doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 “最後の瞽女(ごぜ)” 小林ハルさん

マキシマム・ジョイの編集盤『Unlimited(1979-1983)』(10/31発売のドイツ盤)は、全曲に針ノイズが入っている。アナログ盤からのコピーと思われるが、音質は悪くない。
・元ポップ・グループ マキシマム・ジョイのシングル集が発売(『CD Journal.com』10/24付)

1ヶ月近く前に知ったが、Prefuse73関係の映像がここで視聴できる。
Prefuse73ことスコット・ヘレンの新プロジェクト、Piano Overlordのアルバム『The Singles Collection』の国内盤を、発売日の本日(12/1)買うつもりでいたが、12/10に発売延期となった。来年2月には、Prefuse73名義での新作アルバム『Security Screen ings』の発表も控えているらしい(『Hotwire』12/1付より)。

マイルス・デイヴィスの6枚組ボックス・セット『ザ・セラー・ドア・セッションズ1970』(日本盤)は、ソニーのオフィシャル・サイトによると、12/28発売予定
一方、US盤は『HMV Japan』によると、12/27発売予定らしい。『Amazon.co.jp』は、現時点では取り扱いなし(→[追記] 12/7時点、US盤が税込み15,020円で予約受付け中→[12/19追記]税込み8,880円。即注文した)。
『Amazon.co.jp』でも以前は予約を受け付けており、私が注文した時は1万円。だが、「発売中止」との理由で、10/3に注文がキャンセルされてしまった。
どこで何盤を買うか、今のところは決めかねている。

THIS HEATの1stアルバム『ディス・ヒート』も、どこで買うか迷っている(→[12/19追記]ロクス・ソルスでは12/14から予約受付開始&12月下旬先行発送とのこと。先日、ロクス・ソルスのHPで国内盤を予約した)。
ディス・ヒート THIS HEAT のファースト・アルバム『ディス・ヒート』発売決定!詳細告知。05.11.24(『Locus Solus official site』)
一日でも早く1stアルバムを聴くには、ReR海外盤ボックス・セットを予約するのがベストのようだが、やはり歌詞の対訳と、レコード・デビュー直前のロング・インタビューの日本語対訳は読みたい。
ディスクユニオンでは、11/30からTHIS HEATの1stアルバムの予約受付が始まった模様。

コンゴの“人力轟音電気ミニマル・アフロ・グルーヴ”、コノノ・ナンバー1の来日公演は、2006年8月、会場は日比谷野音に決定したらしい(「FBDJ's monologue」2005年11月27日付より)。

ジミ・ヘンドリックスの2枚組DVDスペシャル・エディション『A Film About Jimi Hendrix』(11/25発売の日本盤)のボーナス・ディスクに収録されている「Stone Free」は、1970年7月4日のアトランタ・ポップ・フェスティヴァルにおける演奏で、次曲の「Machine Gun」は、1970年1月1日にニューヨークのフィルモア・イーストで行われた公演の1stショウでのパフォーマンスである。どちらのパフォーマンスも過去の映像作品で見ることができたので、「超レア・パフォーマンス」とは言えない。
ジミ・ヘンドリックスのドキュメンタリー映画『A Film About Jimi Hendrix』の日本初公開は、2000年9月、東京・渋谷シネパレスで行われた。当時どこかで読み、記憶しているが、『A Film About Jimi Hendrix』に出演のリトル・リチャードがスクリーンに登場する度、客席から笑いが起きたという。“気がふれたプリンス”といった見た目のリトル・リチャードは、確かに“笑撃的”ではある。

