doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 ネット・ラジオ「Vault Radio」

1960年代後半から70年代の未発表ライヴ音源が無料で聴ける、インターネット・ストリーミング・ラジオ「Vault Radio」が凄い。

『Wolfgang's Vault』(「Vault Radio」)を主宰する企業家のBill Saganは、プロモーターの故Bill Graham(1931−1991)が手掛けた全アーカイヴを2002年から所有しているそうで(500〜600万ドルで購入)、その一部を2月(中旬?)からネット・ラジオ「Vault Radio」で公開している。

私が「Vault Radio」を知ったのは、遅まきながら1週間くらい前ということもあり、マイルス・デイヴィス(「Directions」, 1970年6月17日, フィルモア・イースト)、ジミ・ヘンドリックス(「Purple Haze」, 1970年5月30日, Berkeley Community Theatre)、ボブ・ディラン、グレイトフル・デッド、クリーム、デレク&ザ・ドミノス、ザ・バンド、サンタナ、トラフィック、セックス・ピストルズ(「Anarchy In The UK」, 1978年1月14日, Winterland)などのライヴしかまだ聴いていない。他にもバンド・オブ・ジプシーズ時代のジミ・ヘンドリックス、ジョージ・ハリスン、ヴァン・モリソン、ザ・ナイス、ブルース・スプリングスティーン等のライヴ音源が配信されたらしい。

「Vault Radio」のプレイリストの更新は、毎週火曜日の日本時間22時(現地時間AM8時)。プレイリストの曲数は80〜100(時間にして7〜8時間)で、それがローテーションで繰り返し配信されるらしい。
ロックの歴史をオンラインでよみがえらせる--ある企業家の挑戦(『CNET Japan』2006/02/21付)
Video: Tour Graham's archives

2006年03月01日(水)



 ジミ・ヘンドリックスのCD『Live At The Isle Of Fehmarn』&ザ・フー

ジミ・ヘンドリックスの1970年9月6日のライヴを収録したオフィシャル・ブートCD『Live At The Isle Of Fehmarn』Dagger Records第8弾)。私が去年12月下旬に入手した『Live At The Isle Of Fehmarn』は、プレス・ミスによりピッチが速い(『doo-bop days』2006年01月23日付 参照)。遅まきながら2/22、『Dagger Records』に替わりのCDを送るようメールを出したところ、本日(2/28)、ピッチの正常なCDが届いた。

デジパック仕様CDにブックレットがパッケージされた商品そのものが丸ごと1セット送られて来るのかと思いきや、スリムケースにCDがそっけなく収まっているだけ(右の画像の上)。ジャケットもブックレットも付いていない。『Live At The Isle Of Fehmarn』の収録時間を比較してみたところ、ピッチの速い方が71分37秒、ピッチ正常版は77分23秒。甲高くなってしまっていたジミのヴォーカルも、ピッチ正常版では違和感なく聴ける。

『Live At The Isle Of Fehmarn』は、新たに発見された関係者録音による音源が使用されているらしい。サウンドボード録音ではないので、ジミのマニアでないと厳しい音質に思えるが、当時のオーディエンス録音ものの平均的な音質と比べると、ステレオ感があって聴きやすい。私が何種類か所有するこの日のライヴ音源のどれよりも音質は良い。

ちなみに、『Live At The Isle Of Fehmarn』は、限りなくブートに近い?2CD『LA Forum 26th April 1969』(PILOT200, 限定盤)のディスク2(1970年9月6日の公演, 77分18秒)と同一音源のマスターを使用していると思われる。
『Live At The Isle Of Fehmarn』の「Purple Haze」は、冒頭の30数秒が欠落しているが(『LA Forum 26th April 1969』のディスク2も同様)、別音源の代表的ブートCD『Love & Peace』(Midnight Beat, 67分24秒)では、「Purple Haze」は完全収録されている。


ザ・フーのブートDVDを2月上旬に2商品買う。先日ようやく見終えた。

1つは、1月中旬に発売されたザ・フーの『Isle Of Wight 1969』(4Reel Productions, プレス盤DVD+プレス盤CD)。1969年8月31日にイギリスのワイト島で行われたフェスティヴァルでのパフォーマンスを約62分収録。
ステージ左寄りに立つジョン・エントウィッスル直近のステージ前から関係者によって撮影されたモノクロ映像で、画質は悪い。オープニングの「Heaven And Hell」から「Tommy」メドレー後の「Shakin' All Over」の途中までのパフォーマンスが、生々しく収められている。撮影位置の関係もあってか、キース・ムーンは遠くの方に時々映る程度なのが残念。

