doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 Robert Quine 死去

ニューヨーク・パンク・シーンの代表的ギタリストで、リチャード・ヘル&ザ・ヴォイドイズやルー・リードのバンドにも在籍したロバート・クワインが、6/5に亡くなった。どうやらヘロインのオーバードーズによる自殺の可能性が高いらしい。私の好きなロック・ギタリストの一人であっただけに、残念でならない。

ルー・リードのソロ・キャリアにおけるターニング・ポイントとなった傑作アルバム『The Blue Mask』や、同じくルーの代表的ライヴ盤『Live In Italy』は、ロバート・クワインの参加なくして成り立たなかったはずだし、2001年に発売されたヴェルヴェット・アンダーグラウンドの3枚組発掘ライヴCD『Bootleg Series Volume 1: The Quine Tapes』への超貴重な秘蔵音源の提供も感謝して止まない。

ご冥福をお祈りします。

Robert Quine 1942-2004
ロバート・クイン、逝去(『CD Journal.com』6/8付)

2004年06月08日(火)



 「海外盤CD輸入禁止に反対する」(3)

海外盤CDの輸入禁止となりうる「著作権法の一部を改正する法律」が、6/2の文部科学委員会において全会一致で原案可決、6/3の衆議院本会議で可決・成立した。

音楽CD再販制度の撤廃、CCCD(コピーコントロールCD)問題同様、何かしらのコメントを書き込む気さえなくなってしまった。

海外盤CD輸入禁止に反対する


2004年06月03日(木)



 『スピリッツ・フロム・アイヌ』 featuring 安東ウメ子

ここ5ヶ月の間、アイヌ文化伝承者の安東ウメ子のCDをほとんど毎日聴いている。2003年12月発売の最新作『ウポポ サンケ』か前作『イフンケ』(2001年)を聴いているのだが、こんなに長く一人の音楽家のアルバムを聴き続けたことは、近年では皆無である。
今年に入ってからの私にとって、最も大きな存在として心の中を占めているのは、現役の音楽家のなかでは安東ウメ子であるのは間違いない。

アイヌ音楽のDTM素材集(サンプリングCD-ROM)の『Spirits From Ainu』(ライセンス・フリー)が3/30に発売された。
ウポポ(アイヌ語で歌の意)とムックリ(アイヌ民族の口琴)の第一人者である安東ウメ子を大きくフィーチャーした本作には、樺太アイヌに伝わる弦楽器のトンコリ(演奏者はOKIではない)、ムックリ、ウポポを中心に全部で646ファイル収録されており、内訳は「ACID/WAV:325files」、「REX2:318files」、「KONTAKT:3programs」となっている。



3月中旬にネットで『Spirits From Ainu』を予約し、私の自宅には4/3に届いた。ムックリとトンコリのファイルはサンプリングCD-ROMという作品の性格から数秒間しか聴けないこともあって、安東ウメ子の歌と手拍子のみによる「VOICES」を、おもに繰り返し聴いている。
「VOICES」に収録の曲と時間は下記の通り。いずれも2004年1月に録音したらしい。
1. アトゥイ ソー カタ(1分54秒)、2. アルオー(0分25秒)、3. イフンケ(2分28秒)、4. サラバ(0分08秒)、5. ヘルトゥン ルトゥン(TONOTO AKAR)(1分42秒)、6. ペカンベ ウク(2分04秒)、7. ヤイサマ(2分04秒)

『ウポポ サンケ』や『イフンケ』とは一味違った趣のある安東ウメ子の歌声は、祈りとか信仰をより感じさせる内省的なもので、アルバムのものよりもディープな印象を受ける。『Spirits From Ainu』の発売を機に、安東ウメ子にさらなる注目が集まるよう願っている。

関連記事: 『十勝メール.com[幕別めーる]』(2004年1月12日付)
→[追記]『スピリッツ・フロム・アイヌ』 収録のウポポの試聴&ダウンロード購入(『DISCOVERY DOWNLOADER』「2006年3月31日(金)〜 アイヌ伝統の音源が初登場!」
→[追記]『スピリッツ・フロム・アイヌ』 収録のムックリの試聴&ダウンロード購入(『DISCOVERY DOWNLOADER』「2006年4月8日(土)〜 アイヌの伝統弦楽器『ムックリ』がダウンローダーに初登場!」

2004年06月01日(火)
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