11月下旬、キング・クリムゾン関係の公式サイト『DGM Live』が開設された。
ダウンロード販売の目玉は、キング・クリムゾンの1974年6月28日、ニュージャージー州アズベリー・パーク公演におけるライヴ音源だろう。なかでも特に注目されるのが、「Asbury Park」と「Easy Money」のカットなしの完全版が聴けること。
このアズベリー・パーク公演を中心に収録している、1975年発表のクリムゾンのライヴ盤『USA』収録の両曲(アズベリー・パーク公演)に比べ、ダウンロード販売の「Asbury Park」は5分弱、「Easy Money」は4分半くらいも演奏時間が長いらしい。
「Asbury Park」は、この時期のクリムゾンの即興演奏曲のなかでも屈指の出来の良さだし、「Easy Money」は、ロバート・フリップのギター・ソロが佳境に入った辺りでフェードアウトしていた。
一刻も早くアズベリー・パーク公演完全版の音源を聴きたいのだが、FLACでダウンロードするのが初めての私は、昨日(11/30)アズベリー・パーク公演の音源をようやく購入し、何とか落としたところ。現時点では未聴である。同じアズベリー・パーク公演での「21st Century Schizoid Man」(『Schizoid Man』5曲め収録)を聴くなどして気を紛らわしているが、数日中には聴きたい。

4/25に逝去された盲目の女旅芸人・瞽女(ごぜ)の小林ハルさん(1900-2005)の追悼展が、11/23〜26に新潟県三条市で開催された。
23日、三条市名誉市民小林ハルさん追悼展が開幕、最後の越後瞽女の偉業をしのぶ(2005.11.23)(『kenoh.com 新潟・県央情報交差点』)

会場では、ビデオ『よみがえれ瞽女唄 最後の瞽女 小林ハルさんの一生』も上映されたという。
小林ハルさんの瞽女唄および小林ハルさんの人生、生き様は、後世に永遠と伝えるべきだと思うし、映像作品も未見ながら同じことが言えるだろう。個人的には、CDやDVDといった媒体での小林ハルさんの作品の発売に期待しているのだが、需要と採算を考えると、資金面での公的な援助がないと難しいかもしれない。

以前紹介しているが、小林ハルさんに関するNHKラジオ第2の番組「最後のごぜ 小林ハルさんを偲ぶ」(約30分)が、8月からネットで公開されている(期間限定)。このラジオ番組のナレーション等を務め、小林ハルさんを長年取材し、CD『最後の瞽女 小林ハル 96歳の絶唱』も制作した川野楠己氏の単行本『最後の瞽女 小林ハル 光を求めた105歳』(小林ハル 語り, 川野楠己 構成, NHK出版)が、12/24に出版予定らしい。

三条市フォトギャラリー(「三条市名誉市民 故小林ハルさん追悼展」他)
“最後の瞽女(ごぜ)” 小林ハルさん死去(『doo-bop days』2005年04月25日)

2005年12月01日(木)



 「ピグミーの森の音楽」 & 帯広カムイトウウポポ保存会

ノルウェーの完全即興演奏グループ、スーパーサイレントのDVD『7』が、日本盤としても発売される(ボンバ・レコードかららしい。海外盤はPAL方式)。
『www.grinningtroll.com』11/17付「diary」によると、現時点では、12/21発売予定とのこと。
一方、デヴィッド・ボウイの『Yong Americans - 30th Anniversary Edition』(1CD+1DVD)は、『bowieNet』の「11.16.2005 NEWS」によると、2006年3月発売予定。

『Radio SOTOKOTO』の「ピグミーの森の音楽 〜 人と自然が織りなす悠久のポリフォニー」(2005年11月)で、文化人類学者の分藤大翼氏が現地録音したピグミーの音楽を試聴できる。
分藤氏は雑誌『ソトコト』12月号(11/5発売)に、「ピグミーの森の音楽」という論文も寄稿しているらしい。近日中に『ソトコト』を買おうと思っている。
なお、分藤大翼氏が研究者として名を連ねる『Cameroon Field Station』の「写真館(動画あり!)」において、ピグミーの歌と踊りなどの動画が視聴できる。

