doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 Liaisons DangereusesのChrislo Haas死去

DAF、リエゾン・ダンジュルーズなどで知られるクリスロー・ハースが、10/24にドイツのベルリンで亡くなった。享年48。死因は、アルコールによるものと噂されているらしい。

右のCDのジャケット画像は、ジャーマン・ニュー・ウェイヴ(ノイエ・ドイチェ・ヴェレ)のリエゾン・ダンジュルーズの大傑作『Liaisons Dangereuses』(1981年)。斬新な作風とサウンドは、後のテクノ系ミュージシャンなどに多大な影響を与えた。

ご冥福をお祈りします。

DAFの初期メンバーChrislo Haas、死去(『CD Journal.com』11/2付)

2004年11月02日(火)



 OKI / DUB AINU


今年1/31に東京・浅草で行われた安東ウメ子さんのライヴにおいて、ウメ子さんとOKIは、このような内容の話をしたと記憶している。
「先生が、ここを取る、あっちも取る、こっちもって言うから、『先生、そのままにしておいて下さい。私はごはんがおいしく食べられればそれでいいんですから』って言ったの。病名はね、ナントカカントカ・ナンダラカンダラっていうんだけど、私には難しくて長い病名だから、未だに覚えられない(笑)。去年手術して、2月から5月まで入院したけど、今でも闘病中なの」
「『ウメ子さん、(体のことを考えると)ライヴ活動は出来なくなっちゃったね。これからどうしよう。家の近くで出来るということで、アルバムを作ろうか』。そんなわけで、去年8月にウメ子さんの『ウポポ サンケ』を録音することになったんだけど、本当は、去年はオレ(OKI)のアルバムを作る予定だったんだ」

トンコリ(樺太アイヌに伝わる弦楽器)奏者で、アイヌ文化伝承者の故・安東ウメ子さんのプロデューサーとしても知られるOKIの約2年ぶりの作品となった『Dub Ainu』は、OKIと安東ウメ子さんの過去の音源をダブ・リミックスしたCDである。
収録されているのは全6曲で、OKIの『No One's Land』(2002年)から3曲、ウメ子さんの『ウポポ サンケ』(2003年)と『イフンケ』(2001年)から「イウタ ウポポ」と「フタレ チュイ」、OKIの未発表曲が1曲。全収録時間が約25分であることから、ミニ・アルバム的な作品といえよう。
ウメ子さんのウポポ(アイヌ語で歌)は、大胆にもそのほとんどがカット。打楽器などのリズムを強調したトラックが多く、ベースとごく一部ではキーボードも追加しており、OKIの次回作への布石となりそうな内容となっている。

なお、『DUB AINU』の全国発売は10/17だが、今年8月に北海道で行われたOKIの「ハナシガイツアーPART 2」以降は、OKIのライヴがあった会場で先行発売されている模様だ。

チカルスタジオ
Beats21 Archive - 注目のアイヌ・ミュージシャン、オキ

2004年10月29日(金)



 海童道 〈法竹〉 海童道宗祖


禅の普化宗管長を経て、海童道(わたづみどう)を興した海童道宗祖(海童道祖、1911-1992)。
1986年のカンヌ映画祭で史上初の4賞に輝いた、アンドレイ・タルコフスキーの遺作『サクリファイス』で使用された尺八に似た響きの音楽は、海童道宗祖の音源である。

海童道は、吐く(呼吸)、つかむ(指の動作)、のばす(身体の屈伸)という海童道宗祖が編み出した三つの哲理=「自然法」を実践するために、道具として、山で拾った等の自然の竹を適当に切って穴を開けた法竹(ほっちく)と呼ばれる一管の竹を使用する。
尺八のように楽器としての加工はしていないので、法竹は楽器ではないという。法竹を吹くことも吹奏といわず、吹定(すいじょう)というらしい。
「自然法」の実践として法竹を吹定した結果、発せられたものが、いわゆる音楽と一般的に呼ばれているものになるのだろう。本CDに収録されているのは、霊性(こころ)の作用を旨とした「薩慈」、歓喜と恩愛を表現した「巣鶴」、静観の境地の「山谷」、みそぎの境地「霊法」など全15曲。海童道宗祖による、その厳かで深遠かつ霊妙な響きは、聴き手をも精神の高みへと誘うかのようである。

本CD(UDC-499)は、1968年発売のLP『海童道〈法竹〉海童道宗祖』に1961年録音の2曲を追加して2000年にCD化されたが、すぐに廃盤となった。
2003年、『海童道〈法竹〉海童道宗祖』は、海童道宗祖の『神秘の竹の音』とともに1,000枚限定のCDとして再発されたが、『(株)目白』「海童道」のページでは両作品ともすでに売り切れ。『邦楽ジャーナル』のネット通販では、CD『海童道〈法竹〉海童道宗祖』がリストにあることから、現時点では僅かながらも取り扱っている模様。
ちなみに、今年9月にディスクユニオン新宿本館に行った時、ノイズ/アヴァンギャルドのフロアーにおいて、デッドストックとして超限定入荷したCD『海童道〈法竹〉海童道宗祖』(多分2000年発売版)が、ジョン・ゾーンのTZADIKレーベルのCDが置いてあるすぐそばに陳列されていた。

11/3追記: 『ZeAmi』のトップページ等によると、海童道宗祖の『神秘の竹の音』が同店に再入荷とのこと。一方、ディスクユニオンのHPの「NOISE/AVANT GARDE」によると、「禅トリップ伝説の名作、待望の再プレス決定!」「海童道宗祖 WATAZUMIDO / 神秘の竹の音〜前衛と古典〜」「11月2日入荷決定!!」らしい。

「尺八を越えて」海童道宗祖 (『尺八吹奏研究会』
Biography: Watazumi Doso Roshi

2004年10月28日(木)
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