やや高音に調弦されたその響きは、CDでの印象よりもさらに繊細な肌触り。どことなくシタールにも通じる音色で、陰影のある黄金色のようだ。強烈などら声で釈文を物語る永田法順師のリズミカルな琵琶の弾き語りに合わせ、いつの間にか私は控えめながら体でリズムを取っていた。国立歴史民俗博物館の小島美子名誉教授は、「東の横綱が津軽三味線の高橋竹山ならば、西の横綱は永田法順」と評している。

宮崎県延岡市にある天台宗の寺・長久山浄満寺の第十五世住職、永田法順(1935−)。琵琶を背負い、杖をつきながら、1年かけて約970の檀家廻りを今でも続けている。不浄を祓い、家内安全・五穀豊穣・無病息災などの祈願を、琵琶の弾き語りとともに行う。それは、何百年も前の琵琶盲僧そのままの形態らしい。永田法順師が「最後の琵琶盲僧」とも言われる所以だ。

宮崎県の無形文化財保持者に認定されている永田法順師の演奏会を、東京・表参道の銕仙会能楽研修所で観る。2005年10月に発売された全集『日向の琵琶盲僧 永田法順』(6CD+DVD[檀家廻りを中心とした映像]+写真集)のうちの6CD「日向の琵琶盲僧 永田法順の世界」が、平成17年度文化庁芸術祭大賞(レコード部門)を受賞した記念の演奏会で、前日の6/2(金)には大阪倶楽部でも開催されている。

元NHKチーフディレクターの川野楠己氏による「ごあいさつ」と、武蔵野音楽大学の薦田治子教授による「解説」、休憩を合間に挟み、永田法順師は、盲僧が何百年も前から口頭で伝承してきた釈文のうち、「琵琶の釈」(20数分)と「五郎王子の物語−《初段》王子の釈」(30数分)を演じてくださった。「琵琶の釈」の前に行われた、永田法順師による場を清める作法とお祓いの後には、八百万の神仏が鎮座されていたことだろう。開演から終演まで2時間弱。個人的な音楽史に残る貴重な音楽体験をさせてもらった。

私が問い合わせた時にはすでに「満席」だったにも関わらず、ご厚意によりチケットを送ってくださった、主催の中心となって尽力された東京公演担当の元NHKチーフディレクター・川野楠己氏に感謝している。

全集『日向の琵琶盲僧 永田法順』の詳細→右上の[進む]をクリック→永田法順プロフィール→左上のボタンをクリック→釈文(しゃくもん)の試聴(約33秒)
永田法順師による盲僧琵琶の弾き語りの動画が1分間ながら見られる『文化デジタルライブラリー』(「舞台芸術教材1」→「日本の伝統音楽 楽器編」→「楽器図鑑」→「盲僧琵琶」(一番右上)→永田法順師の画像をクリック)



2006年06月03日(土)
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