男7人と女7人の2つのグループが、歌詞も旋律も違う別々の歌を同時に歌う「御祝(ごいわい)」。岩手県遠野市の氷口(すがぐち)集落において、江戸時代の末に成立した非常に珍しい形態の音楽で、「御祝」は嫁入りや新築祝いなどの祝いの席で披露されるという。
11/13(日)AM5:30からテレビ朝日の番組『生きる×2』で、「御祝」をたまたま見た。
『第21回〈東京の夏〉音楽祭2005 宇宙・音楽・心』の一つである7/20(水)の「御祝(ごいわい)」紀尾井ホール公演を観に行こうかと考えていただけに、早起きして得した。
公演の最後は、手拍子をしながら男女2つのグループが同じ歌を一緒に歌い、「しめ」としていた。ちなみに、画面に映し出された観客席は、年配の人ばかり。私の世代以下の観客は1人もいないようだった。

安東ウメ子さん(1932−2004)の49歳頃の映像を見た。
帯広カムイトウウポポ保存会の一員として輪になり、手拍子をしながら、ウポポ(アイヌ語で歌)とリムセ(踊り)を披露するウメ子さん。自宅の居間では、テーブルにムックリ(アイヌ民族の口琴)をいくつか並べ、半袖姿でムックリを奏でる。
「シントコ サンケ」〜「ヘルトゥン ルトゥン」(酒造りの歌)では、保存会の女性たちによるウポポと手拍子に合わせて、実際に白い酒をかき混ぜながら踊るウメ子さんたちの様子も収められている。
あどけなさが残る若い女性はもちろん、当時のウメ子さんより年齢が二回りくらい上のフチ(アイヌの女性の古老)も、5〜6人はいるだろうか。保存会の現会長の酒井奈々子さんらしき方も映っている。錚々たる顔ぶれが揃った映像に違いない。この映像の約3年後の1984年、帯広カムイトウウポポ保存会は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

11月某日、東京・八重洲のアイヌ文化交流センターで、『十勝川 アイヌのうたと踊り』(約50分, 昭和56年制作, 萱野 茂 他監修)を視聴する(もしかしたら、タイトルが少し違うかも)。
『アイヌ文化伝承記録映画 ビデオ大全集』(全23巻?)の一巻で、北海道・十勝地方の帯広カムイトウウポポ保存会による、約24年前に撮影されたアイヌ民族のウポポや古式舞踊などを中心に収録。ウメ子さんの夫である故・安東軍次郎さんと加藤ナミエさん(?)の語り・解説も挿入されている。

安東ウメ子さんのアルバム『イフンケ』や『ウポポ サンケ』で、何回も繰り返し聴いたウポポでありながら、保存会による同じウポポは、テンポやメロディー・ラインなどが違うためか、聴いても暫くしないとそれとはわからないものが多い。北海道幕別町教育委員会が制作したウメ子さんのCD『シリピリカ』とも、もちろん異なる。ビデオを見たことにより、ウメ子さんのウポポは三者三様であると確認できたうえ、ウメ子さんとトンコリ奏者のOKIのコラボレーションとも言える『イフンケ』と『ウポポ サンケ』が、いかにアイヌ音楽の異端であるかも再認識させられた。

なお、このページにある画像が、アイヌ文化交流センターの閲覧室で、ビデオの視聴はその画像に写っているテレビで見る。視聴に際し、書類への記入などの手続きはない。視聴は、見たいビデオのケースを持って、係りに申し出ればよい。
私が行った時は、すぐそばにある大きな机で書籍を読むなどしている人たちがいたため、係りの方に言われた通り、音量を小さくして視聴した。だが、周りの人たちに気を使いすぎ、音量をかなり絞ったので、語り・解説は半分も聞き取れず、残念だった。今度見る時は、ヘッドホンを持参しようと思っている。
ビデオの一般への貸し出しは、行っていない模様。CDは置いてなかった。