追加収録として、1969年8月16日のウッドストックでのライヴを約46分と(ピート・タウンゼント右横のステージ上からの関係者による撮影。モノクロ&「My Generation」からは別ソースによるカラー)、テレビ関係の映像も約11分入っている(フランスのTVクルーが撮影した、1969年ワイト島フェスでのザ・フーのカラー映像20秒など)。
ボーナス・ディスクとして、1969年11月11日のライヴCD『At The Boston Tea Party』(プレス盤)が付属。モノラル・オーディエンス録音で、76分28秒収録。

もう1つのザ・フーのブートDVDは、2月初旬に発売された2枚組DVD『Purple Hearts And Power Chords - The Who On Film 1965-1969』(プレス盤, Scorpio, Hiwatt)。
昔から定評のあるブート・レーベルからの発売で、ザ・フーの1960年代におけるテレビ関係の映像を約4時間収録(既出映像ばかりの模様)。
劇場用ドキュメンタリー作品『The Kids Are Alright』(1979年)ではカットされていた曲およびパフォーマンス等の完全版&ロング・ヴァージョンが見られるなど、1965〜69年のテレビ関係の映像を網羅しているほか、1967年のモンタレー・ポップ・フェスティヴァルと、その時の未発表映像「Pictures of Lily」なども収録している。

2006年02月28日(火)



 トップページに掲載した作品 Vol. 15

津軽方言詩人・高木恭造(1903-87)の1981年12月15日、青森市民文化ホールにおける朗読・講演ライヴ・アルバム『わが青春のまるめろ − 高木恭造の世界』(ギター伴奏: 三上 寛, 1982年オリジナル発表, 12/20 BRIDGE INC.から発売, 『続・音楽の基礎研究』シリーズ第6弾)
英国トラッド・フォーク最高峰の歌声が聴けるジーニー・ロバートソン(1908-75)の『スコティッシュ・バラッドの真髄 / Jeannie Robertson - The Great Scots Traditional Ballad Singer』(11/20ライス・レコードから発売の直輸入国内盤, 1994年, オリジナルは1959年に10インチLPで発売)
コノノ・ナンバー1を始めとするコンゴの電化親指ピアノ等による人力テクノ・アフロ・グルーヴを集めたコンピレーション盤 『コンゴトロニクス2 − BUZZ'N'RUMBLE FROM THE URB'N'JUNGLE』(1/15発売の直輸入国内盤, 1CD+1DVDの2枚組, CDの試聴, DVDの視聴
トーキング・ヘッズの1CD(12曲)+1DVD『Remain In Light』(1/14?発売のリマスターEU盤CDDA, DVDは「Plays on all DVD players」, 試聴

ポール・バックマスターの実質的リーダー作で、唯一のソロ・アルバムとも言えるThe Chitinous Ensemble名義の『Chitinous』(2005年5月30日発売のUK盤, 1971年発表, 試聴
ソフト・マシーンの1968年発表の1stアルバム『The Soft Machine』(1/18発売の日本盤, アナログ盤初回プレスのオリジナル・ギア・カヴァーを世界初再現した紙ジャケット, 初回5,000枚限定生産, 2005年24ビット・リマスターCD, 歌詞・対訳付き, 1st&2ndの試聴
ケヴィン・エアーズ、ジョン・ケイル、イーノ、ニコのライヴ盤『June 1, 1974 - 悪魔の申し子たち〜その歴史的集会より』(1/18発売の日本盤, 初回5,000枚限定生産, 2005年24ビット・リマスターCD, 歌詞・対訳付き, 試聴
デトロイトのサブマージ軍団・LOS HERMANOS / ELECTROFUNK / GALAXY 2 GALAXY の恵比寿リキッドルームでのライヴを収録した『SUBMERGE LIVE IN JAPAN − METAMORPHOSE presents SUBMERGE tour 2005.02.13 at LIQUIDROOM』(2/3発売の日本盤, 試聴

Prefuse 73の新作&ミニ・アルバム『Security Screenings』(2/4発売の日本盤, 約45分, ボーナス・トラック1曲追加, 試聴
アコースティック・ジャズ・ユニット、アトミックの日本先行発売となる注目の新譜『Happy New Ears!』(2/8発売の日本盤, アトミック来日公演:2/11&12 新宿ピットイン
アルジェリアの大衆歌謡 = ライの女王、シェイハ・リミッティ『N'ta Goudami』(2005年12月12日発売のフランス盤, 試聴
“南仏マルセイユの労働者階級の星”、デュパンの3rdアルバム『Les Vivants』(2005年11月25日発売のフランス盤, 試聴, 国内盤がビデオアーツから発売予定)
ロバート・フリップのサウンドスケープによるライヴ盤『Love Cannot Bear - Soundscapes - Live In The USA』(2/22発売の日本盤, 試聴, 動画Windows Vistaにロバート・フリップのサウンド採用か?

2006年02月23日(木)
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