doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 伊福部 昭 − 『新版 管絃楽法』、6月出版予定

作曲家の故・伊福部 昭先生の絶版となっている大著『管絃楽法』(上・下巻)の「新版」が、6月に音楽之友社から出版される予定。値段は、税込み18,900円とのこと。

晩年の伊福部先生が取り組んでおられた仕事の一つに、『管絃楽法』の改訂があった。改訂作業はどこまで終わっていたのか知らないが、6月に出版される「新版」は、『管絃楽法』の改訂版かもしれない(→5/17追記: あるブログによると、伊福部先生は改訂版を完成させることなく逝去されたという)。

ちなみに、「伊福部昭先生のすべて」などによると、日本の作曲家の多くは、伊福部先生の『管絃楽法』から「オーケストレーションを学んでいる」そうで、坂本龍一までもが「今でも大変お世話になって」いるという(坂本龍一のブログ『ひっかかり』2006年2月9日付より)。
作曲家でない私としては、伊福部先生の名著『音楽入門 − 音楽鑑賞の立場』があれば十分か。
【追記】「『管絃楽法』の新装版刊行に際し、出版社側は著者・伊福部先生の意向に反し、原著の表現・言葉遣いを現代風に改めたがっているらしい」(『doo-bop days』2007年03月11日
【2008年2月6日追記】
音楽之友社によると、『管絃楽法』が「遺族の諒解の下」、ついに復刊となるらしい。2008年2月発売予定で、価格は25,200円。「Amazon.co.jp」のページはこちら

久しぶりに『You Tube』を訪れ、キング・クリムゾンなどの動画を見る。伊福部先生もチェックしたところ、陸上自衛隊中央音楽隊による「SF交響ファンタジー第1番」が見られるようになっていた。

2005年に日本武道館で行われた「平成17年度 自衛隊音楽まつり パート12」の映像だそうで、動画のタイトルは、「Theme from Godzilla by Japanese Army」とある。本来15分近くある「SF交響ファンタジー第1番」の、約1/3に短縮されたヴァージョンだ。吹奏楽団が円や8の字、S字状などに目まぐるしく変わりながら演奏し、行進する様は、陸上自衛隊中央音楽隊ならではのものだろう。

陸上自衛隊中央音楽隊は、伊福部作品への深い理解と演奏力の高さなどが窺える秀作『伊福部 昭 吹奏楽作品集』を、2005年にCDで発表している。

『陸上自衛隊中央音楽隊』
『自衛隊音楽隊の情報サイト』

2006年05月12日(金)



 「初代 若松若太夫展」開催中

「初代 若松若太夫展 哀切なる弾き語り−説経節−」が、4/25(火)から6/25(日)まで東京の「東村山ふるさと歴史館」で開催される。入場無料(月曜休館)。
それに伴い、5/14(日)と6/11(日)には、三代目 若松若太夫による説経節の公演が同館で予定されている。こちらも入場無料とのこと。

説経節 若松若太夫(初代若松若太夫による「葛の葉」の試聴、CD-R購入等)
説経節とは(小沢昭一が語る説経節、二代目若松若太夫など。中西和久主宰の劇団『京楽座』より)
中西和久の「ひとり芝居」による「説経節三部作」(劇団『京楽座』より)














2006年04月29日(土)



 CD『ジョアン・ジルベルトの伝説』復刻

ジョアン・ジルベルトとレコード会社の間で係争中のため長らく廃盤となっているCD『The Legendary Joao Gilberto − The Original Bossa Nova Recordings(1958−1961)』(邦題『ジョアン・ジルベルトの伝説』)が、5月下旬に「EMI-KOREAの主導で正規リイシュー」されるらしい(『週末JAZZのページ』2006年4月21日付より)。

1990年にアメリカでCDとして発売された『ジョアン・ジルベルトの伝説』(1993年日本盤CD発売)は、ジョアン・ジルベルトのキャリア初期にあたるオデオンでの3枚のアルバムとEP盤の音源を収録した全38曲から成る。『Chega De Saudade』(1959年)、『O Amor, O Sorriso E A Flor』(1960年)、『Joao Gilberto』(1961年)というジョアン・ジルベルト最重要期の3枚のアルバムが聴けるCD(≒3イン1CD)であるのだが、収録曲の順番がメチャクチャなうえ、曲も短く編集されているといった問題点があるらしい。

ジョアン・ジルベルトのオデオンでの3枚のアルバムは、2003年にSACDハイブリッド・ディスクとして発売予定という情報があったものの、残念ながら実現しなかった。ジョアン・ジルベルト及びボサノヴァの必聴盤であるオデオンでの3作が容易に聴けない状況が続くなか、CD『ジョアン・ジルベルトの伝説』の復刻は朗報と言えそうだ。ただ、訴訟問題などのため、実際に発売されるか予断を許さないと思うし、発売されたとしても即廃盤となるかもしれない。

→5/17追記ディスクユニオンのWEB上でも予約開始、「5月末発売がほぼ確定」らしい(「新宿本館ラテン/ブラジル・フロアmail情報」5/16付より)。

→5/22追記右の画像は、予定通り発売されたEMI KOREA盤。ディスクユニオンでは「5/20(土)より発売開始」となった模様。

2006年04月23日(日)
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