ちなみに、ビデオで見ることができた帯広カムイトウウポポ保存会によるウポポは、「ロク ウポポ」「ペカンベ ウク」「イフンケ」「フタレ チュイ」「サロルン リムセ」「ヘルトゥン ルトゥン」「チョーラックン」「クー リムセ」「エリ リムセ」「ヘレカン ホー」「サルキウシナイ コタン」「ウタリ オブンパレワ」「エムシ リムセ」など(表記は『イフンケ』&『ウポポ サンケ』記載より)。
帰り際、北海道で開催中の企画展『西平ウメとトンコリ』のチラシをもらっておいた。

九州に響いたウポポ 帯広保存会の熊本公演=1=(『勝毎ジャーナル』2004年9月7日より[1〜5])

2005年11月19日(土)



 トップページに掲載した作品 Vol. 13

ピート・タウンゼントの2枚組CD『アンソロジー』 (10/5発売の日本盤, 英文ライナーの対訳付き)
フランク・ザッパの1977年のニューヨーク公演などを収録したアブノーマル作品『Baby Snakes』(10/5発売 の日本盤DVD, ビデオアーツ, 約165分, 日本語字幕付き)
ジョン・ゾーン生誕50周年記念シリーズ第12弾、ペインキラーの2003年9月6日ニューヨークのクラブ「TONIC」でのライヴを収録した『PAIN KILLER - JOHN ZORN 50TH BIRTHDAY CELEBRATION VOL.12』(9/20発売のUS盤, 2006年1月21日の新宿ピットイン40周年記念ジャズ・フェスティヴァルにペインキラー出演予定, 試聴
レオン・ラッセルの『A Song For You』 (10/5発売の日本盤, 11月に来日公演予定
セネガルの歌手チョーン・セックの『Orientation』(10月初旬?日本入荷のドイツ盤, Stern's Africa, STCD 1100, 別レーベルでは似たタイトル&ジャケット『Orientissime』として発売, 試聴)
サリフ・ケイタの3年ぶりの新作『M'BEMBA』 (10/19発売の日本盤, 歌詞・対訳なし, 試聴

ザ・バンドの5CD+1DVD『A Musical History』(10/19発売の日本盤, EU盤CDDAの直輸入国内盤仕様, 初回完全限定盤, 歌詞&ライナーの対訳付き, NTSC, 試聴
箏(こと)奏者・八木美知依『Seventeen』(10/8発売,「通常の十三絃箏の低音の不足を補う為に考案された十七絃箏」による全曲オリジナル)
ジョン・ケイルの新作『Black Acetate』(10/3発売のEU盤, 0946 334378 2 1, 試聴
ルー・リードのDVD『スパニッシュ・フライ 〜 ライヴ・イン・スペイン』(10/26発売の日本盤, 2004年8月7日のBenicassim Festivalでのパフォーマンスを約74分収録, 計2曲・約8分の視聴
ニール・ヤングの『Prairie Wind』(10/26発売の日本盤, 歌詞の対訳付き, 「アルバムのレコーディング・セッション時の模様の映像など」を収録したDVD付き, 日本語字幕なし, 全曲試聴
弘田三枝子の新作『Mico Today』(10/25発売, 2CD, オフィシャルHP

ジョージ・ハリスン&フレンズのDVD『コンサート・フォー・バングラデシュ』(11/2発売の日本盤, 2枚組DVD, 176分, 『CD Journal』, 視聴
Mark Dresserの『Unveil』(10/7発売のEU盤, 試聴
David Sylvian, Steve Jansen, Burnt Friedman によるユニット、Nine Horsesの『Snow Borne Sorrow』(10/24発売のUK盤, 『CD Journal.com』, 試聴
リチャード・ボナの『Tiki』(11/11発売のEU盤, 日本盤は11/16発売予定, 試聴
アルジェリアのシンガー・ソングライター、スアド・マシの『メスク・エリル』(11/6発売の直輸入国内盤, 試聴
インドネシアを代表する歌手、エルフィ・スカエシのベスト編集盤『ザ・ダンドゥット・クイーン』(8/14発売の直輸入盤, ライス・レコード, 最新リマスター, 試聴

2005年11月18日(金)
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